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横浜市と川崎市の境界、線路が街中を無尽に走る街。はま旅Vol.78 「矢向編」

ココがキニナル!

横浜市内全駅全下車の「はま旅」第78回は矢向駅。川崎市と横浜市の境界にある駅の周辺には昔ながらの住宅街と工場地帯が広がっていた。

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ライター:吉川 ゆこ

住宅街にある小さなケーキ屋さん



JR南武線矢向駅に降り立った。ホームから留置線に何台も電車が停まっているのが見える。電車が好きな人にとっては、電車が仲良く並んでいるのを見るだけでテンションが上がる。私のテンションも上がった。
 


今回の「はま旅」は天気に恵まれなかった


以前は車両基地があった名残だろう。駅舎は大きくはないが、駅そのものは存在感がある。
川崎駅まで2駅だし、東京方面にもアクセスしやすい。それでいて駅周辺は昔ながらの商店街が残っている。住みやすそうだなと思いながら散策を始めた。
 


川崎駅行きの始発も多い


駅前の商店街を抜けるとすぐに住宅街だ。そこで可愛らしいケーキ屋さんを発見した。
 


普通の民家の壁に看板が見えた


おじゃましますと木の扉を開けると、目の前にショーケース。おいしそうなケーキと焼き菓子も並んでいる。パティシエの堀内リョウコさんがお母さんの和子さんと切り盛りするケーキ&カフェ「ロッティーズ」は、カフェスペースでお茶も飲めるケーキ店だ。
 


こじんまりしているが、居心地のいいカフェスペース


早速ケーキをいただく。まずはリョウコさんのおすすめというバナナタルトをいただいた。クリームはふわふわっと溶けるようで、タルト部分はガシガシッと十分な歯ごたえだ。
矢向でこんなケーキに出会えるとは思ってもみなかったよ~。
 


バナナタルト(400円)


有名なケーキ屋さんは大量生産しなくちゃいけないから作ったものを冷凍保存しているところが多い。でもロッティーズのケーキは冷凍保存しないし、売れ行きを見ながら作るので、ケーキが本当にフレッシュなのだ。

もうひとつ、これは何とも秋らしい芋栗パイもいただいた。パイ生地がさくっとしていて香ばしい。食べすぎと思われていないだろうか?大丈夫、ロッティーズのケーキは2個くらい軽くイケる。
 


芋栗パイ(300円)


ロッティーズのケーキは、ちゃんと地に足がついたケーキって感じがする。浮かれた感じはない、リョウコさんにちゃんと仕事を施されておいしくなりましたと胸を張ってショーケースに並んでいる。
 


リョウコさん(左)と和子さん


和子さんが「娘は子どもの頃からパティシエになりたいと言ってました」とほがらかにお話ししてくださった。娘さんをサポートする頼もしいお母さんだ。
現在お店は木・金・土の営業で、11月からしばらくお休みに入る。リョウコさんのお腹にはベビーちゃんがいるためだ。食べてみたいと思われた方は10月中にぜひ!
私も矢向への再来を心に誓った。