検索ボタン

検索

横浜のキニナル情報が見つかる! はまれぽ.com

  • はまれぽ.com無料掲載について

ココがキニナル!

横浜産の陶磁器「横浜焼」って、どんな陶磁器ですか? また、現在でも製造されてるんですか? 取材してください。キニナル(にゃんさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

和と洋が融合した、横浜で作られた焼き物。「形がない」のが横浜焼の特徴。現在も、かつての繁栄を継ぐべく複数の窯元が活動をしている。

  • LINE
  • はてな

2013年07月22日

ライター:細野 誠治

そもそも「横浜焼」って?

開港間もない横浜の地。そこに全国の陶工たちが集い、誕生した焼き物。それが「横浜焼」。
最盛期には多く海外に向けて輸出され、その造詣の美しさ・精細さが反響を呼び賞賛されたという。中でも、宮川香山の興した「眞葛焼(まくずやき)」と呼ばれる作品群は最大級の評価を得た(詳しくはこちら)。

眞葛を筆頭とする横浜の窯元も、その多くが震災や空襲により途絶えてしまったが、現在もなお“横浜焼”を名乗り活動を続けている窯元がある。

いくつか存在する窯元のなかで今回、横浜・元町に店を構える「横濱 増田窯」に話を聞くことができた。
なぜ、絶えてしまったとされる“横浜焼”の名を掲げているのか。
 


元町仲通りから代官坂へ。坂の中腹に目指す店がある


かつてペリーが上ったとされる代官坂を行くと、右手に瀟洒(しょうしゃ)なギャラリーがある。
 


こちらが「横濱 増田窯」さん
 

さりげなく看板に配された陶器がかわいい・・・


訪れた日はちょうど横浜焼の絵付け教室が開催されており、ギャラリーには生徒さんたちの姿があった。
 


和気あいあいとした雰囲気


しばし制作風景を見学した筆者。その後、教室がひと段落したところで、代表の増田博一氏に話を聞く。
 


増田博一氏。「はまれぽ見てますよ」とありがたいお言葉




私淑(ししゅく)して横浜焼を伝える

いったん途絶えてしまったとされる横浜焼。どうして今も続いているの?

「横浜焼とは、全国の陶工たちが横浜に集まって研鑽(けんさん/深く究めること)された焼き物です。港がすぐ側にあって、どんどん輸出された。同時に海外の器もたくさん輸入されてきました。もたらされた海外の技術も取り込み、和の器とも洋の器とも違う、東西が融合した作品。それが横浜焼です」
 


和と洋の技術が混ざり合い、溶け合った焼き物たちが並ぶ


さらに増田さんは続ける。「融合。私たちはそんな“横浜焼の精神性”を継承しています。かつての作品の真似ではなく、精神性を継ぐことが継承なんじゃないか? そう思っています。あとはお客様に判断していただこうと。“そうだ”と思っていただければ幸い、“違う”というなら、そうなのかも知れません」

なるほど。和と洋の融合が横浜焼と。ギャラリー内を見れば一目瞭然です。



復興に尽力した増田窯の初代

そんな精神をもとに、横浜焼の復興に尽力したのが博一氏の父・先代の博氏。
横浜の焼き物にいたく感銘を受けた氏が、窯を開いたのは1965(昭和40)年、25歳のとき。かつて宮川香山氏のもとにいた陶工を探し集めて始まったそうだ。
 


先代の増田博氏(横濱増田窯HPより)


この増田博氏、実にパワフルな方で、息子で二代目の博一氏いわく「地元の有名人。熱い人で、思い込んだら何時間でも滔々(とうとう)と語り、次々に思ったことを行動に移してやってしまう人」。

人生を2倍速で生きているような? と聞くと、「まさに、そんな人(笑)。英語が話せないのにアメリカの会社との決済に臨んだり・・・」。勢いや思いで乗り切ってしまうパワーの持ち主だったと容易に想像がつく。

さらに先代は、かなり先を見ていたようだ。「僕の人生は親父(先代)にレールを敷かれていたようなもので」という博一氏の言葉の通り、息子の博一氏を跡継ぎとするべく着々と布石を打っていく。

