横浜市営墓地、現在の空き状況や今後の建設予定は?
ココがキニナル!
市営日野公園墓地(港南区)で墓地使用者の募集を開始したようですが、他の市営墓地でも空きはあるのでしょうか。また、今後、市営墓地は作られる予定はあるのでしょうか(恋はタマネギさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
2013(平成25)年は9月4日から10月4日まで三ツ沢墓地での募集が行われる。現時点で新たに作られる計画はないが、有識者会議で今後の検討が行われた
ライター:田中 大輔
これもひとつの時代の流れなのか、お墓を取り巻く環境や考え方というのも変わってきているようだ。
一般的にお墓と聞いてイメージするタイプのお墓を望む人がまだ多くいる一方で、合葬式のお墓やロッカータイプの納骨堂などの新しいお墓もポピュラーになってきている。
それは民営霊園だけでなく、市営墓地も同じこと。
今回は、横浜市営墓地の現状や今後の使用者募集、将来のことについてお届けしよう。
4つの市営墓地についておさらい
まずはじめに。
今回のキニナルに「市営日野公園墓地(港南区)で墓地使用者の募集を開始したようです」とあるが、これは2012(平成24)年の情報。
日野公園墓地には美空ひばりさんのお墓がある
さて、今回は市営墓地について話を聞くため、健康福祉局環境施設課の相澤さんと荻沼さんを訪ねた。
今年の3月に市庁舎に引っ越した環境施設課へ
まずは、現在ある市営墓地についておさらいしておこう。
久保山墓地、三ツ沢墓地、日野公園墓地、そしてメモリアルグリーンの4ヶ所がそれに当たる。
市営墓地はこの4ヶ所(Googleマップより)
久保山、三ツ沢の2ヶ所は、従来型のお墓(墳墓地)。日野公園は墳墓地に加え、壁面式納骨施設や合葬式納骨施設といったお墓も用意されている。
久保山墓地。見慣れた形のお墓が数えきれないほど並んでいる
メモリアルグリーンには芝生型納骨施設、合葬式樹木型納骨施設、合葬式慰霊碑型納骨施設と呼ばれる設備がある。
芝生型納骨施設は従来型のお墓に似ているが、墓石が平たいプレートになっていてひとつのお墓に6つほどの骨壷を納めることができる。
芝生型納骨施設。外国のお墓を彷彿とさせる形だ
合葬式の2つは、樹木や慰霊碑を墓石の代わりとして、その周辺にお骨を埋葬するスタイルのお墓。個々の墓標がないため、万が一後を見る家族がいなくなっても無縁のお墓になることはなく、市が管理してくれる。