横浜公園に現れる「演歌おじさん」に突撃!
ココがキニナル!
横浜公園の『演歌おじさん』が気になります。ペットボトルを並べて特設ステージを作ったり、観衆に囲まれたり。正体を調べてみてください。(えせはまっこさん、紅ずわいさん、1000bayさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
演歌おじさんは、川中美幸の「夫婦坂」をこよなく愛する72歳のおじさんだった! 最近は声量が落ちているのでは? との周囲の声もあった。
ライター:はまれぽ編集部
おじさんシリーズ、再び
これまで「横浜駅近くの公園に出没するセーラー服を着たおじさん」や「市内をママチャリで駆け巡る奇抜な帽子をかぶったおじさん」など、さまざまなおじさんを紹介してきた。
「セーラー服は冬物だけ」とのこと。真夏だった取材時は私服だったり
スゴイ帽子だったり
「名物おじさんといえば、はまれぽ。はまれぽといえば、名物おじさん」を自負している編集部だけに、今回のキニナルは絶対に外せない。いや、外してはならない!
いざ横浜公園へ!
さっそく投稿にあった横浜公園へ向かう。
家族連れも訪れる横浜公園
どんな歌声なのだろう? ルックスは? 凝った手作りの衣装なんかもあるのか? 次々と湧き出てくる疑問に「おじさんマニア」の血がうずく。
公園には季節の花々が咲き誇り、噴水は10月とは思えない暑さを見た目にも和らげてくれる。家族連れが訪れて弁当を広げ、高校生のカップルが語らい、お昼寝中の人もいる。
そんな都会のオアシスで「特設ステージを作り、観衆に囲まれている」となると、さぞかし目立つだろう。
・・・しかし、周囲を見渡しても派手なステージも目に入ってこないし、歌声も耳に届かない。
むしろ、閑静な園内
いるのは忙しそうな人たち
いないから帰る、というのはもってのほか。おじさんハントは根気が勝負。ならばと、気を取り直して周辺情報を集めることに。早速、公園でゴミ拾いをしている、普通のおじさんに聞いてみた。すると・・・。
「知ってる、知ってる。昔は毎日いたよ」
―え? 昔・・・?
「昔は大きな声で歌ってたんだけど、歳も歳だし」
―え? ひょっとして、もう・・・?
「午前中はいたよ。もう帰ったけど」
―えぇーー!!
でも、よかった!
それならば、仕方ない。出直そう。
本当にいるのか、演歌おじさん・・・
気持ちも新たに翌日、再び横浜公園へ!
しかし、きょうも、いない・・・
ここにも、いない・・・
公園内を半日以上歩いても歩いても「特設ステージ」なんて見当たらない。
イベント予定も・・・ない・・・
探しているうちに、前日、警備員さんに「帰ったよ」と言われた時間をとっくに過ぎている。
今日も、ダメなのか・・・。かつて、これほどまでに「誰かに会いたい」と思ったことはないぐらい、「今は演歌おじさんに会いたい!」とただただ、願いながらも編集部に戻る。足取りは、とてつもなく重い。