巨大な鉄の山が妨害?開通しない戸塚区―泉区間「権太坂和泉線」
ココがキニナル!
戸塚区名瀬町から泉区岡津町に抜ける道沿いに巨大なくず鉄の山が。大雨などで崩れる心配はない?この山で工事が止まって行き止まり。移転の予定などは?(Picanhaさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
道路が完成しない理由は予算や用地取得の難しさの問題が大きい。廃棄物処理業者の移転に関しては何度も移転宣言の撤回があり周辺住民は懐疑的
ライター:小方 サダオ
建設途中のままの権太坂和泉線
横浜の主要道・環状2号線。その道路は東戸塚付近で、名瀬町方面に曲がる。そこには主要道の支線にふさわしい片側2車線の道路が伸びている。
環状2号線を名瀬町方面に曲がる
名瀬町方面に向かう交通量は多い
広々とした片側2車線の道路
しかし2kmほど走ると、名瀬下という交差点で整備された道路が途切れ、建設中のバリケードでふさがれている。車は直進できず、左右の細い道に分かれて行かなくてはならない。
交通は左右の道に分かれる
突き当たりにあるバリケード
建設中の道路内は、一般車は通れないが、一部、道路沿いの住民は車を使用できるようにバリケードが開けられていて、整備された区間が数百メートルほど続く。
写真奥のバリケード内には住宅が建つ
道路の途中は開かれている
バリケード内は、歩行者は通れる
駐車する車の姿も
草むらの先は橋げたの工事中
さらに進むと道路は途中で途切れ、先には草むらが広がる。少し離れた場所に立てられた工事説明の看板を見ると、この区間に橋を建設中とのこと。
権太坂和泉線の建設に関する看板
橋げた工事の看板
建設中の橋げた
しかしその工事区間の先は再び、整備された道路が続く。
橋げた区間の先は整備された道路が続く
周辺住民のために道路が開けられている
道路はゆるやかな上り坂になる
建設中の道路は細い山道と交差する形で終わっている。ここ“名瀬川遊水地西側”交差点の正面には“山”が立ちはだかる。しかもただの“山”ではなく“鉄の廃材やスクラップが積まれた山”である。それが背後の山と同じくらいの高さまで積まれているのだ。
投稿にあったように、この工場で道路が行き止まり、まるで道路の終着点のように見える。
道路の終着点にあるバリケード
株式会社・富士繁(ふじしげ)
となりには紙類の回収工場がある
山の上に廃材を積んでいる
先ほどの工事の看板には、権太坂和泉線(名瀬下交差点から約500メートルの区間は桜木東戸塚線という)はこの工場の土地を突き抜ける形で通る予定のようだ。まるで道路をふさいでいるかのようなこの山を見ていると、道路建設を遅らせているのはこの工場の存在なのでは? と思えてしまう。