京急屏風浦駅構内のコンビニでは駅係員さんがレジ打ちをしているって本当?
ココがキニナル!
京急屛風浦駅では駅事務室とコンビニが一緒になっていて、駅係員さんがレジ打ちをしていました。どういった経緯で駅係員さんがレジ打ちをすることになったのでしょうか? (黒くてもシロッコさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
駅の余剰スペースの有効活用と、早朝から深夜までの売店のサービス充実のためにはじまった。今では京急線の20駅に広がっている。
ライター:はまれぽ編集部
駅とコンビニ、二足のわらじ
京急線では馴染みの光景となっている「コンビニに立つ駅係員さん」。取材に伺った屏風浦駅の大井龍馬(おおい・りょうま)さんに、お話を伺った。
富山県出身、入社1年目のフレッシュマンだ
大井さんは2017(平成29)年4月に京急電鉄の駅業務を担う京急ステーションサービスに入社して上大岡駅管区に配属、同年12月から屏風浦駅に配属になった。
勤務形態については「屏風浦駅は2人勤務で、1人が改札と店舗のレジに立ち、もうひとりが事務作業やコンビニの納品を行います。これを時間ごとにローテーションでまわしています。1回のシフトで2人が朝から翌朝まで24時間勤務し、次のシフトの係員と交代します」とのこと。
レジ打ち、品出し、発注など、一般のコンビニの店員さんと同じ仕事をこなして駅と店舗を切り盛りしているというわけだ。
「開店前に駅のシャッターを開けた時から商品の仕入れや補充をはじめます。またこのあたりは朝にスーパーが開いていないので、出勤途中に食料品や新聞を買われるお客様が多くて特に忙しいです。開店後も新聞やお菓子などが店舗に入荷するので、その都度補充もしていますね」と店舗の業務についてさらに詳しく語ってくれた。
取材中にも夕刊が届いて早速スタンドに補充する大井さん
商品の在庫状況や見栄えにも気を配る
大井さんは屏風浦駅に着任するまで、売店の仕事は全くの未経験。駅係員としての仕事に加えて、膨大な商品の種類や発注の手順を滞りなく覚えなければならず、「配属当初は不安もありましたし、タバコの銘柄を覚えたりするのが特に苦労しました」という思い出も。
それでも徐々に業務に慣れていき「季節に合わせて商品の売れ行きが違うので、それ見込んで発注できるようになりたいですね」と前向きに、さまざまな利用者のニーズに応えようとしている。また店頭にはしっかりと京急電鉄の鉄道グッズがたくさん取りそろえられていて、お子さんやマニアからもよろこばれているそうだ。
食料品や新聞・タバコがメインの品ぞろえの中、鉄道グッズに京急らしさが光る
鉄道トラブルが発生した場合などどうしても駅業務にまわらなければならない時は、入口のブラインドを下げて店舗を一時的にお休みすることもあるという。鉄道の安全を守りつつ、店舗のサービス充実との「二足のわらじ」をはく頼もしい仕事ぶりに自然に頭が下がる思いだが、大井さんの目標は駅係員として精進することにとどまらない。
鉄道のお客さんへもていねいに対応する
「店舗は改札と違って、お客様のいろんな表情や様子を見ることができて、『こういう時にお客様は何を求めているんだろう?』と考えて仕事の幅を広げています。乗務員としてのサービスにも活かしたいですね」と将来の目標を話してくれた。
将来は乗務員を目指す大井さん。これからも頑張ってください!
取材を終えて
駅のコンビニのレジに立つ駅係員さん。他社ではほとんど見られないが、京急ではすでに18年の歴史があり、沿線の皆さんにも定着した情景だった。これも「京急らしさ」のひとつかもしれない。
―終わりー
ホトリコさん
2018年02月19日 12時19分
井土ヶ谷駅では弘明寺あんパンをよく買います。
ケミストさん
2018年02月18日 16時33分
他会社元駅員ですが、中の人の話によると国土交通省から「駅係員がコンビニ業務までやると駅業務に支障が出るので止めるように」というお達しがあったそうです........ でも未だに続いているのはその話がデマなのか、それとも会社が黙殺しているのか.....?いずれにしても鉄道輸送の安全を担う駅係員が、人件費の削減を名目に小売業務まで従事させられるのはよろしくないと思います
たっくまんさん
2018年02月16日 21時09分
忙しそうな時もあって、こきつかわれてかわいそうと感じる時があります。