横浜駅西口の残念なキャラ「にっちい&ぐっちい」の正体とは?
ココがキニナル!
横浜西口のキャラクター「にっちい&ぐっちい」はどうしてあんなことになってしまっているんですか?(cinnamonさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
ステッカーのロゴからなんとなくでキャラになった「にっちい&ぐっちい」。世間の認知は低かったが、作者からは2人に対する深い愛情を感じた。
ライター:クドー・シュンサク
「にっちい&ぐっちい」の誕生秘話
その気持ち悪いと称され、笑顔からは哀愁すら感じる「にっちぃ&ぐっちぃ」の誕生秘話を聞いた。
横浜駅西口誕生50周年を記念して作られたステッカーロゴの、西口の口の部分になんとなく顔を書き込んだデザインを施した。ただ気まぐれの一環で、なんとなく話し合って決定したデザイン。
そして西口のガイドマップを制作する際、何かキャラクターが街を案内するような仕上がりにしようとなり、ステッカーロゴの顔に体を下にくっつければそれでいいんじゃないか。というやっつけ感オンリーなアイデアで誕生したのが「にっちぃ&ぐっちぃ」だという。
元ネタとなったロゴ
「これをもし実在させる時には、着ぐるみとかじゃなく、ダンボールに顔書いてやるぐらいでいいんじゃないかな~」と続ける茂木さん。
その語り口調は、聞けば聞くほど突き放した感覚ではなく、残念な仕上がりのキャラクターに対する愛くるしさゆえのものだと感じた。わざとらしい愛情表現より、リアリティのあるご意見。制作・管理側の、キャラクターに相応したある種独特な愛情を感じる。
ここで、デザイン担当の吉岡真帆(よしおかまほ)さんも取材に参加していただいた。
左:吉岡さん 右:茂木さん
「顔は気持ちわるいけど、首から下はファッショナブルな街、横浜に合わせて様々なファッションに変化させてはいるんですよ。そのせいでイメージの定着は薄いでしょうけど。顔は気持ち悪いし」と、やはり独特な愛情表現を続ける茂木さん。
途中参加いただいた吉岡さんは、「にっちぃ&ぐっちぃ」にとても愛着を持っているとのこと。最初は男の子キャラのみだったところに、吉岡さんの提案で、カップルのキャラクターにしようということになり女の子キャラを追加。こうして「にっちい&ぐっちい」は現在の姿に落ち着いたのだという。
まとめ
「にっちぃ&ぐっちぃ」のセールスポイントや伝えたいテーマ等はありますかという問いに対し、お2人とも和やかにただ笑うだけだった。
キャラクターの発展と浸透に関しては日々模索中とのこと。現在の具体的な案は何かありますかという問いに対しては、「実際、今のところ特には」という、これまた和やかに笑顔で回答。
「みんな、僕たち私たちのこと覚えてね」
親しみやすかったり、愛くるしいキャラクターが全盛のこのご時世に、気持ち悪いと称される残念なキャラクター「にっちぃ&ぐっちぃ」。現在は下積み時代なのか潜伏期間なのか。それとも変わらずこのままなのか。
こんなことになってしまっている彼らのこと、とりあえず覚えてみていただければ幸いである。
―終わり―
のんべえさん
2016年02月26日 00時01分
にっちい&ぐっちい・・、ひょんなことで大化けするかも?です。お二方の笑顔に乾杯(^-^)/
座敷わらしさん
2015年07月02日 15時31分
ロゴは見たことがあるんですが、まさかキャラクターになっているとは!!きわどい感じのゆるキャラになりそうです。
狐猫さん
2014年03月11日 02時57分
2014年の「今」なら、他の都市の(ユルきゃらの)皆さんと同じように活動できるのでは?