はまれぽ『ウィンターイルミネーション2012』特集 [湘南編]
ココがキニナル!
『ウィンターイルミネーション2012』は、みなとみらい、それ以外の横浜市内、川崎、湘南と、4エリアのイルミネーション特集。今回は、湘南エリアのイルミネーションスポットをご紹介。
ライター:吉澤 由美子
クリスマスが近付いてくると毎年楽しみなのが、冬の澄んだ空気にきらめくウィンターイルミネーション。
はまれぽの『ウィンターイルミネーション2012』特集の最初のスポットは湘南エリア。
江の島のシーキャンドルが『湘南の宝石』というイルミネーションで「関東三大イルミネーション」に選ばれたとあっては、行ってみなければ!
さらに新江ノ島水族館では、「光り輝くウィンターファンタジー メリークリスマス in 新江ノ島水族館2012」というイベントが12月25日(火)まで行われているらしい。
ということで、江ノ島へGO!
世界一エコなXmasイルミネーション 新江ノ島水族館
江ノ島電鉄「江ノ島」駅に到着したのは、暗くなるにはまだやや早い時間。そこで、まずは新江ノ島水族館に行ってみることに。
入場料大人2000円を払って中に入ると、最初にデンキウナギの水槽があった。しかも、「デンキウナギ」の放電を利用してLEDライトを点滅させるクリスマスリースが飾られている!
実は世界で初めて、デンキウナギの放電をライトバーで見せる展示を行ったのが江ノ島水族館。リニューアルして新江ノ島水族館と名称は変わったが、その伝統はパワーアップして引き継がれているのだ。
水族館スタッフからは「デンキさん」と呼ばれているデンキウナギ
デンキウナギは常時、放電をしているので微弱な電流が水槽に流れている。そのためリースはいつも弱めにチカチカまたたいているが、定期的に大放電が起こってリースがまぶしく輝くことがある。
実は肺呼吸のデンキウナギ。5~10分程度に1回、水面に鼻先を出して呼吸するのだが、その時に必ず大放電するのだ。
デンキさん、大放電!! さらに高い電流が流れると中心の星も輝くらしい
15分程度を待てる余裕があるなら、デンキさんの肺呼吸&大放電は必見だ。
そしてデンキさんがいる入口横から先に進んだ相模大水槽の真ん中には、海藻で作られたクリスマスツリーが揺らめいている。
淡いライトに照らされた海藻のアクアツリー。小魚にとって格好の休息場所
※クリックすると拡大します
さらに進むと、デンキさんと並ぶ新江ノ島水族館名物、「クラゲファンタジーホール」がある。ここは癒されると評判のエリア。
グラスツリー上の天井にミズクラゲの姿が浮かび上がる
※クリックすると拡大します
グラスツリーは、ひとつひとつのグラスにクラゲが入っていて、ゆらゆら優雅に動いている。
透き通った体が水の中でのんびり揺れる
※クリックすると拡大します
クラゲはとてもデリケートで傷つきやすい生物。クラゲの調査や飼育、そして展示などを江ノ島水族館は世界に先駆けて行っており、グラスに入るサイズで元気なクラゲをたくさん展示できるのも、これまでの飼育ノウハウあってこそ。
ほかに2013年1月31日(木)まで行われているイルミネーション系の展示もある。それは『極限に生きる 光り輝く生き物たち」という企画展。自ら発光するものなど光を利用して生活する生物が展示されており、こちらもいわばエコなイルミネーション。
紫外線から身を守るため蛍光タンパクを持っていてブラックライトでほのかに光るサンゴ、目の下の発光器を回転させて光を点滅させるヒカリキンメダイ、角度によって縁が虹色にきらめくカブトクラゲなど、不思議な生き物を見ることができる。
蛍光タンパクでぼんやり光るサンゴ
※クリックすると拡大します
水族館を出ると陽が落ちてあたりは暗くなりはじめており、江の島の方を眺めると頂上がキラキラ輝いている!