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横浜のキニナル情報が見つかる! はまれぽ.com

市営地下鉄桜木町駅で、一部の利用者が駅員さんに提示しているものとは?

ココがキニナル!

地下鉄桜木町駅改札のICカード改札以外に駅員の前に2つの通路がありますが、何かをかざしながら(目視)通り抜ける乗客がいます。あれはなんでしょう(あめまさん)

はまれぽ調査結果!

70歳以上向けの「敬老特別乗車証」と障がい者向けの「福祉特別乗車券」が大多数と考えられる。いずれも桜木町以外の駅でも利用可能なものだった

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ライター:田中 大輔

一昔前、定期券を駅員さんに見せて改札を通過する風景は当たり前のものだった。
ところが、自動改札がほとんどの駅に設置されている現在では、そういった光景は珍しくなっている。

今回のキニナルは、市営地下鉄桜木町駅で自動改札を通らずに駅員さんになにかを見せて通り抜ける人がいる、というもの。恐らく、なにかしらの通行証を見せているのだろうが、いったいどんなパスを持っているのだろうか。
 


キニナル舞台は市営地下鉄桜木町駅だ




実際にいた! 有人改札を通る人たち



さっそく桜木町駅の改札に向かってみると、自動改札機が並んだ横に2列のレーンがある。
 


自動改札機が4つと有人改札に2レーンある桜木町駅


改札前で何本か電車が過ぎるのを待ってみたが、ホームに入る人の中にも、ホームから出る人の中にも、ともに何かを見せながら2つ目のレーンを通過する利用者を目にすることができた。
 


確かに有人改札を通っていくお客さんもいる


キニナルには老若男女問わずとあるが、その言葉通りに若い人からお年寄りまであの場所を通っていた。ただ、今回見た感じでは全体的にお年寄りの姿が目立っていたように思う。



2種類のカードが登場!



彼らが駅員さんに見せているものとはなんなのか。
交通局を訪ね、高速鉄道本部営業課の中丸正光(なかまるまさみつ)係長にお話を伺った。
 


はまれぽ3度目の登場の中丸係長。以前は駅員さんだったそうだ


中丸係長はキニナルを見てすぐにピンと来たそうで、「見本をお持ちしましょう」と用意をしてくれた。

「こちらが敬老特別乗車証で、こちらが福祉特別乗車券です」と中丸係長が持ってきてくれたのは、2枚の定期券サイズのカード。
 


この2種類のカードがキニナル解決のカギか!?


「どちらも市の健康福祉局が発行しているもので、敬老特別乗車証は70歳以上の方、福祉特別乗車券は障がいのある方に交付しているものです」とのことで、恐らくコレらを持った地下鉄利用者が有人改札を通っているのだろうと中丸係長は話す。

どちらも桜木町に限ったものではなく、市営地下鉄全線で利用ができるもの。
それどころか、市営バスや民営バス(一部使えないバスもある)、さらには金沢シーサイドラインでも使うことができるというものだ。
 


金沢シーサイドライン。全線で上記2種類の乗車券を使うことができる