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今は無き屋台村プロレス、伝説のレスラーは今?

ココがキニナル!

昔、屋台村プロレスに「鴨居長太郎」という伝説のレスラーがいましたが、今は何をやってるんですか?(NITROさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

便利屋業で年収1000万円を稼ぐ経営者として活躍していた!

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ライター:佐賀井 大樹

元格闘家で、現在便利屋として働く鴨居長太郎氏


 
昔、鴨居長太郎というプロレスラーがいたことはご存じだろうか?
恥ずかしながら、はまれぽ編集部では誰一人として知る者はいなかった。
 
インターネットで興味本位に調べてみると、なんと過去に「大仁田厚」や「藤原組長」等、有名選手との対戦経験を持つらしい。そしてプロレス引退後は、便利屋の経営者として活躍しているようだ。
 
実は、私は5才から大学を卒業するまでの17年間、アマチュアレスリングの経験がある。
同じ元・格闘家として、鴨井長太郎氏のことが知れば知るほど気になってしまった。
 
いったいどんな経緯で、便利屋を経営することになったのだろうか?そして、どのような人物なのだろうか?
苦労談や格闘家時代の逸話など、これまでの半生や便利屋業について伺った。
 
 
 

鴨居長太郎とは?

 
鴨居長太郎(かもい ちょうたろう)氏は、横浜市鶴見区の屋台村ヨンドンを活動拠点としたプロレス団体『屋台村プロレス』のレスラーとして活躍。ちなみに鴨居長太郎はリングネームで、本名は、當別當 義幸(とうべっとう よしゆき)氏。

現在は、横浜で1000万円の年収を稼ぐ便利屋業を経営している。
年齢は45才、鳥取県出身。
 
子供の頃から、将来は漠然と格闘家になる事を夢見ていた、という根っからの格闘技好き。学生時代は柔道に励み、18才で横浜の名門ジム、「花形ボクシングジム」に入門。その後、板金屋、プロレスラー、掃除屋を経て、現在の仕事に至った。

 
 
 
夢と現実のギャップに直面。諦めきれないプロレスラーへの道

 


プロボクサー時代の當別當氏

 
高校卒業後、格闘家になる事を決意し、花形ボクシングジムに入門。普段の体重が、70kgほどしかなかったという同氏は、体格が不利にならないプロボクサーを志すものの、23才で目を負傷したのをきっかけに、見切りを付け引退。引退後は、板金屋、健康食品会社などで働き、25才で結婚。2人の子宝に恵まれる。この頃は、収入的にも安定していたようで、家族と共に平穏な生活を過ごしていたという。
 

 

リング上で闘う當別當氏(右)

 
しかし、会社員時代もアームレスリングジムに通うなど、格闘技に対する気持ちを忘れることができずにいた當別當氏は、29歳で横浜市鶴見区の屋台村プロレスに入門。当時の様子を奥さんは「毎日試合がしたいと熱望する姿を見て、会社員としての主人は半ばあきらめていました」と語る。

 

その後、屋台村プロレスのファンであった二瓶一将氏と共に「喧嘩プロレス二瓶組(けんかぷろれすにへいぐみ)」を設立。片岡幻亮選手、モンゴルマン選手、唐沢仁義選手、タノムサク鳥羽選手ら格闘家を中心に続々とレスラーを集め、定期的に興業を続けた。
 
 
 

元アマチュアレスラーが挑む!元レスラー當別當氏の腕力を検証

 
現役時代の得意技は、ボクサー時代に磨いた右フック。プロレスラー転身後も、剛腕を鳴らしていたようだが、大仁田厚や藤原組長など大物選手との対決では「当たっても、ビクともしませんでした」と語る。
 
元プロレスラー當別當氏は強かったのだろうか?話していくうちに肝心の部分が気になった。
そこで、腕相撲対決を決行し、同氏の腕力を検証してみた!私も格闘経験がある為、腕力には自信があったのだが・・・。
 
 

當別當氏と腕相撲対決!

當別當氏(左) VS ライター佐賀井(右)
 

結果は、2秒で完敗

 
やはり元プロレスラーの腕力は伊達じゃない。力を入れた瞬間、温和な當別當氏の表情が一気に変わり2秒で完敗。
格闘家時代の素顔を垣間見たようで、正直怖かった。