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横浜「1000ぶら」商店街探訪Vol.10 イセザキ・モールで「食べ歩き」&「ファッションコーディネート」で伊勢ブラ

ココがキニナル!

「みのや」さんと「鳳凰楼(ほうおうろう)本館」でグルメを堪能、「むさしや」さんでイセザキ・ファッションについて話を聞き、「いわ乃」さんと「わかくさ」さんでデートファッションコーディネート

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ライター:橘 アリー

「1000ぶら」と聞いて「伊勢ブラ」という言葉を思い出す人もいるのでは?
そこで、「横浜1000ぶら商店街探訪」10回目の今回は、「元祖(?)ぶらり歩き商店街」のイセザキ・モール1・2ストリートで1日を過ごす。「1000円」は思いっきりグルメに投資すると決め、「イセザキ・モール」には洋品店が多い、という印象があったので、以前からやってみたかった「イセザキファッション」を男女別にコーディネートしてみることに。
 


アポ無しで、コーディネートさせて貰えるのか?・・・ちょっと不安である


「伊勢ブラ」はいつ生まれたのか?
伊勢佐木町は1874(明治7)年に吉田新田の埋め立てによって誕生した町で、1876(明治9)年に1丁目に「増田座」(後の蔦座/つたざ)という芝居小屋が開業したのを機に、明治時代には数多くの芝居小屋や寄席でにぎわっていた。

1896(明治29)年には、衣類・服飾・雑貨・飲食・娯楽の店が全部で202軒あったようである。

伊勢佐木町が1丁目から7丁目の体制になったのは、関東大震災からの復興が終わり土地区画が整理された1928(昭和3)年のことで「伊勢ブラ」という言葉が生まれたのもこの年である。

今回巡って行くイセザキ・モール1・2ストリートは、1946(昭和21)年に「伊勢佐木町1・2丁目振興会」として商店街組合を結成後、いくつかの変遷を経て1977(昭和52)年に現在まで続く「伊勢佐木町1・2丁目地区商店街振興組合」を発足。
続いて、1・2丁目の「樹木のある買い物公園」という意味の「ショッピング・モール」にする計画ができ、1978(昭和53)年に「イセザキ・モール1・2丁目」(イセザキ・モール1・2ストリート)が開業した。

そんな歴史のあるイセザキ・モール1・2ストリートでのファッションコーディネート。
ところで、伊勢佐木町には、元町の「ハマトラ」のように、何か伊勢佐木町らしいファッションというものはあるのだろうか?
そこで、コーディネートをする前に、1869(明治2)年創業の「むさしや」さんで、伊勢佐木町のファッションについて聞いてみた。



1869(明治2)年創業、婦人洋品・洋傘の「むさしや」さん


 


店内には、華やかな洋品が並んでいる
 

さっそく、中に入っていく


「伊勢佐木町らしいファッションについて教えて下さい!」
唐突にそんな事をお願いしたところ、快くお話ししていただけることに。
 


4代目になると言う代表取締役の津田武司さん。とてもダンディな方である!


ちなみに、「むさしや」さんの正式名称は、「株式会社むさしや津田商店」という。

津田さんによると、「特に伊勢佐木町らしいファッションというものは無く、そのかわり、伊勢佐木町には、かつて松坂屋、野澤屋、松屋などのデパートがあり“ここに来れば何でもそろう”」というのが伊勢佐木町のよいところ、とのこと。

そう言われてみると、現在は、デパートこそ無いが、それでも、洋服・洋品・呉服・雑貨・食品・本・CD・飲食店など、多種多様なお店がそろっている。
 


イセザキ・モール1・2ストリートの様子


「むさしや」さんは、呉服店から始まり、1957(昭和32)年ごろから毛糸や傘を販売するようになったそうだ。当時は既製品の洋服があまり無かった時代なので、毛糸を買って編み物をするのが流行っていたという。

現在も色とりどりの傘が売られている。
 


この傘は、銘仙(めいせん)織りであるそうだ!


銘仙織りとは、平織りの絹織物のもとである。
通常の織物は、経糸(たていと)と緯糸(よこいと)を交互に組み合わせるのだが、銘仙織りは、経糸の色と緯糸の色を故意的にずらして織ることによって、色の境界がぼけるような柔らかい見栄えとなっている。
 


柔らかく優しい雰囲気である!


お話を伺って、特に伊勢佐木町らしいファッションというものは無いようだったが、現在の伊勢佐木町で購入することができる洋服のコーディネートにチャレンジしてみることに。

「むさしや」さんを後にして、ファッションコーディネートをさせていただくお店を探す。
商店街の通りを歩いていると「JRAエクセル伊勢佐木」のショーウインドーに“スカジャン”が展示されているのを発見!

 


このディスプレイは「いわ乃」さんいうお店のもの


“スカジャン”や“ジーンズ”は大好きなので、「いわ乃」さんに、コーディネートをさせていただくお願いをしてみることに。



ジーンズハウスの「いわ乃」さん


 


お店前の様子


1951(昭和26)年創業の「いわ乃」さんは、以前にはまれぽの記事で書かせて頂いたイセビルの1階にある。以前は輸入雑貨などの取り扱いが多く、そのころは何度かお店に伺ったことはあったが、久しぶりの来店だ。

アポ無しで、大切な商品を使ってコーディネートをさせて貰えるのだろうか・・・。
不安な気持ちを抱きながら、店内へ。

ファッションコーディネートをするのが初めてなので、当然のことながら“ファッションコーディネートをさせて欲しい”とお願いするのも始めてである。
なので、説明がしどろもどろになってしまったが、店長さんは、根気強く話しを聞いて下さり、ご快諾くださった。
 


店長の髙見澤(たかみざわ)さん。クールな印象だが心優しい人である
 

さっそく店内を見てまわる

 

AKBのメンバーも、ここで売っているのと同じ“スカジャン”で撮影している!


ステキな商品がいっぱいなので、これからコーディネートをするという緊張感を忘れ、しばらく店内を楽しく徘徊する。
 


サイズが合えば、これを着てみたい!