外食文化研究所のおせちは2012年も出るのか?
ココがキニナル!
今年の年始に世間を賑わせた外食文化研究所は、またおせちを出すのでしょうか?
はまれぽ調査結果!
その予定はありません。グルーポン・ジャパンでも、おせちの取り扱いはしないそうです
ライター:河野 哲弥
改めて今、両社に企業努力の有無を訪ねてみた
さて、今年も同じ季節がやってきた。
両社のこの一年の歩みに工夫・改善はあったのだろうか。そして来年もおせちを販売するのだろうか。
さっそく両社に取材を申し込むと、共にメールで質問を送ってほしいとのこと。
やがてグルーポン・ジャパンから、その日のうちに返信が来た。
返信されてきたメールの一部
これによれば、同社では、おせち自体の取り扱いをやめているようだ。
また、URLが記されている「グルーポン・プロミス」を見てみると、審査体制の強化や問題のあった場合のフォローなど、5項目の指針が記載されている。
外部の審査機関を設けたことなど、素直に評価したいところも多く見受けられた。
いずれにしても、ユーザーが安心して利用できる環境を、今後に期待したい。
一方、現在は取締役となった水口氏からも、回答を得ることができた。
添付で送った「質問状」の一部
その結果、外食文化研究所は現在飲食業に専念し、仕出しのようなサービスはしていないことが分かった。おせちはもちろん、今後グルーポンのサービスを利用する予定もないそうだ。
以下、質問状を抜粋する。(回答部分は原文ママ)
―いわゆる「おせち問題」から得た教訓、気づきなどについて
弊社の強みを活かした活動をしていくことが、会社の生きる道であることに改めて気づきました。
得意な分野を深く掘り下げ、強みを伸ばす。
利益が出るからと言ってよそ見をしてはいけない事が教訓になりました。
水口氏も質問に対して真摯に応えてくれた
―(以前の記事のコメントでは)「飲食店での誠心誠意込めたサービスを見ていただいて、許していただくしかない」とのことだったが、象徴的なこと、強調したいサービスはあるか
まだまだ全てのお客様に満足頂くサービスには至りませんが、確実に一歩一歩ではありますが、
料理、サービス、空間の三位一体で非日常の美味しい時間を提供させていただいております。
我々が目指す美味しい時間とは、この三位一体の底上げです。
たくさんのお客様からお褒めの言葉、お叱りのお言葉を頂戴しておりますが、お客様の満足のために、質の高い商品を提供し続けることに全力を尽くしております。
―最後に、御社から読者へのメッセージ
このたびは弊社で販売いたしましたおせちにつきまして納品の遅れ商品の内容でご購入いただいた皆様に多大なご迷惑をおかけいたしました。
私たちに出来る事は、飲食店を通してお客様に「美味しい時間」を提供させていただく事しかございません。
「食」を通してお客様のこころを結び街の平和と繁栄に貢献できるよう、毎日、新しい味を創りだしていく所存でございます。
この事件がきっかけとなり、より安全で質の高いサービスが受けられるようになったのであれば、我々にとってもメリットは大きい。どうか、よそ見をすることなく、専業専心を心がけて頂きたい。
「再発防止」努力の継続に期待
2011年の年始に世間を賑わせた「スカスカおせち騒動」。
今回の取材を通して、両社ともにおせち問題を真剣に受け止め、企業体質を改善していることが分かった。
両社ともに今後はこのようなことがないよう、対応していってほしい。
そして我々も、こうした努力が継続されるよう、これからも見守っていきたい。
―終わり―
猫山にゃーんさん
2011年12月30日 17時40分
事情徴収ではなく、事情聴取ですよ。