横浜スタジアム、来季から新シートを3種類設置!
ココがキニナル!
来年から、横浜スタジアムに新しい席ができるそうです。どんな席がどのくらいの値段で用意されるんでしょうか?(はまれぽ編集部のキニナル)
はまれぽ調査結果!
ファールラインから2.5mの場所にできるエキサイティング・シートなど、3種類のシートが新設される。チケット価格は検討中とのこと
ライター:田中 大輔
今シーズン、横浜DeNAベイスターズに大きな変化の兆しを見て取ったファンは多いはず。
中畑清監督の明るさ、ベンチの雰囲気、最後まであきらめない姿勢、エトセトラエトセトラ。
しかし、変貌を遂げようとしているのは、選手たちだけではない。
オーナー企業が株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)に変わり、ファンサービス面もかなり充実した。
ホーム開幕に合わせて開店した新オフィシャルショップや、ゴールデンウィークと夏休みの「ハマスタBayガーデン」に夏休みに小学生が活躍したキッズスタジアムなどのイベント、各種割引や企画チケットなどこちらも枚挙にいとまない。
ゴールデンウィークに行われた「ハマスタBayガーデン」の様子
さらなるファンサービスの拡大を目指す球団から、25日には横浜スタジアムの観客席の改修についての発表が行われた。
野球をきっかけに
説明会では、池田球団社長から「コミュニティボールパーク」化構想が披露された。
これは、横浜スタジアム改修のためのコンセプト。野球ファンはもちろん、球場に足を運んだことのない人までが気軽に集まれる場所としてのスタジアムを目指す考え方。
野球をきっかけに集まり、野球をきっかけにコミュニケーションを育む、横浜のランドマークになりたい、という思いが込められているそうだ。
cap:コミュニティボールパーク化構想を説明する池田球団社長
池田社長は、コミュニティボールパーク化のために大切な6つの要素があると説明。
① カラーコミュニケーション
② 街の歴史の1ページ化
③ 野球好きが野球を楽しむ
④ 変化・最新・独自
⑤ 野球をきっかけに楽しむ
⑥ 選手が愛し誇る場所
チームの色であるブルーや、横浜を象徴するレンガを生かしたモチーフを取り入れるアイデアのカラーコミュニケーションを筆頭に、上記6つの項目を挙げた。
チームの歴史を振り返れるような展示や従来のファンがより野球を楽しめる環境作り、観戦の時間を楽しむための飲食物の充実など、これらの要素を意識しながらコミュニティボールパークの核である“来るきっかけ、話すきっかけ”を形作っていこうという考え方がベースになっている。
ハマスタにもエキサイティング・シートが!?
その第1弾として、来季から導入される新しいシートが発表された。
新たに設置されるのは、エキサイティング・シート、ツイン・シート/トリプル・シート、BOXシートの3種類だ。
この中でも一番の目玉になるエキサイティング・シートについて、同席した横浜スタジアムの今井清人常務は「横浜スタジアムでは平成17年から内野席のネットを外し、全体がエキサイティング・シートのようになっています。今回はさらに、グラウンドに降りてファールラインから2.5mのところに設置します」と説明。
エキサイティング・シートのイメージ図。選手もすぐそこという位置(球団提供)
両翼に設置されるエキサイティング・シートは一三塁側合わせて全部で278席(1名席125、2名席7ペア14)。グラウンドレベルでの迫力ある観戦が可能になる。
すでに導入されている球場もあるが、今井常務は「後発の利点として、これまでの成功、失敗体験を反映できる」と話し、「今まで以上の空間を提供できる」と自信を見せた。