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ココがキニナル!

戸塚区名瀬町から泉区岡津町に抜ける道沿いに巨大なくず鉄の山が。大雨などで崩れる心配はない?この山で工事が止まって行き止まり。移転の予定などは?(Picanhaさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

道路が完成しない理由は予算や用地取得の難しさの問題が大きい。廃棄物処理業者の移転に関しては何度も移転宣言の撤回があり周辺住民は懐疑的

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2015年03月01日

ライター:小方 サダオ

建設中の道路はどうなるのだろうか?
 


道路局・建設課
 

まずは横浜市道路局の柳井課長と落合係長に事情を伺うことにした。
道路が途切れるように部分的にできていることと、資料には2001(平成13)年に着手とあるのに時間がかかっていることについてはどうだろうか?

「権太坂和泉線(名瀬・岡津地区)は延長名瀬下交差点から泉区新橋町西田橋交差点mまで2.2kmあり、全ての区間で同時に工事を進めるのではなく、戸塚区名瀬町内の部分を先行して工事を行っています。その中でも、すでに完成して使用が可能な範囲は、通行できるようにしています。そのため道路が途切れるように部分的にできているように見えているのだと思います」
 


権太坂和泉線の完成予定図面
 

「この区間では道路の整備とそばを流れる川の改修とを一体的に進めており、現在は川と道路の交差部分に橋を作っています。橋の完成後引き続き道路工事を行い、2016年3月に名瀬下交差点から名瀬川遊水地西側までの区間の供用開始することを目標にしています」
 


名瀬下から橋げた区間のあたり
 

「2001(平成13)年の着手から時間がかかっていますが、主として、道路のために必要な用地を取得するのに時間がかかるためです」とのこと。
 


川の改修工事をする場所
 

次に道路の先には富士繁の積んだ廃材の山があるが、この会社に移転してもらうのか、どうか伺う。

すると「仮置きをされている鉄スクラップを移動してもらい、幅18メートルの道路を整備します。その先は山になっているため、一部分はトンネルになり、今ある道路の下を通過します」
 


トンネル区間の見取り図
 

「トンネルは、工事に時間と費用がかかりますが、早期に着手したいと考えています。権太坂和泉線の終点である新橋町西田橋交差点までの区間には、用地取得が必要な土地が複数残っており、全ての区間が開通する時期を明言できませんが、引き続き事業を進めていきます」とのこと。
 


トンネル区間のあたり。中央やや右上に工場がある
 

トンネル区間から先には橋が架かり、瀬谷柏尾道路と合流する
 

(※赤い線は都市計画道路のおおよその位置を示したもので、実際の都市計画道路の整備位置を示すものではありません)
 
道路の建設計画が延びているのは予算などの都合なのだという。

しかしやはり廃棄物処理工場の存在がキニナル。廃材の山のそばを4車線の道路が通ることになると、危険はないのだろうか? さらに市が用地を取得済みにもかかわらず、その用地の上で通常操業をしているようだが、これは問題にはならないのだろうか?

この廃棄物処理工場に関して、インターネットで調べると「(株)富士繁(ふじしげ)・産業廃棄物処理業・取締役会長・金子信夫・1976(昭和51)年、戸塚工場開設」とある。

現地でこの戸塚工場の作業風景を確認してみることにした。
 


産業廃棄物処理業者・富士繁とは?

大きなトラックが細い山道を通り、工場の敷地内に入ってくる。すると3つ爪のついた重機がトラックの荷台に積まれた大きめの廃材をつかみ、敷地内の廃材置き場に置く。それが終わると今度はマグネットのついた重機が細かい廃材をくっつけて敷地内に置く。そして背後の重機がそれを山の上に積み上げる。おおよそこのような作業の繰り返しだ。
 


3つ爪のクレーンがトラックの荷台の廃材を持ち上げる
 

廃材を置くたびに「ガキャーン」、それを引きずると「ガチャガチャガチャ」という大きな騒音がし、廃材を積むと山からは白い煙が上がる。
 


廃材を持ち上げるマグネットのクレーン
 

また割と頻繁にトラックが行き来し、細い山道ではその度に警備員が交通を止め、トラックを敷地内に誘導している。この山道の渋滞を生む原因となっているかもしれない。
 


トラックが入るたびに警備員が交通を止める
 


 
周辺住民に話を伺う

工場のすぐ近くにはアパートや住宅がある。そこで地元住民の方に伺うことにした。

近くに住むMさんに話を伺った。建設途中の道路に関して「市が土地の取得が決まっていないうちに工事を始めたから途中で止まってるんじゃないの? 土地を空けるときに結構なお金がもらえたようで、そこに土地を持っていた人たちは喜んで出て行ったよ。工事を始めてから何十年も経つから、完成した部分の道路が古くなるようで、使ってもいないのに新しく舗装しなおしたりしてるんだよ。馬鹿らしいよ」とのこと。

