リーディング・プロジェクト『西口駅ビル計画』

横浜駅に関して大きく変わったことを最初に実感できそうなのが、「JR東日本」と「東急電鉄」が8年後の2019年度完成予定と発表した「横浜駅西口駅ビル計画」。
　

夜景も楽しみのひとつ

2011年3月に閉館したCIALと横浜エクセルホテル東急の建物を撤去し、その跡地を中心に、ホームの上にもビルを張り出して西口と東口を地上のデッキでつなぐ。

高さ195m、地上33階、地下4階、延床面積約184,000㎡という超高層複合ビルだ。
　

CIALの跡地が横浜西口駅ビル計画の中心となる

8年もの工事期間がかかるのは、終電と始発の間である夜中の2時～4時の間にしか行えない工事が多いため。

『西口駅ビル計画』では、「駅前棟」「線路上空棟」、そこに遊歩道でつなげた「鶴屋町駐車場棟」が北の少し離れた場所に建設される。

「駅前棟」は、地下2階から9階までが商業施設、10階に文化交流施設が入り、13階以上はオフィス。
「線路上空棟」は3階から8階までが商業施設でその下にホームとなる。
　

　

http://www.city.yokohama.lg.jp/toshi/tosai/pressrelease/h22/pdf/100826.pdf
改札もホームより高い場所に新設され、「線路上空棟」につながる予定

いったん地上に出ないといけなかったザ・ダイヤモンド地下街も、中央通路からそのまま入れるようになるとのこと。
　

　

登って降りるという無駄な動線もなくなってスッキリするらしい

8年後にこの横浜駅西口駅ビルができあがったら、横浜駅のイメージや人の流れが大きく変わるだろう。

このほかに、横浜中央郵便局を中心に超高層ビルを建てる『ステーションオアシス』も検討がはじまっているなど、今後もまだまだ新しい工事がスタートしそうな気配。
　

ステーションオアシスの中心になる横浜中央郵便局

20年後の横浜駅周辺のイメージを横浜市が映像化した動画はあるが、個別のビルや施設の計画を約束、拘束するものではなく、「これが横浜駅の最終形態」というものはまだ誰にもわからないとのこと。

横浜駅の工事には、本当に終わりがなさそうだ。



取材を終えて

大きな駅がいつまでも現役の街として機能し続けるために工事は必要不可欠で、もしかしたら最終形態はありえないのかもしれない。

ただ、今まではひっきりなしに工事が行われていても、あまり街の顔が変わってこなかったというのが横浜駅を利用する際のストレスを倍加させていた気がする。

8年後に横浜駅西口駅ビルができて駅の使い勝手が劇的に変わったら、横浜駅周辺工事を気長に、そして楽しみな気持ちで待てそうな気がする。


―終わり―


都市整備局都市再生推進課　『エキサイトよこはま22』ページ
http://www.city.yokohama.lg.jp/toshi/tosai/daikaizou/

横浜駅周辺　将来イメージ動画
http://www.city.yokohama.lg.jp/toshi/tosai/daikaizou/kaigi/vr/

都市整備局都市再生推進課
ご意見・お問合せ
電話: 045-671-3679　FAX: 045-664-7694