15年間ありがとう! 小池選手・引退セレモニーとベイスターズ2013年最終戦の様子をレポート!
ココがキニナル!
2013年10月8日(火)、横浜スタジアムで行われた横浜DeNAベイスターズ2013年最終戦と、この日を最後に15年間の現役生活にピリオドを打った小池正晃選手の引退セレモニーをレポート!
ライター:田中 大輔
最高のてっぺんを!
続いて、来季も続投の決まった中畑監督がマイクの前に立ち、ファンにあいさつを行った。
昨年の最終戦で自身が宣言した「来年CSに行けなければ、私はクビです」というコメントについて、「今でもその気持ちは変わっていません」と自らの責任の重さに触れた。
多くのファンからも続投を支持された中畑監督
その上で、「DeNAベイスターズは着実に変化し、進歩し、この後に皆さんの期待に120%応えられるチームになっていきます」と続けた。
続投は決まったが、だからこそスピーチ中に笑顔はなかった
「雨の日も、10対1で負けている試合でも、最後の最後まで応援し続けてくれたファンの皆さん、最高の力を与えてくれてありがとうございました!」とファンに感謝を示し、「やるべきことはひとつしかありません。CS以上の、最高のてっぺんを取りにいきましょう!」と去年よりも高い壁への挑戦を宣言した。
最後は派手に。並んでいた選手たちもビックリの演出
その言葉を聞き届けると、バックスクリーン前では銀テープと花火がスタジアムの夜空を彩り、横浜DeNAベイスターズの2013年シーズンは幕を閉じた。
取材を終えて
その後、選手たちはサインボールを投げ込みながら、一塁側とライトのスタンドで待つファンの元へ。
森本は現役続行の意思。持ち前の明るさで新天地でも頑張ってほしい
ラミレスも現役にこだわる。彼が横浜に残したものは大きいはず
diana からは、プレイングディレクター(プレイヤー/ディレクター)を務めたRisaが卒業
5位という結果に対する評価は、人それぞれだろう。
最下位脱出を良しとするファンもいれば、CSに出られなかったことを悔やむファンもいる。
ただ、中畑監督の言葉通り、チームは確実に強くなっている。昨年の最終戦記事で書いた“希望ある最下位”から、ひとつ上の順位へ。
現役生活を終えた小池。15年間、本当にお疲れ様でした
きっと来年はもっと上を目指せる。
ベイスターズには、どん底からてっぺんに向かって進むストーリーがある。夢がある。
その夢の階段をゆっくりではあるが、登り始めていることを感じられる1年だった。
来年はもう少しだけ、長く野球ができますように。
小池選手からのメッセージが書かれたサインボール
―終わり―
当日、横浜スタジアムに訪れた素敵な皆さんの様子は以下からご覧ください。
【イベントフォト】横浜DeNAベイスターズ 2013年ホーム最終戦に訪れた人たち
sugarheroさん
2013年10月12日 06時57分
今年一試合だけ観戦。巨人戦。三塁側。巨人の劇的な逆転で三塁側は盛り上がった。しかし、来年は一塁側で応援を、と今望む。FANになる心理は実に些細なことから。神奈川県に住むものとしての弱い動機から、FANになりたいという強い動機にどうすればなるのか。これは実に奥深い人間探求の科学的テーマ。難しい。しかし、事実はある。この記事を読む前と読んだ後の、某私の心持ちは大きく変化した。一塁側へ導かれる磁力を感じる。この記事に力を感じる。来年2試合以上、一塁側で観戦することになったらそれはまちがいなく、この記事がトリガーだ。来年小池選手はいない。しかし、お子さんに囲まれ涙にむせぶ写真はずっと忘れない。ラミレス選手も、森本選手もいない。そこには非常な事実もある。グラウンドは舞台。舞台の内外にドラマはある。FANはそのドラマに自分を重ねる。来年進退を掛けて戦う中畑監督。貴方に私のドラマを重ねます。
たにけいさん
2013年10月11日 17時27分
最後のホームランは神がかり的なものでしたね。打った後の大勢の崩れ方から察すると、悔いのないよう全力で振り回す事に全てを賭けてたようでしたし、スタンドの「かっとばせー小池!」のコールを言い終わった瞬間にガツン!ですから。感動しました。今後のコーチ業でいい選手を沢山育ててほしいです!お疲れ様でした!
かにゃさん
2013年10月11日 12時22分
小池選手、長い間お疲れ様でした。1998年の入団なので、これだけ長くやってる選手でも、横浜でリーグ優勝を経験していない。もうそれ程昔のことになってしまったんですね。新しい力で来年こそよろしくお願いします!