お三の宮通りにオープンした、ゆるキャラのいるお店の正体は?
ココがキニナル!
お三の宮通りに甘味処が出来ていました。ギャラリーやレンタルボックスもあるみたいで気になります。ゆるキャラもいるみたいです。是非調査をお願いします。(poipoiさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
地域の活性化のため住民らが自ら立ち上げたコミュニティサロンだった。3体いるゆるキャラには「町のシンボルに!」という思いが込められている。
ライター:はまれぽ編集部
お店を発見!ただの甘味処じゃない?(つづき)
加えて、投稿にもあるように、手作りの雑貨などを展示・販売できるレンタルボックス、絵や写真を展示・販売するギャラリースペースも備わっていたりと、とにかく様々な用途で活用できるのが「おさん」の特徴のようだ。
店の外から展示品が見えるようになっているレンタルボックス
ピクチャーレールに自分の作品を展示できる
店舗の概要は大体つかめたが、開店資金はどのように捻出したのか?などまだまだキニナル部分も残る。そこで「おさん」開設の中心となった人物を紹介して頂き、改めて話を聞いてみることにした。
「おさん」誕生のキーマンに直撃!
ご登場頂いたのは、「お三の宮どおりまちづくり委員会」の会長を務める中谷寛さん。
南吉田町町内会長も務める中谷さん
高齢化が進んだ地域の活性化を目指し、2008年9月に結成された同委員会。町の歴史を紹介する案内板の整備など、様々な活動を行う中で、「子育て中のママからお年寄りまでが集えるコミュニティを作りたい」という考えが生まれ、「おさん」立ち上げの構想へと繋がっていったという。
開店に関わる費用は、中谷さんを中心に市や県、国へ働きかけを行い、子育て支援や福祉に関する助成金を得ることで担保したそうだ。「作ったからにはしっかりとした運営をしていきたい。そのために今、NPO法人設立の準備を進めているんだ」と中谷さん。
ゆるキャラの正体みたり!
最後に忘れてはいけないのが「ゆるキャラ」の調査。実はキャラクターを製作したのも同委員会のメンバーたちだ。「若い人にも興味を持ってもらえるような町のシンボルを作ろう」との思いを込め、昨年の10月に3体のキャラが誕生した。
その名もおさんちゃん・かんたくん・つりがねさん
「おさんちゃん」は地域に伝わる人柱伝説に登場する「お三」という女性、「かんたくん」は吉田新田を開墾した吉田勘兵衛、「つりがねさん」はかつてこの地が釣鐘状の入海だったことに、それぞれちなんでいる。
人気沸騰中(?)のゆるキャラバッジ
個人的には、1体だけ人間ではなく、そして何のひねりもない名前を付けられた「つりがねさん」になんとも言えない愛着を感じてしまった。今後はお祭りなどに活用できるよう、キャラクターのかぶり物を製作する予定もあるとのこと。地域住民の夢を背に受けて、お三の宮通りをトコトコと歩く「つりがねさん」の姿を見るのが今から楽しみである。
―終わり―
◆コミュニティサロンおさん
横浜市南区南吉田町2-17
045-261-0356
※多目的広場、レンタルボックス等の利用料金など詳細は
南吉田町町内会ホームページでご確認を
http://www.minamiyoshida.jp/
poipoiさん
2012年06月12日 09時18分
調査していただいてありがとうございました!