世界最大のジオラマがある原鉄道模型博物館とは?
ココがキニナル!
原鉄道模型博物館というのが横浜駅から徒歩5分の場所に7月10日オープンするそうです。世界最大のジオラマがあるそうです。ぜひレポートおねがいします。(keinakatさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
原鉄道模型博物館に展示された鉄道模型は、美術品のような精緻な美しさ。完成度の高い風景の中を本物さながらに走る姿や音に圧倒された。
ライター:吉澤 由美子
音もリアル! 見飽きないジオラマ
原鉄道模型博物館でとにかく楽しいのは、巨大なジオラマ「いちばんテツモパーク」。
1番ゲージの室内ジオラマとして世界最大級の面積(約310㎡)を誇る、「いちばんテツモパーク」
1周約70m、線路数6本、総延長約450mというスケールは圧巻。建物の内部まで作り込まれているので、見ていると小さな世界に引き込まれてしまう。
奥にある時計塔の建物はリヨン駅をモチーフに作られた駅舎
どこかにある街の瞬間を切り取ったような風景の中を、本物そっくりに作られた鉄道模型が走っていく。
鉄橋の質感もリアル!
夜や昼という時間経過がこの世界をより魅力的に見せてくれる。
転車台を囲む扇型車庫に名車両が並ぶ。この豪華さは鉄道模型の醍醐味
1番ゲージはかなり大きい。走る姿は迫力満点
立体的に交差して走る鉄道。踏切には車や人が待つ
夕方から夜にかけては、窓々の光が優しく灯る
このジオラマは「走行音」も大きな魅力のひとつ。特に30分に1度走行する原模型は、鉄のレールに鉄の車輪が本物さながらの音を響かせる。
「いちばんテツモパーク」の壁面には、オリエント急行を模した窓がしつらえられており、外部からは見えない難しい技術的なこだわり、工夫を解説するスペースになっている。
一番手前の窓の中には、原信太郎さんの自宅工房を再現したスペース
隣の部屋には新旧の横浜を再現したジオラマもある。
昔の伊勢佐木町や中華街、現在の桜木町などが混在している
大きなジオラマを眺めていると、旅行しているような気持ちになってきた。
取材を終えて
原鉄道模型博物館に展示された、美術品のような精緻な鉄道模型はため息が出る美しさ。そして、高い技術で本物さながらに走る姿や音にも圧倒された。
各ゲージの模型が並ぶ展示。1番ゲージの大きさが際立つ
世界でも著名なこのコレクションが「横浜はいいね」という言葉で、この場所にやってきたのは、横浜市民にとって誇りになること。
原鉄道模型博物館は、鉄道模型に込められた技術の見事さ、楽しさ、そして歴史を知ることのできる施設だった。
「いちばんテツモパーク」は細部を見ていると時のたつのを忘れる
― 終わり―
※博物館内の写真撮影は禁止されています。記事の画像は、特別な許可をいただいて撮影しております。
原鉄道模型博物館 2012年7月10日(火)オープン
住所:神奈川県横浜市西区高島一丁目1番2号 横浜三井ビルディング2階
開館時間:11:00~18:00(最終入場 17:30)
休館日:毎週火曜日(祝日の場合は振替)と12月31日から1月2日。
開館初年度の7月から8月とゴールデンウィーク期間は無休。
入館料:入館料は大人1,000円、中学・高校生700円、子ども(4歳以上)500円
入館方法:博物館にて当日券をご購入ください
※館内の安全確保のため、入場制限をさせていただくことがございますので、ご了承ください。
※2012年7月10日(火)~16日(月)の開館後7日間の入館方法が変更となりました。
e+[イープラス]より事前チケットを購入された方は、「原鉄道模型博物館」公式ページの「利用ガイド」をご確認ください。
原鉄道模型博物館 公式ページ
http://www.hara-mrm.com/
原鉄道博物館 ミュージアムショップ 天賞堂みなとみらい店 2012年7月10日(火)オープン
住所:神奈川県横浜市西区高島一丁目1番2号 横浜三井ビルディング1階
http://www.tenshodo.co.jp/
ushinさん
2012年10月01日 04時03分
この方は、私が子供の頃に既に財を成した、芦屋の豪邸に線路を敷き詰めた部屋を持ち、マニアが集うのでも有名な、鉄道模型蒐集家だった。単に金に飽かせて買うのではなく、自分自身で作るその姿勢が、成金的ではないのを子供ながらに感じた。その頃から何十年。有名な方の鉄道模型博物館が出来ると聞けば、「ああ、あの方の形見なんだな・・・散逸しないために博物館として末永く偉業を偲ぶ(っておい!)」と先走った事を考えてしまったが、いままだご健在と聞きそんなに当時若かった?と思ったが、90歳を超えているのには、いい趣味で人生を楽しんでいるからストレスを溜めずに長生きできるんだな・・・と思いました。
ころっけさん
2012年08月25日 04時30分
これだけ凄いのが「横浜」という場を選び、ここに来てくれたのだから、客の入りが悪くてすぐに閉館・撤退・・・という悲しい事にはならないよう、興味のある人はどんどん見に行くようにしたいものです。
soraさん
2012年06月25日 12時13分
原信太郎さんは 完成した博物館を見たのでしょうか?是非、感想を聞きたいものです。