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みんなのキニナル

    短い工事区間なのになかなか開通しない道路がキニナリます。戸塚、大坂下先の新道下トンネルが開通しました。瀬谷、一里山は年度末開通だそうです。泉、岡津町と泉警察署前について開通目途の取材をお願いします。

    onlyさん

    やたらと長く感じる、市営地下鉄の三ツ沢上町~片倉町間。そろそろ中間かと思われる頃、暗闇のトンネル内に直角に近い通路が一瞬見えます。非常口かと思いきや、ちょうど地上の中間地点には消防署が…。もしかしてレ...

    象の鼻さん

    生活道路の交通安全対策の種類、皆さんはどれくらい知っていますか?我々市民がどれだけ認知しているか等を調査して、その結果を行政や警察に示し、今後の市・県の対策強化を訴えてほしいです。ハンプの騒音・振動へ...

    ウルバヌスさん

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横浜のココがキニナル!

グリーンライン延伸計画の進捗は?いつ延伸する?どこに新駅ができる(monataiさん/川崎・蟹ヶ谷っ子さん/yokohamatsuさん/そうてつボーイさん/さきやまださん/海の狸さん/エクジィさん他)

はまれぽ調査結果

「グリーンライン」延伸は「横浜環状鉄道」の未開通区間開業と同義。計画は50年以上にわたって生きているが、実現はほかの路線計画の実現後になる

ライター:岡田 幸子 (2017年06月25日)

「グリーンライン」計画の歴史を探れ!

グリーンライン計画の歴史については、六渡課長補佐兼担当係長から話を伺った。

六渡課長補佐兼担当係長は「横浜市の構想路線計画には、もともと国としての東京圏を含めた鉄道構想路線計画が上位計画としてあり、国への答申を基に計画して整備しています」と前置きし、「『グリーンライン』の考え方をまとめたものは、1966(昭和41)年7月に運輸大臣に都市交通審議会が答申したものがおそらく最初になります」という。

旧運輸省「都市交通審議会答申第9号『横浜及びその周辺における旅客輸送力の整備増強に関する基本計画について』」がそれだ。

 

運輸省がまだあった時代の答申です
 

ここでは、目標年次を1985(昭和60)年とした4路線の計画があった。

(1)藤沢市六会(むつあい)付近から戸塚、上大岡を経て関内に至る1号線
(2)屏風ヶ浦から八幡橋、藤棚、横浜駅を経て神奈川新町に至る2号線
(3)本牧から関内、桜木町、横浜駅、新横浜駅を経て勝田に至る3号線
(4)鶴見から末吉橋、勝田を経て元石川付近に至る4号線

 

答申で示された4路線はこんな感じ
 

現在の姿とは若干異なっているが、1号線、3号線案が現在の市営地下鉄「ブルーライン」、4号線案が「横浜環状鉄道」(一部が現在の市営地下鉄「グリーンライン」)の原型ともいえる。

 

計画中も含めた現在の路線状況
 

ちなみに、横浜市交通局編集・製作の『横浜市高速鉄道建設史Ⅲ(以下、建設史Ⅲ)』をひもとくと、実はこの答申以前の戦後から、市営高速鉄道のアイデアは存在していたようだ。

1957(昭和32)年策定の「横浜国際港都建設総合基幹計画」には、市営無軌条電車(トロリーバス)の新設と並んで、鶴見区、神奈川区の工業地帯から西区、中区を中心とした地区、あるいは周辺市街地と郊外を結ぶ鉄道の新線計画が盛り込まれていた。

 

『建設史Ⅲ』は帯出禁止ですが中央図書館などで閲覧できます。面白いのでぜひ!
 

