そごう横浜店の屋上に岡本太郎作、大阪万博の「太陽の塔」の一部だけがあるってホント?
ココがキニナル!
横浜駅東口にあるそごう横浜店その屋上に大阪の万博の時作られた「太陽の塔」の頭の部分だけがあります。説明は「岡本太郎 太陽」だけ。なんであそこにあるのか?キニナル(ツバメ°さんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
そごう横浜店にあるのは、大阪万博の「太陽の塔」とは別の、「太陽」というオリジナル作品。オープンに合わせて横浜店が岡本太郎氏に制作を依頼したもの
ライター:ムカイカツヲ
世界的な芸術家・岡本太郎氏の場合、その作品だけでなく「芸術は爆発ダ!」のセリフに代表されるような強烈な個性の方を思い起こす読者の方も多いのではないだろうか?
そんな岡本太郎氏の作品の中で、ダントツの知名度を誇るのが1970(昭和45)年に大阪で開催された日本万国博覧会、大阪万博の会場に設置された「太陽の塔」だろう。最近では、この塔を漫画「20世紀少年」などで見たという方も多いと思う。
大阪万博の「太陽の塔」
横浜そごうの屋上にあるモニュメントは「太陽の塔」の一部なのだろうか? 設置の経緯や「太陽の塔」との関係について、お話を伺ってきた。
圧倒的な金色
今回、そごう横浜店の販売促進部(広報)の花岡さん・中林さんと待ち合わせたのは、取材対象である「太陽」の真ん前。「太陽」の周囲には、よく芸術作品の近くに設置されている様な、投稿にあった作品の説明書き的なものは見当たらなかったのだが、初めてそごう横浜店の屋上に来た筆者でも、瞬時にその場所がわかるほどの圧倒的な存在感がアル。
そごう横浜店の花岡さん(左)と中林さん
岡本太郎氏の生誕100周年の2011(平成23)年、日本中の氏の作品に注目が集まったこともあり、こちらの「太陽」のモニュメントに対する取材もコンスタントにあるのだそう。なお、通常の取材では室内でインタビューをさせていただくことが多いのだが、今回は「太陽」の前で名刺交換させていただき、そのまま「太陽」の下でお話を伺った。
この「太陽」、昔、キン肉マンに出てきたアシュラマンのように3つの顔を持っている。それぞれが「朝のやさしさ」「昼の力強さ」「夜のおだやかさ」を意味しているのだそうだ。
朝のやさしさ
昼の力強さ
夜のおだやかさ
後述するが、この「太陽」は設置より28年を経過しており、芸術品であるがゆえにメンテナンスはできていないが、太陽の光を受ける表面は神々しいまでに金色(コンジキ)だ。
何か、特別なエネルギーが宿っているような気にさえしてくれる。