一見地味な駅で見つけたこの土地ならではの魅力、はま旅Vol.99「北新横浜」編
ココがキニナル!
横浜市内全駅全下車の「はま旅」第99回は、昔、ウッカリ下車多発だった北新横浜駅の旅。一見地味な駅にあった、この土地ならではの魅力をご紹介!
ライター:吉澤 由美子
本格的な野球の練習もできるアミューズメント施設
のんびりした住宅街を進み新羽駅との中間点あたりに差し掛かると、行く手になにか大きな施設が見えてきた。
大きな倉庫のような建物に目立つロゴ
ここは「スウィングスタジアム横浜」バッティングセンターであり、さまざまなスポーツを楽しむことができる全天候型アミューズメント施設だ。
案内してくださった店長の奥秋さん。イケメン!
ここは軟式だけでなく、硬式のボールを打つこともできる。
硬式は120㎞/hまで。軟式は160㎞/hまであるそう
ソフトボールを打つコーナーも
投球のバーチャル映像が流れるので、タイミングが取りやすい。
横浜は学校の部活動から草野球まで強豪チームが多い土地柄。硬式ボールを打つことができるのは横浜でもここだけということから人気が高く、雨の日には特にかなり混雑するそう。
ほかに、プロ用の距離18.44mのストラック9、リトルリーグ用の少し短い距離のストラック16、サッカーのキックターゲット、バスケットボールのナインフープスなど、TV番組でよく見るゲームを楽しむことができる。
ストラック9は、スピードガンで球速も計ってくれる
軟球で147km/hを出した常連さんは、巨人の育成選手になったとか!
キックターゲット
ナインフープス。上級者向けではフープが動く
ほかに、トスバッティングできるコーナー、卓球場、そして表には土を敷いた本格的なブルペンもある。ふらっと遊ぶのはもちろん、気合を入れてしっかり練習もできる施設なのだ。
トスバッティングができる。甲子園常連校の練習場のよう
ブルペンは2つ
そして、面白いのが釣り堀。ここでは、なんとあのキャビアを産むチョウザメを釣ることができるのだ。
チョウザメは頭があまりよくないのでけっこう釣れるらしい
「親子で釣りデビューです」とユウキくん&パパ
水槽の魚は、チョウザメのほか、ナマズやコイがいるらしい。脇に置かれた船は、金魚を釣るコーナーになっていた。基本的にキャッチ&リリースだが、釣り上げると景品をゲットできるお楽しみも。
景品の駄菓子がたくさん並んでいた
本格的な練習やTVで見ていたゲーム、手軽なスポーツまで楽しみ方がいろいろある盛りだくさんな施設だった。
取材を終えて
なにもないかも、と思っていた北新横浜。歩いてみたらさまざまな発見に満ちていて楽しかった。
栽培収穫体験ファームもなんだか面白そう
車両基地、工場直営パン屋さん、スポーツアミューズメント施設という目玉もあったし、公園のオブジェや景色が見事な鶴見川、そして春を予感させる庭木も素晴らしかった。厳しい寒さだったけれど、いかにもこの場所らしい魅力にあふれたのどかで和める街だった。
きれいに手入れされた道祖神もあった
■今回のはま旅「北新横浜」周辺
(Googleマップより)
・「スウィングスタジアム横浜」横浜市港北区新羽町904番地
・「ブレッドボックス 北新横浜店」横浜市港北区新羽町688番地
・「横浜市営地下鉄 新羽車両基地」横浜市港北区北新横浜1-12-1
―終わり―
梨花さん
2015年10月08日 07時03分
辺り一帯、少し前まで、水田や畑、梨を主とする果樹園が広がっていた〝田舎〟でした。春の小川、夏の蛍、実りの秋、冬の霜柱、と四季折々の風景の中に、新幹線が開通し、新横浜駅に停車する『こだま』を遠くに眺め、庭に出ていても時間が判ったものでした。遠い昔の記憶と共に記事を読みました。
吉閥さん
2013年02月23日 20時05分
何もない北新横浜で、ここまでいろいろと見つけて下さった努力に感謝します。
ushinさん
2013年02月23日 16時42分
「金属の板に穴を開ける機械。地元の会社から寄贈されたものらしい」いや、間違いじゃないんですけどねw ボール盤(ボール板って書いてないだけマシだが)という言葉になじみがない素人に説明するにしても、普通に「(機械工作用の)ドリル」って書けばいいと思うよ。