なぜそんな店名になったのか、港北区にある「との様飯店」!?
ココがキニナル!
新羽橋近くにある「との様飯店」は何の変哲もないビルの中にある中華料理店ですが、箸袋にはちょんまげ姿の“殿様”が描かれています。その由来は?店主さんも「とのさま」と呼ばれている?(雲葉さんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
現店主の祖父にあたる方が地主で、「との様」という屋号だったために、店名に用いたそうです。なお、店主はとの様とは呼ばれていないとのこと。
ライター:河野 哲弥
考えられるシナリオは2つ
この投稿を読んだとき、その由来は以下のどちらかだろうなと思った。
1つは、店主側がいわゆる殿様商売で、常に上から目線の態度を取るようなお店。もう1つは、お客さんが殿様のようにくつろげ、何でもわがままを聞いてもらえるようなお店。一体、どちらのシナリオなのだろう。
やがて見えてきた、「との様飯店」の入るビル
色落ちしてしまったようだが、それでも目立つ看板
横浜市営地下鉄ブルーライン新羽駅から、歩くこと約5分。いざ、「との様」の謎に迫ることにしよう。
これは、変哲のないビルといえるんだろうか
投稿には「何の変哲もないビル」とあったが、いざ現場に着いてみると、かなり独特のフォルムをした斬新な建物であることに気づく。
新羽駅側から見ると、立方体
鶴見川側から見ると、円柱形
「との様飯店」という雰囲気とはほど遠い、エントランスの様子
まるでデザイナーズマンションのようなエントランスに、本当にここが中華料理店の入口なのだろうかと、何度も確認をしてしまう。やがて意を決してビル5階にある店内に入ると、そこに広がっていたのは、想像を超える見事な眺望だった。
広くて明るい店内の様子
鶴見川沿いの町並みが一望できる
これはきっと、お客を殿様のようにもてなしてくれる方の店なのではないだろうか。早速その詳細や店名の由来などを、店主に伺ってみることにした。