新山下の厳重に囲まれた建物は何に使われている?
ココがキニナル!
新山下のドン.キホーテの隣の建物、団地のようなつくりですが、厳重に周りを囲まれているように見えます。あそこはなんの建物なんでしょうか。また、現在も使われているのでしょうか?(はるこさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
中区新山下のドン.キホーテ隣の建物は国家公務員の宿舎として使用されていたが、現在は使われていない!
ライター:松宮 史佳
ナゾの建物の正体
(続き)
建物の裏側に到達する。…裏側は“ツタの絡まり度”がハンパない。
建物自体が“森”と化してる!
歩いていると階段を発見!
…この階段はどこに続いているのか?!若干不安になりながらも、上ってみると…
けもの道?!にたどり着く
除々に日が落ち、いつの間にか辺りは薄暗い。一瞬「どうしよう」と思うが、右手にナゾの建物が見え、ホッと一安心。
さっき高台上から見た風景
坂を下ると、建物の正面に戻った!
建物の外周は徒歩5分ほど。敷地はかなり広大だと思った。
建物の前を歩いていると、近隣の企業に勤める若い男性に遭遇。ナゾの建物について伺うが、「何の建物なのかわからない」との答え。
続いて、近隣に住むという中年男性やドン.キホーテの店員さんに尋ねると、ここは「国家公務員の宿舎だった」と教えてくれる。男性によると、「しばらく使われてない」らしい。
調べてみると、国家公務員の宿舎は財務省が管理していることが判明。早速、問い合わせてみる!
財務省に直撃
ご担当者に取材を申し込むと、「非公表の情報はお答えできない」とのことだったが、答えられる範囲で丁寧に答えてくださった。
ナゾの建物の名称は「新山下住宅」。男性が言った通り、「国家公務員の宿舎」だったそうだ。ちなみに管理者は財務省の管理関東財務局-横浜財務事務所が管理している。
敷地内には「独身寮と所帯者用の宿舎がそれぞれあった」とご担当者。敷地面積は5,484㎡、部屋数は70戸程度。
土地は国が所有しており、正式な建築年は公表していないが建物が建てられたのは昭和40年代。建物の老朽化が進んだため、建て替えの予定があったようだ。「資料がないためはっきりとした時期はわからないが、除々に居住者が退去していた(byご担当者)」。最終的には2008(平成20)年頃まで使用していたが、「現在は使用されてない」とのこと。
…草もかなり育っている
「建物はなぜフェンスで囲まれているのか」との問いには、やはり「現在使われていないから」「防犯上のため」とのこと。「建物内を取材できないか」と伺うが、「立ち入り禁止」になっているため、残念ながら「取材NG」。
囲いはかなり厳重
ご担当者に「新山下住宅」の今後を伺ったところ、2011(平成23)年、財務省より発表された“5年間に宿舎数25.5%程度の削減を行う”という「国家公務員宿舎の削減計画」の方針に則り、どのように取り扱うか「年内いっぱいを目途に決定される」とのことだった。
取材を終えて
元町・中華街駅から徒歩数分の所にこのような“ナゾの建物”が眠っているとは知らなかった。
この土地の利用方法を色々と検討しているとは思うが、駅からも近く、一等地なので4年も放置されているのはもったいない!今後、土地が有効に活用されるよう祈りつつ、見守っていきたい。
―終わり―
ココさん
2015年08月06日 13時55分
今は建物が取り壊しされています。次は何が立つのだろうか?土地はドンキホーテが買ったみたいですが。噂によると50億円で購入したみたいです。何が立つのか楽しみです。
toshikunさん
2014年02月06日 13時14分
うちの奥さんが子供のころ住んでたはず。税関職員だったかな。
ダイアスパーさん
2012年10月22日 09時18分
この建物は前から気になっていましたね。はまれぽは、割と僕が普段から気になってるところに行くので、びっくりしてます。たぶん、こんな変なところが気になってる市民は多くは無いと思いますが、少なくもないと思います。