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ココがキニナル!

大人の社交場として本牧にあったリキシャルーム。今は閉店してしまいましたが、横浜の古き良き時代の象徴だったと思います。今昔(閉店まで)を調べてくれませんか?(ちびろさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

四角いピザが名物の「リキシャルーム」は1961年にオープン。アメリカンな雰囲気で著名人も通う店に! 長年愛されつつも2009年にその歴史の幕を閉じた。

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2013年10月11日

ライター:大和田 敏子

「伝説の街」本牧

敗戦によって米軍の占領下に置かれた横浜。中でも本牧は最大の接収地となり、広大な敷地に米軍住宅が建設され、フェンスで囲まれた敷地内には瀟洒(しょうしゃ)な住宅、レジャー施設やPX(売店)などが揃っていた。
 


1970(昭和45)年の本牧米軍住宅(提供:横浜市史資料室)
 

1973(昭和48)年の米軍本牧海浜住宅(提供:横浜市史資料室)


真空管ラジオからは、FEN(米軍極東放送、現在の名称はAFN)によるジャズ、カントリー、ロックが流れ続けた。MADE IN USAの生活用品や食べ物を間近に見てアメリカに憧れ、GI(米軍兵士)と市民との接触の中でアメリカ文化が徐々に浸透していき、ジャズやロックがあふれだしていった街、それが本牧だ。
さらに兵士達に楽しみを提供する出店が相次いだことにより、60~70年代、幾つもの名店が輝く“伝説の本牧通り”が生まれたのだろう。
 


米軍住宅地に隣接するエリアに伝説の本牧通りが生まれた


本牧通りで、輸出入衣料雑貨店「本牧OZ」を経営し、『ハマの暮らしの年代記「横浜クロニクル」(横浜信用金庫)』にも記事を執筆するなど、リキシャルームのことをよく知る野田栄さんは、当時の様子をこう語る。

「『イタリアン・ガーデン』や『リキシャルーム』で四角いピザを食べ、ライブを聴きたければ『ゴールデンカップ』に、踊りたければ『LINDY』に、気取った雰囲気が好みならダンスホール『クリフサイド』へと。第三京浜で車を飛ばし、東京からもたくさんの人が集まってきた。リキシャルームは、マリンブルーよりも深いグランブルー、紺碧という表現が合うライトが人を魅了する何とも良い感じの店内だった」
 


本牧を熱く語ってくださった野田栄さん
 

「本牧OZ」店内には真空管ラジオが健在


取材を進めると、図書館で1989(平成元)年刊行の横浜のガイドブックを見つけた。英語の説明なども交えながら、横浜の名所や名店を紹介している。
 


『ブルーライトヨコハマ』3amigos family studio著(徳間文庫)
 

リキシャルームが紹介されているページ


本文ではリキシャルームの店内について「ほぼキャンドルだけの明るさだ。・・・(中略)食事をするにはこの暗さが丁度よい。必然的に囁くようになる会話もまた似合う」とある。



リキシャルームの歴史

リキシャルームは、1961(昭和36)年、米国人船乗りハリー・コーベット氏が開店した。元々はハリー氏が通っていたハンバーガーショップだったが、閉店し、店舗自体が売りに出されることになったため、ハリー氏が店を買い取った。
店名は、日本で初めて見て驚いた人力車にちなんだという。店内には兵士たちの笑い声が響き、英語が飛び交い、ジャズが流れる店だった。
 


人力車が描かれた店舗外観 ⒸRicksha Room


また、下の写真の撮影者で、写真作家として活動している若尾久志さんは、占領下にあった横浜の空気をリアルに感じて育ち、その時代を記録に残しておきたいと、自身のホームページに記事を書いた。

若尾さんは、リキシャルームについての記事の中で、「テーブルに座っても相手の顔がよく見えないほど暗い店で、バーカウンターでは、ブルーのライトが客の目線の高さでバックバーに施されていた。横に座る女の顔は見えても、バーテンダーの顔はお化けのようにしか見えない」と書かれている。
 


深夜のリキシャルーム(C)hisashi wakao



ハリーさんの妻・かよ子さんが振りかえるリキシャルーム!・・・キニナル続きは次のページ!!≫
 

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