工場に関しては「道路ができないのはこの工場があるからだと思うよ。でもうちは30年以上ここに住んでるけど、向こうのほうが古いからね。こんな場所と覚悟して引っ越してきたわけだから文句は言えないよ。あの山が雨なんかで崩れてきたら怖いけど、今まで崩れたことはないね。鉄くずを運んできて、プレスしてどっかに運んで行ってるよ。騒音はそんなに気にならないけど、作業が朝7時からと早いから困るね」と答えてくれた。
 


大小さまざまなトラックが工場を出入りする
 

つづいて近くの住人Hさんは「14年前に引っ越してきたんですけど、そのときは『この道路を通すから工場はなくなるよ』って聞いてたんですよ。当時はくず鉄の山が高かったから移転しようとしてたのかもしれないけれど、その後景気が悪くなったから移転できなくなったんじゃないでしょうか?」

「以前ニュースにもなりましたが、工場の従業員で行ったキャンプの際に事故に遭い、亡くなった人たちがいたんですけど、その保証金などで会社が大変になったからでしょうか、そのころから移転しなくなる雰囲気になり、廃材の山もどんどん高くなっていきました。景気がいいときは一時廃材の山が低くなり、移転しそうだったんですけれど、後ろの山のほうに行き始めてから、移転しないんだろうなぁと思いました」とのこと。
 


廃材の山の中にいくつもの重機が配置されている
 

道路に関しては「前の山道が渋滞するので、バイパスができると空いていいと思うんですけどね。横浜市(行政)が悪いんですよ。(2014<平成26>年の)ワールドカップのころには開通するという話だったんですけど、ここは同じ苗字が多いことでもわかるように、昔ながらの地主が多い土地なので買うのが難しいのではないですか?

「また山の向こう側の上矢部の人たちも土地を売りたがらないそうです。予定地の上に新しい家が建ってますよ。うちにも都市ガスに来てもらいたいんだけれど、プロパンガスしか来ないんです。この道ができればガス管が通るんでしょうけど」と答えてくれた。

工場に関して伺うと「大きいトラックがよく通るので、それらが落とすネジなどを踏むからか、この道を通る車はパンクすることが多いです」
 


この山道を通る車はパンクしやすいという
 

「数年前ですが、車に乗っていた時、作業中のクレーンのマグネットについていたタイヤほどの大きさの鉄くずが風で飛ばされて、私の数台前の車の前に落ちてきたことがありました。事故にはなりませんでしたが」

「廃材の山は3年ほど前から、昔は畑だった山の土地を買ったのか、畑をつぶして後ろの山に積むようになりました。この山道沿いに何十年も住んでいた古い大きな家があったんですけど、工場があって景観が悪いからと、数年前にとうとう引っ越していきました」
 


古い家の敷地内であった場所には3軒の新しい家が建っている
 

「雨が降ると、鉄くずから流れる油で漏れているのか、山道が七色に光っているんだよね」
と答えてくれた。

Hさんの言っていた“キャンプの事故”に関して、1999(平成11)年8月16日の朝日新聞によると「1999年8月13日、富士繁の社員たちと家族が、神奈川県足柄上郡山北町の玄倉川の中洲でキャンプをしていた。すると大雨が降りはじめ、ダムの管理事務所は、放流をする可能性を知らせ、キャンパーたちに避難勧告をしたが、富士繁の一行は避難せず、放流した濁流に飲み込まれ、13人が亡くなる事故となった。テレビなどで遭難のシーンが放映され、遭難者たちの自己責任が問われる事故となった」とある。

周辺に住む住民は、この工場が原因の渋滞、騒音、事故の危険性などに悩まされているようだ。しかし建設中の道路の近くに住む住民からは「富士繁の騒音より道路が開通した後の車の騒音の方が心配だよ」という声もあった。
 


山の反対側の建設中の道路の様子は?

ここで土地の取得が難しい状況にあるという、山の反対側に行ってみた。
予定地を歩くと、道路はできている部分は少ないが、取得済みと思われる土地のスペースは開いているのが分かる。また一部道路やそのための橋が完成している箇所も見られた。

道路となる予定地の上で畑を耕しているHさんに話を伺うと「この畑はすでに売っているよ。でも先日道路の測量をしている作業員に聞くと『予算がないんです』と言っていたので完成するのは先なんじゃない? バブルのころ土地を処分した人たちは『いいお金がもらえた』といっていたよ。今は土地の値段が下がっているから売りたがらないんだろうね」と答えてくれた。
 


この畑のあたりを道路が通るそうだ
 

土地を売った住宅は廃墟となっている。後ろの白い住宅は土地を売っていないそうだ
 

また地図上で予定地の上にある大きなお宅の方に話を伺うと「30年以上前に話が来たよ。この家は線にかかっているよ」とのこと。
 


予定地上に立つ住宅
 

右の山のあたりを向こうから手前にかけて道路が通るようだ
 

橋と道路の一部が完成している箇所もある
 

ふたたび名瀬町に戻る。
前出の(畑の方ではない)Hさんによる、はじめは工場の敷地内に積んでいて、その後山の上に覆いかぶせるように積み始めた、という話がキニナった。山の土地を買ってその上に積んでいるのだろうか? そこでこの工場や土地に関して周辺住民に伺うと、さまざまな話を聞くことになった。
 


 

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