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ホテルニューグランドの社名に「、」が入る理由とは?

ココがキニナル!

横浜で一番伝統と格式の高いホテルニューグランドの社名は「ホテル、ニューグランド」。「、」が邪魔に感じるのですが真相を確認願いたい。また、正式社名から「、」を取る可能性は?(よこはまいちばんさん)

はまれぽ調査結果!

社名に「、」がついている謎は深まるばかり。だが「、」の使い分けはされている。また、社名から「、」を外す予定はない。いっぽう、編集部は執念の捜索の末、数少ない「、」つきの場所を発見!

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2019年11月07日

ライター:結城靖博

震災復興の象徴、ホテルニューグランドの歴史を駆け足で辿る
 
震災以前、グランド・ホテルを中心に山下町界隈には多くのホテルが軒を連ねていた。そのすべてが瓦礫と化した後、徐々に外国人向けの仮設宿泊所が建ち並び始める。だが、それらは「テントホテル」と揶揄(やゆ)されていたという。あの幕末のころのように、まっとうな外国人向けホテルの建設が横浜にとって喫緊(きっきん)の課題となったわけだ。
まもなく当時の市長から提出された建設計画が市議会で可決され、ホテル再建がスタートする。
このとき、ホテル名は市民に公募されたという。今で言う「第3セクター」の形態で官民一体となって造られた新しいホテルの名称「ホテルニューグランド」には、横浜市民の復興への願いが込められていたのだ。

こうして、震災から4年3ヶ月後の1927(昭和2)年12月1日、「ホテルニューグランド」はオープンする。
 


開業当時のホテル全景(画像提供:ホテルニューグランド)

 


ほぼ同じ角度からとらえた現在の外観

 
2枚の写真を比べると、開業当時の荒涼(こうりょう)としたホテル周辺の様子に、まだ震災の爪痕が色濃く反映している。
 


開業当日の朝。ホテル前の道路は未舗装だ(画像提供:ホテルニューグランド)

 
未舗装の通りの向こう側には、震災の瓦礫で埋め立てられてできた山下公園があった。

しかし「最新式設備とフレンチ・スタイルの料理」をキャッチフレーズに、同ホテルはその後、日本を代表するクラシックホテルの一つとして繁栄していく。

客船に乗って横浜港に降り立った外国人たちに「これぞ日本」という印象を抱かせるために設えられた和洋融合の豪華な館内装飾。
そして、ヨーロッパの一流シェフを迎え、ドリア、ナポリタン、プリンアラモードなど、次々と生み出された日本初の洋食の数々。
 


ホテルニューグランド発祥のシーフードドリア(画像提供:ホテルニューグランド)

 
訪れた外国人賓客の中には、イギリス王族から喜劇王チャーリー・チャップリン、はたまた野球選手のベーブ・ルースなどの名も並ぶ。
 


玄関前で記念写真に収まるベーブ・ルース一行(画像提供:ホテルニューグランド)

 
また、横浜ゆかりの作家・大佛次郎(おさらぎ・じろう)は、1931(昭和6)年から約10年間、このホテルを執筆の場としていた。横浜を舞台にした『霧笛』や代表作『鞍馬天狗』などの名作がここから生まれたという。
 


ホテル内のバー「シーガーディアン」でくつろぐ大佛(画像提供:ホテルニューグランド)

 
そんなホテルの様相が戦後の一時期、一変する。1945(昭和20)年8月15日に第二次世界大戦が終わると間もなく、ホテルニューグランドは占領軍将校宿舎としてGHQに接収されたからだ。
ポツダム宣言調印の数日前、8月30日に厚木飛行場にコーンパイプをくわえて姿を現した連合軍最高司令官ダグラス・マッカーサーは、声明文を読み上げると、すぐさまホテルニューグランドに直行したという。
 


ホテルニューグランド玄関前のマッカーサー(資料提供:株式会社有隣堂)

 
マッカーサーが同ホテルに滞在した期間はわずか3日間だったが、滞在中に使用された315号室は「マッカーサーズスイート」と呼ばれ、現在一般客も宿泊することができる。
 


現在のマッカーサーズスイート(画像提供:ホテルニューグランド)

 
マッカーサーの滞在は短かったものの、占領軍によるホテルの接収は、その後1952(昭和27)年4月にサンフランシスコ講和条約が発効し日本が主権を回復するまで、7年間続くことになる。
ちなみに、ホテルから占領軍が去った後、彼らとともにホテルから消えたものがあった。それは戦前の錚々(そうそう)たる宿泊者の名前を記した貴重なゲストブックだ。接収が解かれたとき、占領軍によって持ち去られたのだという。

それはともかく、その後ふたたび復活したホテルニューグランドは、横浜を代表する老舗ホテルとしての座を不動のものとして現在に至る。
みなとみらい地区の開発とともに増加する新たな高級ホテルの進出に対抗すべく、1991(平成3)年には18階建ての新館「ニューグランドタワー」もオープンした。
激動の昭和の歴史を背負って港横浜の一等地にどっしりと構える同ホテルの存在感は、やはり横浜にあって他に類を見ないものがある。
 


本館とは対照的にモダンな高層ビルの新館

 
 

 

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