本郷台にある「だいちゃん広場」の地下には何がある?
ココがキニナル!
本郷台の「だいちゃん公園」は普通の公園とはちょっと違うと思うのですが、詳しく調べて下さい!子どものころによく遊んでたんですが、いまいち謎が多い公園でしたので(モンピー55さん)
はまれぽ調査結果!
1984年12月の栄第一水再生センターの運転開始時から、施設の上部利用として作られた広場。同施設内に同じ目的でグラウンドも作られている
ライター:小方 サダオ
だいちゃん広場の下には何があるのか(つづき)
次に施設内を案内していただくことに・・・。
下水処理施設の模型
「最終沈澱池」(青矢印)の上にだいちゃん広場が位置する
だいちゃん広場(青矢印)とグラウンド(緑矢印)
まずは中央操作室。センター内の施設を集中管理している場所だという。
24時間体制で管理している
施設についてお二人に説明していただくと「下水はまずは『沈砂池・ポンプ設備』に送られ、大きなゴミや砂を取り除きます。次に、『最初沈澱池』に流され、細かい汚泥が沈み上水を反応タンクに流します」と小泉さん。
「最初沈澱池」
取り除かれた汚泥も、再利用するために臨海部にある汚泥資源化センターに送られるという
自然な水の流れを利用しているのでスロープになり、奥に行くほど低くなっている
「続いて『反応タンク』では、空気を送り込み撹拌(かくはん)させることで、有機物や窒素などの汚れを活性汚泥(微生物のかたまり)のエサにして取り除きます」
下水処理の中心を担う反応タンク
反応タンク内で活躍している微生物
蓋はされているものの鼻をつくような生物的な臭いがする
タンク内を撹拌する様子
「そして『最終沈澱池』ではさきほどの活性汚泥を沈め、その上水を流し、活性汚泥を反応タンクに返却をする作業などを行います。この上がだいちゃん広場になります」
「最終沈澱池」
活性汚泥を沈めるタンク
だいちゃん広場はこの上に位置する
「最後に『消毒施設』では、これまでの工程で再生された水を消毒してから海や川に流します」という。
消毒した後、近くを流れるいたち川に流す
消毒液を行き渡らせるために湾曲した長い水路に水を通すという
激しい水音が聞こえる
だいちゃん広場に聞こえていたのは、この水音のようだ