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横浜のキニナル情報が見つかる! はまれぽ.com

開催直前、「横浜マラソン」参加者必見!? 素人が42.195km走り切れるのか徹底調査!

ココがキニナル!

横浜マラソン2015まで後8日! フルマラソンに挑戦する編集長・吉田は脂肪のついた身体でも10kmは走れたがその先が不安。暴飲暴食を避け3日に1度走り当日にそなえる。完走できるかは当日のお楽しみ

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ライター:山口 愛愛

ぜい肉をゆらし10kmを快走(怪走)!


 
それは、今日からお盆休み! という、ちょっと浮かれた真夏の午後だった。横浜マラソン2015大会事務局から、1通のメールが届いた。「地元優先枠抽選結果(落選)のお知らせ」。
 


横浜市民優先枠から外れてしまった


「えぇ! 走ることを前提に試走したのに・・・」
 


死ぬかと思ったあの夏


試走レポートをしたのだから、抽選で外れるわけがないと、なぜか思い込んでいた筆者。この後、一般抽選でも落選。試走レポート以降、習慣化しつつあったランニングのモチベーションは下がり、走る頻度は月2~3回程度になっていた。

一方、編集長・吉田は悪運が強く、地元優先枠でちゃっかり当選していた。3月15日(日)に行われる横浜マラソンが近づき、コースの準備も着々と進んでいる。
 


当日は交通規制があるので要注意


本番が近づくにつれ、リベンジができる吉田を羨ましく思っていたのだが、事態は急変。
 
「あ、横浜マラソン、メディア枠に申し込んだので山口さんも走れることになりましたー。完走レポートをお願いしまーす」と軽いノリで依頼してきた編集部・山岸。
 
あと1ヶ月もないのに、急に言われても・・・。「落選したのに走れてラッキー! さっそく吉田と練習してください」と山岸は続ける。相変らずのKY(香織・山岸)女王にも驚くが、もっと驚いたのは久しぶりに吉田と会ったときだった。

あれだけダイエット企画をやったので、摂生に努めていると思いきや、顔面が水風船のように膨張していた。一度は78kgまで落とした体重も今は83kgまで増えたという。
 


こばらがすいた瞬間におにぎりを食べるのが日課に


試走のときも体重を支えきれず、膝の痛みに耐えられなかったではないか。この体でフルマラソンを走れるのか?
 


深夜3時のパシフィコ横浜でへたり込む吉田


そこでダイエットも兼ねて、横浜マラソンの10kmコースを走り、体の様子を確かめることに。

それと併せてマラソンなどの持久力運動の前に適しているといわれるカーボローディング(糖質中心の食事でエネルギー蓄える)も取り入れる。さらにランニングの専門家にもアドバイスをもらい、なんとかスタートラインに立てるようにしようと作戦を実行!
 


スタート地点のみなとみらい大橋へ


再びやってきた、みなとみらい大橋。まずはウオーミングアップで体を温める。
 


なんだか身体が重い
 

太り過ぎて破れている吉田のランニングパンツ
 

腰をそらすとお腹のお肉が丸見え・・・
 

笑っている場合ではない


横浜マラソンの制限時間は6時間半。ちなみに試走のときは足を痛め、折り返し地点以降はほぼ歩いたため、8時間53分もかかった。これではとうてい間に合わない。12ヶ所の関門で時間制限があるため、完走を目指すにはぺースを乱さないことも鍵。

今回は1kmあたり7分のペースで10km地点を目指す。フルマラソンと併せて行われる10kmコースとほぼ同じ道のりを走っていく(交通事情により、多少のコースを変更もあり)。
 


これならいけるかも・・・?


ではスタート!
 


まずは東神奈川方面へ
 

横浜市中央卸売市場の前を通過
 

みなとみらいを一望しながら戻る
 

揺れる胸がキニナル吉田
 

赤レンガ倉庫前を通り横浜税関の方へ


まだ快調。この辺りは当日も景色を楽しみながら走りたい。
 


横浜スタジアム前が5km地点
 

山下公園前のにぎやかな通りを抜け
 

山下ふ頭付近へ。本来はこの奥がゴール


10kmコースはふ頭を周回してゴールするのだが、普段はほぼ車道なので、折り返してもう少し走り、距離を調整する。
 


呼吸は余裕だけど膝が重いと吉田
 

再び赤レンガ倉庫の前を通り
 

パシフィコ横浜の前辺りで10kmゴール!


8km過ぎから下半身が重くなり、吉田は絶えず「あー肉がじゃま」ともらしていたが、なんとか10kmまでは1km7分ペースを守り、ゴール。この4倍の距離を走るかと思うと、気が遠くなるが、今日は怪我なく走れたのでヨシとしよう。

走り終わり、吉田は「お腹がすいた!」と繰り返す。糖質が主のメニューを考え、野毛の名店へと向かう。

向かった先は、タンメンやギョーザが人気の「三幸苑(さんこうえん)」。
 


創業から約50年、野毛らしい昔ながらの店構え


テレビ番組の中で“店構えは汚いが料理は美味しい店”をレポートする『きたなシュラン』のコーナーでも紹介された。

こちらは豚足などを煮込んたスープがクセになるタンメンが人気。この店のもう1つの名物、餃子とともにニンニクがきいているのが特徴だ。

平日の午後3時まではタンメン(通常740円)に半餃子(3個)がついて790円とお得。筆者はタンメンセットに、吉田はカーボローディングを意識して、ちゃーはん(840円)とちゃーめん(麺を細かくし、炒飯風に炒めたもの<750円>)とダブル糖質で。
 


しんなりとした野菜たっぷりのタンメン
 

ちゃーはんは醤油の風味がたった昔ながらの味わい
 

こちらもニンニクが効いているちゃーめん


いただきます!
 


タンメンも美味しそうだな
 

ちゃーめんをおかずにちゃーはんを味わう
 

焼き目のしっかりした餃子を噛むとニンニクの風味が広がる
 

15分で完食。ごちそうさまでした!


吉田は「お腹がいっぱいでもう動きたくない」というが、10kmを走り、美味しいものをたらふく味わっただけで完走できるほどフルマラソンは甘くない。ランニングの専門家に指導してもらい、残り少ない期間でも何かできることはないかヒントをもらおう。
 


移動中にもお菓子をつまむ吉田