藤沢市にある日本一小さい牧場、「イイダ牧場」ってどんなところ?
ココがキニナル!
藤沢市に日本一小さい牧場があるそうです。イイダ牧場というのですが、牛が結構いるのに、なぜ「日本一小さい」のでしょうか。その理由が知りたいです。(まるてつさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
自家製の原乳を使用した乳製品を直接生産している牧場として、面積・飼育頭数共に「日本一小さい」ようです。マスコミ各社でも確認済みとのこと。
ライター:河野 哲弥
作りたての乳製品が味わえる、ミルクハウスを併設
今回依頼を受けたのは、藤沢市にあるイイダ牧場。「日本一小さな牧場」とは一体どういった意味なのだろうか。
藤沢市西俣野にある現地へ到着してみるも、牛の姿はどこにも見えない。本当にここは牧場なのだろうか。そこにあるのは直売所のような雰囲気の店舗。さっそくお店の方に、詳しいお話を伺ってみることにしよう。
直売所のような雰囲気の建物があった
対応頂いたのは、店長の飯田英子さん。飯田さんによれば、この建物は「ミルクハウス」といい、建物裏手にある牧場で搾られた原乳を使用した乳製品各種を販売しているそうだ。
「ミルクハウス」店内の様子
イイダ牧場の「牛乳」、900ミリリットル入り700円
(店内にて、カップ入り250円も購入可)
まずは同ハウスで取り扱っている商品を、説明して頂くことにしよう。
イイダ牧場の一番のオススメは、何といってもフレッシュな牛乳なのだとか。脂肪分を均質化する、「ホモジナイズ」という処理を行っていないので、絞りたてに近い風味が味わえるという。また、ホルスタイン、ブラウンスイス、ジャージーの3種類の原乳を、独自の比率で配合。カルシウムの消化吸収を考え、65℃で30分以上加熱した低温殺菌加工が、そのおいしさのヒミツとなっている。
ひときわ目を引くのが、12種類余りのジェラート各種
同ハウス一番の人気商品は、濃厚な味わいがクセになりそうなジェラート各種。ミルク、バニラなどの定番品から、季節ごとのフルーツなどを取り入れた季節限定品まで、常時12種類ほど用意している。(土日祝日は15~18種類)
カップとコーンが選べ、シングルが310円で、タブルは360円。また、1日先着10人までは、写真のようなカップ型のパンも選ぶことができる。(シングルのみ)
手のひらサイズのパンに、たっぷりのボリュームがうれしい
同じ原材料を使用しているが、より空気の含有量を増やし、口溶けのなめらかさを演出しているのがこちらのソフトクリーム。ミルク、コーヒー、ミックスの3種類で、それぞれ310円。こちらも先着10人まで、カップ型のパンの対応が可能。他にも、同牧場の牛乳を使って他社で作られた牛乳ジャム、レアチーズ、プリン、クッキー、パンや、他牧場のチーズやヨーグルトなども販売している。
色合いから濃厚さがうかがえるような、ソフトクリーム(ミルク)
では、そろそろ本題に戻るとしよう。「日本一小さい牧場」とはどういうことなのか、牧場の歴史と共に、お聞きすることにした。