川崎にあるのに「横浜サンド」!?店名の由来は?
ココがキニナル!
武蔵小杉に「横浜サンド」といサンドイッチ屋さんがあるのですが、なんで横浜なんでしょうか?前を通るたびに気になってしまいます。(カレーライスさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
ご主人が青春を過ごした街「横浜」への熱い思いが店名に込められていた。横浜には条件にあうテナントがなかったため、生まれ育った川崎に出店した!
ライター:石元 優
武蔵小杉駅というと川崎市。しかしそこに「横浜サンド」という名のサンドイッチ屋さんがあるらしい。一度知ってしまうと誰もがその素朴な疑問につまずくだろう。川崎市にあるのになぜ横浜サンド?
早速電話で取材を申し込むと「良く聞かれるんだよねー(笑)」と一言。そう言われると余計に気になってくる。「その真相突き止めにお邪魔します!」
川崎にある横浜サンド!?
初めての武蔵小杉駅。外に出るのに12分もかかった…
東急東横線武蔵小杉駅を南口から出て左へ進み、商店街の中を歩いていると法政通り南壱番街入口へたどり着く。そこを進むこと約2分、右手に気になる看板が見えて来た。
遠くからでも目立つブルーの看板
まず目に飛び込んでくるブルー。川崎フロンターレのイメージカラーでもあるが、横浜のみなとっぽさを演出しているかのようにも思える。
店内は狭いため朝の通勤ラッシュ時は行列が出来る
早速、同店を経営する有限会社タガワフーズ代表取締役社長の田川正明さんに話を伺った。
「本当によく聞かれるんだよー」と言いながら登場
「なんで横浜サンドですか?」
いきなりストレートにぶつけてみる。
「ははは(笑)。実は学生時代から30代まで、私の青春はほぼ横浜なんだよ。横浜が大好きでね。お店も横浜らしいものを作りたかった。そこだけはどうしても譲れないポイントで、最初に「横浜サンド」という名前のサンドイッチ屋さんを始めようと思いついたんだ」。
学生時代、東海道線を使って通学していた田川さん。帰りはいつも横浜駅で下車して、ダイヤモンド地下街や伊勢佐木モールで友人たちと青春の時を過ごした。
卒業後は日本ケンタッキーフライドチキン株式会社へ入社。横浜市内にあるいくつかの店舗で店長を務めたのち、スーパーバイザーとして横浜エリアの店舗展開を担当。学生時代から社会人に至るまで、横浜という街には数えきれないくらいの思い出があるという。
お店のロゴは横浜っぽさを感じさせるデザイン
その後、サンドイッチ屋を展開する株式会社三桂に転職。サンドイッチ作りのノウハウを学び、平成9年に独立し、生まれ育った川崎の地に「横浜サンド」を開店。
「もちろん真っ先に横浜市内でテナントを探したよ。でも中々条件に合う物件が見つからなくてね。そんな中、地元川崎にピッタリの物件があったからそこに決めちゃったの。こればかりは縁だからね。例えば渋谷にいい物件があったら渋谷なのに『横浜サンド』ってなってただろうね(笑)」