湘南モノレール大船駅の広場にある謎の塔の正体は?
 ココがキニナル!
ココがキニナル!
湘南モノレール大船駅横の広場にある塔です。特に何の役にも立っていませんが、何か意図する所があるのでしょうか?キニなります。(うがろんばさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
「大船」にちなんで船をイメージしたモニュメントである。避雷針のようにも見えるが純然たるモニュメントである。
ライター:永田 ミナミ
	限りなくゼロに近い情報
	
	下調べでもしようかなと思って、こんなに何も出てこなかったことはないくらい「湘南モノレール大船駅横の広場にある塔」は謎に包まれていた。そういうことなら現場に行ってみよう、行けばわかるさ、と気持ちも軽くさっそく大船駅に降り立ったが、現場に行ってもまだ謎は、バミューダ海域を覆う濃霧のように取材の行く手を阻んだ。
	 
	
	
	「モノレール大船駅横」を手がかりに塔を発見
	 
	
	大きさを伝えようと塔の下に立つと立っているのがわからないくらいの大きさ
	
	写真をもとに目分量で測ってみると、塔の高さは10メートルちょっとといったところだろうか。
	 
	
	
	謎の塔が立っているのは地図の赤い星のところ(google マップより)
	
	塔はモノレールの駅の横、そしてルミネウイングの前に設けられた広場にある。広場があるのは2階部分で、すぐ下は江ノ島バス、京急バス、南海バスのロータリーになっている。
	 
	
	
	そしてロータリーの上をモノレールが走っていく
	 
	
	 塔からルミネウイングを臨む
	 
	
	ルミネウイングの前に立つ案内図には「東口広場」とあるが塔のことは案内せず
	
	現場で塔のまわりを歩いてみたら、どこかに塔の名前とか制作者が書かれたものでも見つからないかなと考えていたが、どうもそれらしいものは見当たらない。これはなかなか手強そうだ。
	 
	
	
	周囲に網が張られた棒状の塔が静かに立っているばかり
	 
	
	手がかりなしか、と塔の真下から網越しに天を仰ぐ
	
	しかし、天を仰いだ視線を降ろすと、植込みに何か光るものが見えた。お、あれはきっと何かあるぞ、と期待に胸を膨らませながら近づいてみると、そこには「時計台のメロディについて」という説明が書かれていた。
	 
	
	
	 「時計塔のメロディについて」と青いホースと大船観音
	 
	
	 「時計塔のメロディ」とはいったい
	
	近づいて説明を読んでみると、こうある。
	
	時計塔のメロディについて
	 時計塔から流れる鐘の音は、鎌倉市と姉妹都市のニース市(フランス)で、時報として流されているスイングベルの音です。
	 また、もう1曲は、「人々が買い物をしたり、おしゃべりをしたりと、楽しんでいる。」大船の街の雰囲気を「オルゴール」のイメージとしてつくられたオリジナル曲を鎌倉女子大中高等部トランペット鼓隊の方々が演奏されたものです。
	
	なるほど。「人々が買い物をしたり―――」とは少し変わった曲名だが、それにしても「時計塔」というのはどれのことだろう。いちばん近くに立つ謎の塔に時計はないが、もしかして、時計のない「時計塔」というパターンもあるのだろうか。
	 
	
	
	 でも「時計塔」といったら、ふつうバスターミナルに立つあれだろう
	
	とすると、バスターミナルの時計塔が正時を刻むたびにこの広場の塔からメロディが流れて、だから2つの塔を合わせて「時計塔」と呼ぶというパターンか、と思い午後3時を待ったが、ノーメロディだった。
	 
	
	
	 ただし、塔を囲むように立つ壁にはスピーカーがあったような跡が
	 
	
	 垂れ下がる赤と黒のコードがスピーカーがあったことを思わせる
	
	スピーカーらしき跡は2つあるので、ステレオ感もある。かつてここにあったスピーカーからメロディが流れていたのだろうか。
	 
	
	
	もうひとつのスピーカーらしき跡と飛行機雲
	
	
	 
	 






