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ゆずの「夏色」に出てくる「長い長い下り坂」って本当に長いの?

ココがキニナル!

ゆずの「夏色」、サビで「この長い長い下り坂を~」というくだりがあります。この坂にはモデルとなった坂があるそうですが、実際に自転車で下って本当に長いのか確かめてください(kamekunさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

「長い長い下り坂」のモデル最有力候補の「鬼坂」は、傾斜のある前後の道を含めて305メートル。日常生活を送るうえでは「長い」と感じると言えそう。

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ライター:はまれぽ編集部

言わずと知れたゆずの1stシングルである「夏色」。1998(平成10)年6月の発売以来ロングヒットを続け、いまや「夏といえばこの曲」と言われるほど日本を代表する楽曲となっている。

また、2008(平成20)年から京急本線上大岡駅の駅メロディ(列車接近案内音)に使用されていることでも知られている。下りがAメロ、上りがサビだ。

この「夏色」のサビに登場する「長い長い下り坂」というのが、二人の地元・岡村にある坂をモデルとしていると言われている。ただ、具体的にどの坂であるか明言はされておらず、ファンの間でもいくつかの憶測を呼んでいるようだ。

はたして、長い長い下り坂とはどこなのか。そして、実際に自転車で下ったらどれくらい長いのか。岡村を訪ねた。



「長い長い下り坂」最有力候補の「鬼坂」

ゆずの地元・岡村は「ゆずっ子」たちの聖地となり、いまも多くのファンが訪れているのは、過去に掲載した「ゆずの『岡村ムラムラブギウギ』に登場する所は今どうなってるの?」でもご紹介した通り。

岡村は数々の楽曲のモチーフとなり、またPVやジャケットなどの撮影場所となった。以前、記事でもその歴史をご紹介した「横浜市三殿台考古館」もその一つである。
 


以前の取材でもお世話になった橋口豊さん


三殿台考古館は、アルバム「すみれ」のブックレット撮影が行われたことで知られる。その縁でゆずっ子たちも多く訪れ、考古館の職員も一人ひとり丁寧に対応している。取材に訪れた日も、多くのゆずっ子たちが話を聞きに来ていた。
 


相模原から訪れたYさん、Kさん、Mさん(左から)


考古館では、細い道が入り組んだ坂の多い街で迷わないよう、ゆかりのスポットが書かれた手作りの「ゆずマップ」を配るなどして、“聖地巡礼”のアドバイスも行っている。そこで、「夏色」のモデルとなった坂はどこなのか伺ってみた。

「実は、どこの坂かははっきりしていないんですよ。一番よく言われているのは『鬼坂』なんですが、岡村天満宮の前の坂という説もあったり、諸説あるというのが実際のところです」
 


考古館でゆずっ子だけがもらえる「ゆずマップ」


「鬼坂」というのは、2011(平成23)年に閉学した県立外語短期大学の正門付近から、大岡川方面にのびる坂のこと。
 


鬼のような傾斜の「鬼坂」


2006(平成18)年に放送された特番で、ゆず自身が“「夏色」凱旋路上ライブ”と題してこっそりと演奏を行ったことから、「長い長い下り坂」の最有力候補としてファンの間に広まった。最近では、深夜のバラエティ番組で女性芸人が「PVに使われたデートスポット巡り」として訪れている。
 


考古館では、「つぼ」と「かめ」の缶バッジ(100円)を販売中




実際にゆっくりゆっくり下ってみた

では、「長い長い下り坂」候補としてもっとも可能性の高い「鬼坂」は、どれくらい長いのか。実際に自転車に乗って検証することに。
 


誰かを自転車の後ろに乗せると道路交通法違反となるため、検証は一人で行った