山下公園で行われた「Bo-sai 2012」の様子は?
ココがキニナル!
3月11日(日)、東日本大震災発生からちょうど1年という日に山下公園で行われた「Bo-sai 2012」はどんな様子でしたか?(さとみさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
「Bo-sai 2012」は、東日本大震災から1年という節目にふさわしく、被災地への思いと災害への備えという2つを両立させたイベントでした
ライター:吉澤 由美子
子どもたちが環境について考えたこと
マリンタワーでは、横浜市内の小学生が描いた環境絵日記展が行われていた。
お子さんが描かれたものを見学に来た家族が何組も
環境絵日記は、子どもたちが環境問題やリサイクルについて考えたことを日記形式で表現するもの。
電気を使わない遊びについて描いたリサちゃん
作品を見ていくと、震災とそれに伴う計画停電が子どもたちに与えた大きな影響が見て取れた。新しい発電方法を提案するものなどもあり、未来に向けた子どもたちの前向きな姿勢にポジティブな気持ちをおすそ分けしてもらった。
ナイトセレモニー(明日の灯火)
陽が落ちた夕刻には、鎮魂ステージでナイトセレモニーがはじまる。
キャンドルがステージや周辺に1000本以上も並ぶ。
青年会議所が中心になったワークショップで作られたワックスボール
横濱キャンドルカフェサポーターズクラブが用意したキャンドル
キャンドルの幻想的で暖かい光とプロジェクションマッピングが、山下公園を静かに美しく彩っていた。
ナイトセレモニーで合唱スタンバイ中の仙台二華中学校・高等学校のみなさん
取材を終えて
黙祷の時、周りの人の祈りが心に深く響いてくるような気がした。
あの瞬間、汽笛は鳴っていたけれど、山下公園は時が停まったように静かだった。
このイベントの取材をしているうちに、東日本大震災発生から2週間くらいのことをありありと思い出した。停電してマンションのトイレが使えなかったこと、食糧やガソリンが手に入らなくなったこと……。
そして、しばらくは計画停電や断水に備えて、お風呂に常時水をはり、電池の充電もこまめに行っていたけれど、次第にそういったことを忘れてきていることも。
イベントに展示されていた被災時に役立つアイテム
Bo-sai 2012は被災地に対する思いを忘れないためだけでなく、いつの間にかゆるんでしまっている防災・減災意識を高めるためにも重要な役割を果たしてくれた。
― 終わり―
Bo-sai2012
http://www.bo-sai.ne.jp/
社団法人 横浜青年会議所
http://www.yokohama-jc.or.jp/
横浜市消防局
http://www.city.yokohama.lg.jp/shobo/
横浜市消防局 キッズルーム
http://www.city.yokohama.lg.jp/shobo/kids/
NTT東日本 災害用伝言ダイヤル(171)
http://www.ntt-east.co.jp/saigai/voice171/index.html
NTT東日本 災害用伝言ダイヤル(171)体験利用のご案内
http://www.ntt-east.co.jp/saigai/voice171s/howto.html
youki4663さん
2012年03月13日 11時40分
氷川丸の汽笛に呼応するように、他の船も汽笛の合唱…すごく胸に迫るものがありました。山下公園はいつもの平和の風景でしたが、日本中がもとの平和の風景を取り戻して欲しいと願いつつ、黙祷ささげました。