「これからは海外だ。海外に認められるんだ」と息子の博一氏に英語を習得させるべくインターナショナルスクールに入学させると、その後、博一氏はアメリカの美術大学でデザインを学び、帰国後は有田の源右衛門窯に“丁稚(でっち)奉公”に出されたという。そしてそのまま実家の増田窯を継ぐこととなる。
 


さまざまなテイストの器がある


海外に盛んに進出し、評価を得ている増田窯の器。「実際にやってみて、先代は、ものづくりとしてすごいことをやっていたんだと痛感しました」 と博一氏。

そんな増田窯の現在は?・・・続きは次のページ≫
 

  • LINE
  • はてな

おすすめ記事

人間国宝の陶芸家、加藤土師萌と浜田庄司ってどんな方?

おひとり様のカフェ利用大歓迎。18種の個性豊かなお風呂に加え、有名店の味が楽しめる料理も自慢!

  • PR

本牧にある陶芸センターってどんなところ?

雨でも安心の屋内施設。安全に配慮した環境で、思いきり身体と頭を使って、夢中になれる遊びがいっぱい!

  • PR

横浜DeNAベイスターズ、新ユニホーム発表!!

大人も子どもも遊びながら理系脳が活性。科学を身近に感じられるエンターテインメント性の高いミュージアム

  • PR

皇室御用達!日本最古の洋靴メーカー大塚製靴について教えて!

横浜駅から20分の場所で非日常を満喫。家族旅行やみなとみらいの観光にオススメな、横浜唯一の料理旅館

  • PR

新着記事

イベントも続々開催!老舗と新店舗が協力し合う藤棚商店街の魅力を「藤棚新聞」に聞いてみた!

    • 面白かった52
    • 面白くなかった3
    • コメント3
  • 2018年11月19日

日産のカルロス・ゴーン会長が逮捕! 急転直下の日産グローバル本社前の様子は?

    • コメント1
  • 2018年11月19日
花火大会特集2018:横浜・神奈川県内の花火大会情報
中華街/路地裏グルメ特集
イベントカレンダー
横浜・神奈川のお出かけ情報
はまれぽ.com無料掲載について

はまれぽ編集部のイチオシ

患者さんの痛みと向き合い、快方へと導く確かな腕。泉区「白百合治療院」

  • PR

ベテラン講師が基礎から徹底指導。横浜駅のボイストレーニングスクール「プライズエンターテインメント」

  • PR

車の修理、なんでそんな高いの?「ペイントブル横浜旭」ならディーラーよりも安く早く修理できるって本当?

  • PR

「勉強は楽しい!」と皆が感じる空間に成績アップの秘訣あり。学習塾「FULLMARKSセンター南」

  • PR

通りかかるとゴマ油の香ばしさに誘われてお腹がすく。昭和33年創業の関内の名店天ぷら・肴「登良屋」

  • PR

女子ウケ抜群♪ 串揚げ×ワインでオシャレにいただくのがハマのスタイル!「串揚げとワイン はち」

  • PR

環境を考えること=クリエイティブ!? 中高生がゴミを作品に生まれ変わらせる「かんきょう文化祭」

  • PR

天王町で30年以上続く居酒屋さん! 本格的な料理がリーズナブルに味わえる「出世居酒屋いっすんぼうし」

  • PR

詰め込むだけでは、ダメ。人の声をよく聴き、自ら考えられる人をつくる。高い合格率を誇る「啓進塾戸塚校」

  • PR

野毛の歴史を知り、温かな想いが宿る居酒屋さん。お1人様のカウンター利用から80名対応のお座敷宴会まで

  • PR

みんなのキニナル投稿募集中!!

はまれぽ編集部が
キニナルことを調査してお答えします!!

  • 川崎フロンターレが、Jリーグ連覇という快挙を達成したのに、はまれぽじゃ全く相手にされないんですね、、...

  • 日産自動車のゴーン会長、逮捕との報道です。みなとみらい本社の様子や今後の影響などレポートしてください...

  • 三渓園には移築された建造物が多数存在しますが、移築に至った経緯や運搬手段などが気になります。

あなたはどう思う?

今年のイルミネーションはどこで見る?

最近のコメント