【震災れぽ20】よこはま動物園ズーラシアに人は戻ってきているの?
ココがキニナル!
震災レポでも取り上げた「よこはま動物園ズーラシア」のその後の様子はどうなっていますか?
はまれぽ調査結果!
ほぼ以前の来場者数に戻りました。4月24日には開園記念日を迎え、園内は活気づいています。
ライター:河野 哲弥
以前、震災から一週間後の「よこはま動物園ズーラシア」の状況を【震災れぽ13】で取り上げた。
あの時の状況は、地震による被害よりも、むしろ計画停電の影響が大きく、入場者数も2,000人に届かない状態だった。
あれから2週間が経ち、同園の状況はどうなっているのか気になるところだ。
そこで、再び広報の牧野様を訪ねてみた。
3月末で1万人弱、4月3日には約12,000人の来場者を迎えたズーラシア
前回3月20日、園内の閑散とした様子
今回4月3日の同じ場所、明らかに人は戻っている
以前伺った時の最大の課題は、計画停電の予定が見えず、止む無く臨時休業せざるを得ない日があったこと。実際その後、3月22・23・24日の3日間は閉園していたそうだ。
しかし、今では東京電力と直接連絡を取り合うようにし、計画停電中止の知らせがより確実に把握できるようになった。その為、連日通常営業を続けることが可能となり、今では以前の客数にほぼ回復。
これからゴールデンウィークを控えるが、5月の電力需要は年間で最も少ない為、今のところ通常通り開園できる見込みが立っているとのこと。
ただし、夏場のピークになると、再び見通しが立たなくなるのが心配だという。
そんなズーラシアはもうすぐ開園記念日、当日は入園料無料イベントも
4月23日・24日先着各100名様には、「オカピークラフトバス」をプレゼント
そんな中、4月24日で「よこはま動物園ズーラシア」は開園12周年を迎える。
入園料もその日だけ無料になるそうだ。
また、当日は12周年にちなんで、12種類の動物達(インドゾウ、インドライオン、オカピ、オセロット、セスジキノボリカンガルー、チンパンジー、ニホンザル、フンボルトペンギン、ボルネオオランウータン、ミナミアフリカオットセイ、レッサーパンダ)の紹介に特に力を入れ、普段では見ることのできないイベントも盛りだくさんらしい。
同じく一周年を迎えるオカピーバス(愛称「ズッピ」) のプレゼントも用意されているので、是非、来園して楽しんでいってくださいと、牧野様は言う。
次第に震災の影は薄くなってきた、普段の姿に戻りつつある園内
取材当日行なわれた「ホネホネ動物園」イベントも大盛況
その日、いくつかのご家族に来園目的を聞いてみたところ、「単に普段のレジャーとして動物園に来た」という意見が多くあった。前回取材した時のような「子供達が閉じ籠もりがちなので…」という話はどこにもなかったので、震災前の生活にようやく戻ってきたのだろう。
しかし、被災地が復興し、震災前の生活に戻るのにはまだまだ時間がかかる。
今、我々にできることは経済を活性化させ、明日への元気を多くの方に届けることではないか。
今月23日・24日の2日間、開園12周年イベントが開催される。
24日においては、開園12周年を記念して入園料が無料となるので、ぜひ足を運んでみてほしい。
はまれぽ編集部も12周年イベントに参加し、多くの方に明日への元気を届けたいと思う。
―終わり―
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