日本一ってウワサは本当? 相鉄線横浜駅の多すぎる改札機の謎を徹底調査!
ココがキニナル!
相鉄線横浜駅の1F改札口。1ヶ所に並ぶ改札機の数では日本一といううわさはホントなの? 2F改札口もなかなか壮観な眺めです。調査お願いします!(そうてつボーイさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
相鉄線横浜駅の1階改札機は23台で日本一ではない。阪急線梅田駅の改札機は途中に柱と券売機があるが合計42台。一並びだと24台で相鉄線よりも多い!
ライター:松宮 史佳
相鉄線横浜駅の1階にある改札機はかなり数が多く、見ていて壮観だ。一ヶ所に設置された改札機の数では「日本一」とのウワサがあるが、本当か!? 早速、相模鉄道株式会社に取材を申し込み、尋ねてみることに!
相鉄線改札機のヒ・ミ・ツ
相鉄線横浜駅へと向かう
かつて取材した電光掲示板はリニューアルされており、ちょっぴり寂しい
「相模鉄道株式会社」の千葉賢治さんと中野文雄さんにお話を伺う。
「はずかしい」と言いながらも撮影にご協力してくださった改札機担当の中野さん
相鉄線横浜駅1階の改札機は1994(平成6)年9月に設置された。ズラッと並んだ改札機の数は23台。なんと、「1994年以前は25台あった」と中野さんが教えてくれる。「なぜ2台分減ったのか」と尋ねると、「ご案内カウンターを作ったからです」と千葉さん。
改札機2台を減らしてご案内カウンターを設置した
もちろん、改札機2台を減らす際には「(減らしても)乗降客が通るのに問題ないか」をシミュレーションした上で実行されている。
それではどうしてご案内カウンターが設置されたのか? 横浜駅は広大なため、利用者からの問い合わせが非常に多い。そのため、横浜駅の各鉄道会社では「ご案内カウンターを増やそう」という動きがあるようだ。
常々「改札機が多い」と思っていたが、23台あるとは知らなかった!
同じく1階にある五番街出口の改札機は2台
2階の連絡フロアには16台
ジョイナス側は11台の改札機がある
改札機の設置基準は「(統計から)乗降客に対応できるか」を考慮するという。つまり、“どの改札口にどれくらいの人が乗降するのか”という数をもとにし、改札機の数が決まるのだ。ちなみに2012(平成24)年度の相鉄線横浜駅の乗降者数は1日平均42万1165人で沿線上1位。2位は海老名駅で11万人だという。
「相鉄線を利用する人の多くは終点の横浜まで乗車し、途中で降りる方が少ないんです」と千葉さん。横浜駅で乗り換え、都内へ通勤・通学している人が多い。横浜駅1階の改札機がもっとも混み合う時間は「午前7時半から午前8時半まで」。夜は朝に比べてばらつきがある。だが、「混み合うのは午後5時半から」とのこと。
横浜駅1階は「とにかく人の往来が激しい」