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横浜市内に趣のある銭湯はどこにある?第2弾

ココがキニナル!

保土ケ谷駅前の第二常盤湯という銭湯がいい雰囲気を醸し出しています。しかも、奥まった路地裏にあって普通に駅前の道路を歩いているとその外観を見る事すらできません。ぜひレポートしてください(やすしくんさん)

はまれぽ調査結果!

大好評の銭湯記事シリーズ第2弾! 今回は、横浜市内で名前に「第二」の付く、趣のある3軒の銭湯をご紹介!

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ライター:河野 哲弥

全部で4軒、ある意味貴重な「第二」銭湯



まず、投稿にあった「第二常磐湯」。早速取材を申し込んでみたところ、「最近マスコミに紹介されることが多いので、ご近所の手前、少し時間を置きたい」そうで、残念ながら取材NG。雑誌やインターネットにも情報が載っているので、参考にしてみては・・・とのこと。

それにしても、「第二常磐湯」の「第二」とは何なのだろう。調べてみたところ、横浜市内で名前に「第二」が付く銭湯は、現在4軒しか営業していないようだ。
 


一例として、磯子区の「第二江陽館」


本家ともいえる第一は現在でもあるのだろうか。そこで、「第二常磐湯」を除いた3軒すべてに、その辺の事情を伺ってみることにした。



無料相談などを開催、鶴見区「第二峯の湯」



最寄り駅のJR尻手駅から歩くと約30分、末吉橋の西岸にあるのが「第二峯の湯」。神奈川県浴場商業組合の理事長を務める高橋さんが運営している。
 


マンションの1Fに、銭湯とコンビニが併設されていた
 

白いタイルの近代的な銭湯


「第二峯の湯」の創業は1953(昭和28)年ごろ。その約10年後に現在のマンションに建て直し、コンビニもこのとき併設した。本当はコンビニの中を通って銭湯へ行く仕組みにしたかったそうだが、チェーン本部が、そう簡単に首を縦に振ってくれなかったそうだ。
だから、「銭湯の入口は、分かりづらい裏の方にできてしまったんです」と、高橋さんも渋い顔。
 


シャワーやカランの取っ手には、温泉マークが
 

カウンターと女湯の間にある小窓、石けんなど小物のやりとりに便利


お湯は水道水。重油などで熱めの43度程度に沸かし、すべての湯船が薬湯となっている。「廃材などを苦労して集めれば、銭湯は、本来コストがあまりかからない商売。しかし、ガスや油などで沸かしたり掃除機で電気を使ったり、楽をしようと思うとキリがない」と高橋さん。

気になる「第一峯の湯」は、ここから徒歩10分ほどのところで運営していたが、「第二峯の湯」のオープンを機に人に任せることに。しかし、現在は廃業している。家庭への風呂の普及などもあり、「来る人が少なくなる一方でコストは上がる。ここは、ビル全体の収益があるから、何とかやりくりできている」という。
 


男湯と女湯の間にある、談話スペース
 

パートさんが描いた絵の展覧会や、無料の相談室も


高橋さんは、そんな銭湯を「人の集まる場所として活性化できないか」と、近所の医者や市会議員を招いた無料の何でも相談会などを開催している。

「楽器の練習がしたい」という要望も、2つ返事で承諾。「広いスペースがあるのに、営業時間外には眠ってしまっているのがもったいない。風呂に入らなくてもいいので、何でも気軽に相談してください」と話していた。

アクセスは多少厳しいかもしれないが、バス便などもあるので、訪ねてみてはいかがだろうか。