山口美江さんを徹底解剖!
ココがキニナル!
一時芸能界を引退していた、生まれも育ちも横浜、“生粋のハマっ子”山口美江さんってどんな人?
ライター:松宮 史佳
はまれぽの取材でお世話になりました山口美江さんが急逝されました。(享年51歳) 山口美江さんのご生前のご厚情に深く感謝するとともに、心よりご冥福をお祈り申し上げます。 はまれぽ運営チーム |
上智大学を卒業後、語学力を生かし、エスティローダやワーナーで勤務。
通訳を経て、87年、CNNのキャスターに。
以後、タレントとして幅広く活躍。96年、一時的に芸能界を引退 。
TVで見ていた山口美江さんは「知的ではっきりモノを言う、ちょっぴりキツい印象(ゴメンナサイ)」。
芸能界を引退後、何をされていたのか、TVの印象そのままの方なのか?
ちょっとドキドキ、直撃インタビュー!
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芸能界を引退後、子供の頃からの夢だった雑貨店をオープン!しかし・・・
―96年に芸能界を引退した後は?
中華街に「グリーンハウス」という輸入雑貨店を1998年にオープンし、2011年の5月まで経営していました。
―いつ頃から雑貨店を開こうと?
昔、有楽町に「アメリカンファーマシー」っていう、ソニープラザがあか抜けたような輸入雑貨屋さんがあったんです。
文房具や雑貨、本や薬まで「こんなの見たことがない」っていうものばかり置いてあって、そこに行くのがとても楽しかったんです。子供の頃から小さくてもいいからそういうお店をやりたいと思っていました。
表情豊かに話す山口美江さん
―お店を開くために芸能界を引退されたんですか?
いえいえ(笑)。雑貨屋さんをやるために引退したわけではなくて、1回休みたいと思ったんです。10年間OLをやって、10年間芸能界にいて、「何か他にやることないかな」という切り替えの時期だったんですね。仕事をするって「同じ人に会って、同じことをして、毎日同じことの繰り返し」でしょう。だから「ちょっと変えてみたいな」って思ったの。
―芸能活動とお店の経営を同時にやろうとは?
ムリムリ(笑)。仕入れもあるし、常に「どんなものが流行っているのか」マーケティングしないと。
片手間ではできないですね。
美江さん自らお店に出ていた
―5月に経営していたグリーンハウスが閉店しましたが?
中華街は何もしなくても一日何十台も観光バスが来るから、お客さんを呼ぶようなイベントをしないんです。この13年間、中華街では龍と孫悟空以外何も見なかったもの。でも今は震災の影響で観光客が少なくなって、猫一匹通らない状態。
観光客に頼り過ぎる産業は厳しい。その点、元町はクラシックカーのレースやフードフェスティバルを開いたり、お客さんを呼ぶための努力をしているんです。調べたら元町の方が家賃も安いし、一旦クローズして場所を変えようと。
お店の家賃を払うために他の仕事をするのはばかばかしいですよね。だから少なくとも家賃分は売り上げないといけない。
やっぱりお店をやるには活気があって、人が集まる場所じゃないとダメですよ。
雑貨が並ぶグリーンハウス店内
―お店を経営されて学ばれたことはありますか?
…(きっぱりと)ない。
―ないんですか!(笑)
ええ(笑)。 でも、芸能界にいたら会えないような変わった人がいっぱいいるんだなと思いました。
―お店を再開する予定は?
今、元町と鎌倉で色々と物件を見ているんですけれども、休養も兼ねてゆっくりとしているので未定です。