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365日24時間勉強している人がいる!? 横浜市内の「24時間自習室」事情を徹底調査!

ココがキニナル!

南区浦舟町の交差点近くに「24時間 有料自習室」という看板が。どう使うの?/河合塾横浜校から道路を挟んで反対側のビルにスパイダーマンが。何の目的で作られた?(HAMA虎さん、はやぶささんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

南区の「24時間自習室 プラスサム」のほか2件をご紹介。スパイダーマンがいるビルの正体は「24時間自習室 アーウィン」で、「目印に」と設置された!

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ライター:松宮 史佳

投稿によると、南区浦舟町の交差点近くに「24時間 有料自習室」なるものがあるらしい! 「24時間自習室」とは初めて聞いた。一体どんな人が“何のために”使っているのか? まったく想像ができない。インターネットで調べ、「24時間自習室 プラスサム」に問い合わせると、「え! 取材?」と驚きながらも「OK」してくれる。

今回は南区のほか、勉強に集中できる設備が充実している横浜駅周辺の「24時間自習室」を紹介することに!



南区浦舟町の交差点にある「24時間自習室 プラスサム」
 


最寄駅のブルーライン阪東橋駅へ
 

目印の浦舟町の交差点へと向かう
 

駅から徒歩5分ほど、ウワサの「24時間自習室」の看板を発見!


「24時間」「有料自習室」「365日」「9月再開」とほとんど漢字なので“どことなく暗号チック”。
 


ちょっと秘密のアジトっぽい入口から2階へ!


すると、笑顔のステキな男性が! 
 


気さくでお話しやすい高桒(たかくわ)修さん


高桒さんは横浜出身のハマっ子。普段は「電気工事関連の会社を経営している」そう。
まずは「24時間自習室ってなんですか?」と基本的なことから伺う。「24時間自習室」とは“有料で365日いつでも勉強できる部屋”のこと。高桒さんは約3年前、横浜市大病院に行く途中、空き店舗だったこのビルを見た、という。そして2年ほど前にビル全体を購入。

だが、ビルは購入後10年で建替えをすることが決まっており、投資をするのが難しい。「投資や人件費をかけずに活用できないか」と「24時間自習室」を思いついたそうだ。もともと高桒さんは図書館が好きで「通っていた」。しかし、24時間いることはできない。それならば「ずっと勉強できる場所があればいいな」と思ったのもきっかけだったとか。自習室を始めるにあたり「自分で1ヶ月契約してみた」という。
 


ちなみに1階では妹さんが美容室を経営


「24時間自習室 プラスサム」は1年半ほど前にオープン。2014(平成26)年の1月から8月末までは改修工事のため閉めていた。取材日は9月5日だったが、4日前の1日から再開したばかり。以前のキニナル利用者は、近所の人が多かった。「歩きがてら貼り紙を見て」という人が大半だったとか。利用者の大半は「宅建や弁護士など資格を目指している人が多かった」らしい。また、横浜市大病院に近いことから、看護学校の生徒さんなども利用していたとのこと。
 


「資格を目指し、毎日猛勉強する人」がいることを知る


常駐する人はいないが、「セコム株式会社」が24時間管理を行う。利用者は契約時に入退去を管理するカードを渡される。何か起こった場合、「すぐにセコムが駆けつける」というシステムだ。
 


防犯カメラも設置されているため、セキュリティも安心


契約は月ごと。支払いは振込のみ。振込日の10日前にお知らせメールが届く。料金はデスクのタイプにより異なる。幅120cmとゆったりした「指定席」は1ヶ月で1万5000円。幅90cmの「自由席」は8000円。教科書などの勉強道具は、置いていくことができる。ロッカーは月1000円。最初に契約する際、保証金3000円がかかる。だが「これは(セコム)のカードの保証金なので退会時に返却します」と高桒さん。
 


 

備えつけの「退会届」に記載し、ポストに投函すれば手続完了
 

教科書などを置けるため、手ぶらで利用できるのがうれしい


室内にはトイレ完備。冷暖房ももちろん完備しているので、快適な温度で勉強に集中できる。寝泊りはNGだが、うたた寝はOKとのこと。飲食物の持ち込みについては、「飲み物のみOK」。
 


温度は自分で調節可能
 


室内には15席を完備


取材時、「プラスサム」は営業を再開して4日ほど。なので「まだまだ空きがある」そうだ。

高桒さんに「(24時間自習室のような)ビジネスがあるんですね」と松宮。すると「ライターさんの仕事もおもしろいですね」と高桒さん。「こういう仕事があるのか・・・」と仕事の話をしながらお互いに感心してしまい、しばし語り合う。高桒さんにお礼を言い、次へ!