この新線は、国鉄(当時)の鶴見駅を起点とし、「中山~二俣川~上大岡~弘明寺~吉野町~南仲通~桜木町~平沼」と経由して横浜駅に至る延長41.37kmの循環線で、「鶴見~上大岡」は地上を、「上大岡~横浜」の市街地は地下を走る計画だったという。

しかし、当時の横浜市は、終戦に伴う大規模な接収などにより、経済活動が大幅に停滞し、財政的に余裕がなくなってしまった。そのため、残念ながらこの計画が具体化されることはなかったようだ。

 

戦後の段階で実現していたら・・・と想像するのも楽しい(『建設史Ⅲ』より)
 

さて「グリーンライン」の歴史に戻ろう。

現在の「ブルーライン」である横浜市高速鉄道1号線、同3号線は1972(昭和47)年に開通し、1985(昭和60)年には「新横浜~舞岡」間で運行していた。しかし、「グリーンライン」に関しては1985(昭和60)年を目標としていたが、この年までの開通はかなわなかった。

そこで、1985(昭和60)年の旧運輸省「運輸政策審議会答申第7号『東京圏における高速鉄道を中心とする交通網の整備に関する基本計画について』」では、目標年次を2000(平成12)年と再設定。

新たに「鶴見~日吉」を結ぶ新しい交通機関「新交通システム」と、「日吉~高田町~港北ニュータウン」を結ぶ「横浜4号線」、「港北ニュータウン~あざみ野」を結ぶ「横浜3号線」と「横浜環状鉄道」の計画が改めて示された。

この時点では市北部を走る「横浜4号線」と市南部をカバーする「横浜環状鉄道」のアイデアは別物だったようだ。

 

よく見ると、「環状」といえども下半分だけ
 

しかし、2000(平成12)年の旧運輸省「運輸政策審議会答申第18号『東京圏における高速鉄道に関する基本計画について』」では、この2路線を合体させた計画として「横浜環状鉄道(仮称)」案が示された。

ここでは、以下の3路線が目標年次を2015(平成27)年として答申された。

(1)すでにあざみ野まで開通していた「ブルーライン」をすすき野付近、あるいは新百合ヶ丘まで延伸すること
(2)「元町~根岸~上大岡~東戸塚~二俣川~中山~日吉~鶴見」を結ぶ「横浜環状鉄道(仮称)」の新設
(3)「二俣川~新横浜~大倉山」を結び、相鉄線と東急東横線の相互直通運転を行う「神奈川東部方面線」の新設

 

環状線案が「環」に近くなった!
 

この答申では、路線計画にそれぞれ「目標年次までに開業が適当:A1(上図赤太線)」、「同着手が適当:A2(上図橙太線)」、「同整備を検討:B(上図緑点線)」と、優先度を示すランク付けがなされていた。

(1)のブルーラインの延伸や(3)の神奈川東部方面線が「A1」と優先度の高いランクを付与されていたのに対し、(2)のグリーンライン延伸となる横浜環状鉄道は「A2」。ランクの高い路線から先行して具体的な検討がなされてきたため、ランクが低く、事業規模も大きいために長期的に取り組む必要がある路線の「横浜環状鉄道(グリーンライン延伸)」は後回しとなったのだ。

 

グリーンラインの延伸には時間がかかる
 

さて、鉄道担当大臣への答申で最新のものが2016(平成28)年、国土交通省「交通政策審議会答申第198号『東京圏における今後の都市鉄道のあり方について』」である。前回の「運輸政策審議会答申第18号」から16年間で神奈川東部方面線の整備は進み、横浜環状鉄道の一部(中山~日吉間)も「横浜市高速鉄道4号線・グリーンライン」として開業した。

 

いよいよグリーンライン開業、その後の方針とは?
 

そこで、2030年を目標年次とするこの答申では、以下の路線計画がまとめられている。

(1)「東海道貨物支線」貨客併用化(品川・東京テレポート~浜川崎~桜木町)および「川崎アプローチ線」の新設(浜川崎~川崎新町~川崎)
(2)ブルーラインの延伸(あざみ野~新百合ヶ丘)
(3)横浜環状鉄道の新設(グリーンラインの延伸/日吉~鶴見、中山~二俣川~東戸塚~上大岡~根岸~元町・中華街)

 

冒頭でもご紹介したこれらの路線計画です
 

1966(昭和41)年の最初の答申から実に50年以上! なんと長らく温められていたことだろう。

 

この件に関わる答申などをまとめるとこうなる※クリックして拡大
 

徐々に細部を変更されながら、ここまで引き継がれてきた計画の変遷がとても興味深い。幾度も目標年次を再設定されながら、それでもこの計画がここまで生き続けてきたのは、この路線が横浜市の発展に必要なものであるという信念からなのだろう。


「グリーンライン延伸」についての課題はなに? キニナル続きは次のページ≫
 

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