お三の宮通りにオープンした、ゆるキャラのいるお店の正体は?
ココがキニナル!
お三の宮通りに甘味処が出来ていました。ギャラリーやレンタルボックスもあるみたいで気になります。ゆるキャラもいるみたいです。是非調査をお願いします。(poipoiさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
地域の活性化のため住民らが自ら立ち上げたコミュニティサロンだった。3体いるゆるキャラには「町のシンボルに!」という思いが込められている。
ライター:はまれぽ編集部
「お三の宮」の愛称で親しまれる関外総鎮守「日枝神社」(南区山王町)。投稿にある「お三の宮通り」とは同神社前から伊勢佐木モール方面に伸びる全長600メートル程の通りのこと。
その通り沿いに、甘味処でギャラリーやレンタルボックスもあって・・・と聞いただけでは何だか正体不明なお店がオープンしたようだ。しかもゆるキャラまでいるというおまけ付き。図鑑を作っちゃうほど、ゆるきゃら大好きなはまれぽ編集部としては、放っておくわけにはいかない。さっそく現地で調査を開始することにした。
お店を発見!ただの甘味処じゃない?
市営地下鉄ブルーライン「吉野町駅」から歩いてすぐのところに、それらしきお店を発見。確かにのれんには甘味処とあるが、他にも「コミュニティサロン」などといった文字も見える。
店名は「おさん」。噂のゆるキャラらしき姿も
天井が高く開放感がある店内
店内を覗くと、そこにはカウンターと6人掛けのテーブル席が2つ。一見カフェのような雰囲気だが、店の奥には襖で仕切られたスペースもあったりと、普通の飲食店とはやはり様子が違う。スタッフの方に取材の旨を伝え、一体どんなお店なのか詳しい話を聞いてみることにした。
取材に応じて頂いた店舗責任者の小澤由布子さん
「『おさん』はただの甘味処ではなく、地域住民らの手によって作り上げたコミュニティサロンなんですよ」と小澤さん。運営は同店が立地する南吉田町の町内会とお三の宮通り商店会、町内会メンバーを中心に結成された「お三の宮通りまちづくり委員会」が協同で行っているという。小澤さんも同委員会メンバーの一人。
町の誰もが気軽に集える場所を目指して、今年の5月12日にオープンしたコミュニティサロン「おさん」。店名は「お三の宮」に由来しており、建物は昨年の6月に閉店したお寿司屋さんの店舗を改装したもの。
手作りのメニュー表
「このお店はいろいろな顔を持っているんです」と小澤さんは話す。
入口付近に広がる飲食スペースでは「あんみつ」などのデザートメニューのほか、朝食やランチ、簡単な夕食メニューも用意し、午後8時からはバーカウンターでお酒も提供している。
一押しのあんみつ(330円)。ほどよい甘さが人気の理由
生ビールは330円とお手頃価格
また、店内奥にある10畳ほどのフロアを「多目的広場」として貸し出しており、現在は主に子育て支援を目的とした講座や体験教室の場として利用されている。
ヨガとストレッチが融合した「ヨガレッチ」体験の様子