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ココがキニナル!

子供の頃、伊勢佐木町『へびや』は、ショーウインドウの標本や看板の文字が怖かった。大人になったら入ってやると思い、早30年ですがトラウマで入れず。代わりにレポートして下さい!(spoonさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

へびや「黒田救命堂」は2代目ご主人と息子さんが一挽入魂で作るヘビ専門の老舗漢方薬屋さん。店内の稀少な標本や剥製もマナーを守れば見学OK。

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2011年07月19日

ライター:北條 明子

稀少な標本&剥製が集結する博物館のような店内

関内のイセザキモールに突如現れる不思議なお店「へびや」。

ショーウィンドウに鎮座する蛇たちの剥製は「物見遊山の見学はお断りだよ!」と言って睨みをきかせているようにも見える。そうなると、どうしても内部が見てみたいのが心情!

ということで、今回、へびや「黒田救命堂」さんに取材を敢行した。
 


「へびや」の三文字とショーウィンドウでトグロを巻くヘビの剥製が異彩を放つ!
 

通行人が必ず立ち止まってしまうショーウィンドウのヘビの剥製たち
 

入り口側面でもアミメニシキヘビがお客様をお出迎え!


中に入ると、左手にはドカーンと蛇やコブラのホルマリン漬け標本や、爬虫類やマングースの剥製が並ぶ。ちょっとした博物館なんて相手にならないほどのインパクトで、マムシ、くじらの胎児、オオサンショウウオの標本など思わず見とれてしまうほどだ。
 


店内左手にはズラ~ッとヘビの標本や希少動物の剥製が展示されている


いや、標本ばかり見ていられない!早速、店奥に座っていたへびや「黒田救命堂」二代目ご主人の黒田太郎さん(86)にお話をうかがった。



若い人から年配までお客さんの層は幅広く、最高齢は104歳 

―随分とパンチの効いた店内ですね。
標本や剥製は父の代からコツコツと日本と海外で集めてきたものなので、今の時代じゃ手に入らない稀少なものもたくさんあるよ。でも、横浜大空襲などでほとんど消失してしまい、それからもう一度集めたんですよ。

―へびやさんというのは屋号なんですか?
へびやというのは八百屋のような商売の屋号で、「黒田救命堂」が店名だけど、創業が大正元年でもう百年近くなるので、横浜では「ザキのヘビや」で浸透しているね。昔は関東だけでも200軒ほどへびやがあったみたいだけど、今は本当に数えるほど。その分、うちは頑張らなきゃね。
 


二代目店主の黒田太郎さん(86歳)


―何故、お父さんはへびやをやり始めたんでしょうね?
う~ん、よく知らないんだよね(笑)。でも、私も息子もその嫁も孫も皆が薬剤師の資格を持っているから、お客さんも安心して色々な相談ができると思う。お客さんが元気になっていくのを見ると本当に嬉しいですよ。

―昔は“見学のみはお断り”というポリシーだったそうですが、ホームページによれば平成13年に解禁したとか。その理由は?
標本を漬けてあるホルマリン液は劇薬で、とっても危険なんです。小さいお子さんが暴れたりして身体に劇薬がかかったら大変だし、たまに標本や剥製を壊したり盗む人もいたんだよ。そういう意味で見学はお断りしていたんだけど、店を改装して店内を見渡せるようになったからね。

お店のサイトの中で「へびやの親父」として登場する黒田太郎さんは、人相がちょっぴり怖く、頑固親父のように見えるが、ご本人はとっても紳士で優しい方。それに、薬剤師の資格もあるため人体のメカニズムや栄養学にも非常に造詣が深く、取材中も黒田さんが一番熱く語っていたのは、「なぜマムシやハブ、コブラが身体にいいのか」という話。

マムシ、ハブ、コブラというと精力剤のイメージしかないかもしれないが、科学的な側面から身体によい理由がちゃんとある。たとえば、お店でも一番人気のコブラは、人体に不可欠な必須アミノ酸9種類をすべて網羅しているという。昔は栄養不良や結核を患っている人が体力補強のためよく来店していたそうだ。今も長年の愛用者が多く、何とお客さんの最高齢は104歳の男性で、飲んでいると体調がよいといって半世紀もへびやを愛用している! 最近では、健康志向の若いお客さんも増えていて、コブラの粉末や錠剤、コブラと南米の秘草といわれるマカをブレンドしたタイプがよく売れている。
 


コブラとマカを50%ずつブレンドした錠剤は飲みやすく人気商品の一つ(180錠入り、2980円)


原料となるコブラはインドネシアや中国から、ハブは奄美から、マムシはを本州から蒸し焼きにしたものを各専門業者から仕入れて、すべてこの店で粉末にしているという。そこで、「製粉室を見せてもらえますか?」と聞いたら「企業秘密だからダメ!」と言われるかと思いきや、「取材に来てくれたから特別にいいよ」と快諾してくれた。



 

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