横浜ベイサイドマリーナ近く、不規則にならぶ謎の白い建物の正体は?
ココがキニナル!
横浜市金沢区鳥浜町の港近くに芝生に不規則に並んでいる白い建物があります。どうやらホテルらしいですが、部屋の中とか気になります。(jogmanさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
海運コンテナの規格を利用した独創的かつ合理的なホテルは全室マリーナビューで、静かな時間を過ごすにはうってつけ。しかも今後さらなる展開あり
ライター:永田 ミナミ
そのホテルなら知っている
三井アウトレットパーク横浜ベイサイド店や横浜ベイサイドマリーナに行ったことのある人なら「横浜市金沢区鳥浜町の港近くに芝生に不規則に並んでいる建物」と聞くと、お、あれのことか、と思い浮かべるかもしれない。
マリーナからの眺め。確実にキニナル建物群だ
マリーナから眺める夜のホテルはこんな感じでまた違った表情を見せる
(提供:ベイサイドマリーナホテル横浜)
地図で眺めるとこんな感じ。中央に不規則にならぶ長方形群が見える(Google Mapより)
ぐっと近づいて衛星写真で俯瞰(ふかん)するとこんな感じ(Google Mapより)
投稿に「どうやらホテルらしい」とあるように、そして上の地図でも「ベイサイドマリーナホテル横浜」とあるように、ここはホテルである。
そして、このベイサイドマリーナホテル横浜は、2014(平成26)年9月に開催されたあのタモリカップでは本部となった場所でもある。大寒波が押し寄せる12月上旬の寒空の下、あのサルサの熱気を思い出して凍える体を励ましながら、横浜シーサイドライン鳥浜駅からホテルを目指した。
到着。そしてさっそく探訪
直線的なエントランス。タモリカップの「水軍カレー」とバーベキューソースの味が蘇る
エントランスは地図でいうと赤く着色した部分である(Google Mapより)
エントランスの向こうには横浜ベイサイドマリーナが見えている
エントランスとそのまわりの建物も直線的なすっきりとした外観で、直方体の箱をランダムに連結したつくりになっていて遊び心が感じられる。興味深い建物は、不規則にならぶ客室だけではないようだ。
なるほど、わかりましたとつぶやいて建物のなかへ
扉をくぐるとテーブルと椅子がいくつかならんでいる
それぞれのセットは異なる趣になっていて楽しい
その向こうに広がるロビーにはエントランスと同じ照明がともっている
受付で「先日取材をお願いした“はまれぽ”です」と伝えると、電話で対応してくださった運営統括マネージャーの広島さん現れた。そして挨拶のあと「さっそく客室をご覧になりますか?」と言われ「あ、はい」と答えると、「それではこちらの22号室をどうぞ」という言葉とともに、サッと鍵を手渡された。
何と「ご自由にご覧になって構いませんよ」という。ということで広島さんの粋な計らいに痺れながら、客室、つまり「不規則にならんでいる白い建物」群へと足を踏み入れた。
広島さんの案内に従ってドアを2枚通り抜けるとそこは
客室群につながる通路だった
通路から各客室棟へは、緩やかに下るスロープがのびている
わずかずつ角度が違うとはいえ同じ外観の建物群だが、そこは安心
ロビーを出てすぐ横には案内図があるし
通路に沿って、夜には照明にもなる部屋番号を案内する標識が立っている
さて、通路を歩いて34号室まで見に行って戻り、いよいよ22号室へ
中央が22号室、左側は21号室、右側に見えているのは23号室である
直方体の客室の壁面は長方形の白いタイルで覆われている
では側壁中央の凹みの奥にあるドアを開けて、いよいよ客室内へ