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山口美江さんを徹底解剖!

ココがキニナル!

一時芸能界を引退していた、生まれも育ちも横浜、“生粋のハマっ子”山口美江さんってどんな人?

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ライター:松宮 史佳

ショック死しそうなほどアヤしくて猥雑、でもワクワクした昔の中華街



―横浜の一番好きなところはどこですか?

やっぱり国際色豊かなところ。昔の方が面白かったんですよ、本牧にベースがあった時代は本当にアメリカみたいでした。

中華街は今みたいに綺麗に舗装されていなくて、アヤしげなお店がいっぱいあって、猥雑(わいざつ)で謎めいた雰囲気だったんです。纏足(てんそく)をした足の小さいおばあさんがいたり、「ピアスあけます」って看板が掛かっているお店では、耳を生姜で消毒してピアスを…(笑)

そういうアヤしいお店がバーっとある中で、逆さになったニワトリが吊るされてたりして。厨房なんか開けっ放しでコックさんが料理をしているんだけど、見るともう、きったない!(笑)。昔はスポットスポットで面白いもの、歩くとワクワク所があったんです。

―50年前に建てられたというオリエンタルホテルの当時の様子は?

覚えていないわ。取材で泊まったの?あそこ、怖くない?
ずっと今営業してるのかなと思ってたけど。お金をもらってもあそこに泊まるのは絶対いや~!
 


悶絶の表情


―美江さんは独身でいらしゃいますよね。今恋をしてますか?

してない。してたら言います(笑)

―どんな男性がお好きですか?

芸能人なら児玉清さん。ああいう知的で落ち着いていて、品がある人。
悪いけど、最近よくTVに出ている女子供みたいな人のよさがわからない。

―じゃあ、なよなよしている人は嫌い?

面白くない人が嫌い(笑)。楽しんごとか。
 


はっきりとした口調はむしろすがすがしい


―芸能界での体を張った思い出は?

あのとんでもない番組、「電波少年」の企画で「豪華客船でアラビア海峡に行く」っていうからそれなりの格好をして連れていかれた場所がなんと、漁船!(笑)

―漁船!!(笑)。美江さん超潔癖症ですよね?

そう。 シャワーもなく、デッキで寝たんです。番組とマネージャーがグルになって、本当に何も知らなかったの。マラッカ海峡で一番うねりがひどい所に行って、私の等身大のパネルを沈めて「いつバラバラになるか」という実験をしたんです(笑)

あとは「元気が出るTV」でゴリラのぬいぐるみを着てスカイダイビング。でも放送を見たら、遠くから映していて誰だかわからない。もう誰でもいいっていう…(笑)。そういうの、いっぱいありますよ。

―芸能界にいた頃のピーク時の年収と現在の年収の開きは?

当時、外資系の初任給は500万だったんです。今ほど英語ができる人はいなかったから、完全に売り手市場。27歳で通訳をしていた時に年収が1千万になり、叔父に「会社をつくってお給料制度にしなさい」って言われて会社を設立したんです。

それ以来、芸能界にいた頃も今も、ずっとお給料制。そんなに大差ないの。
 


通訳時代の美江さん


―お店を辞められた後の収入源は?

20数年前、何千万か稼いでいた時、父に銀行に連れて行かれて、「このお金、20年は使っちゃダメ」って(笑) 。
外貨で色々なものを買って投資したんです。「これから仕事は減るんだ。50歳になったら今と同じ収入はなくなる」って。

当時は若いからお金を使いたくて父を恨みましたけど、今は月々それなりの収入が入ってきますし、躍起になって仕事をしなくていいからよかったなと思いますよ。やっぱりじじい達の言う通りだなって(笑)

―OL、芸能人、経営者と経験された中で一番楽しかったのは?

エスティローダのマーケティングですね。経営者は人を雇うから大変です。ひどい人っているもの(笑)。「バスの中でケンカした」とか、「タクシーが来ない」って30分も遅刻して来たり。私でも歩いてお店に来ているのに、なんであなたがタクシーなの?って(笑)

一人の方が気楽でいいですね、人間関係が一番難しい。
芸能界は嫌な人がいても収録日だけ我慢をすればいいから、そういう意味では楽かもしれないですね。
 


全国で介護の公演会を行っている


―今後やっていきたいことは?

以前、父親を介護していたことがあり、その経験から今は月に1、2回、介護の講演をさせていただいています。

先日も講演のために沖縄へ行って来ました。今までのお仕事は全部VTRだし、他の人がどう思っているのかわからなかったけど、講演は生で反応がある。直接感想を言ってくださるし、やりがいがあって充実していますね。



取材を終えて



美江さんはちょっぴりキツい方なのでは?
当初はそんなイメージがあったが全然そんなことはなく、実際は「裏表のない、さっぱりとした潔い人」という印象。

どんな質問も即座に正面から受け止め、明確且つ痛快に答えてくださった。
頭の回転がハンパなく速い美江さんのお話は面白く、取材を忘れて楽しんでしまった。
 


サインにも快く応じてくれました!



―終わり―
 

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  • お店に行ったことありますが接客業にはむかない女性だなぁと思いました

  • 芸能界の一線から身を引かれた後、中華街に開店した雑貨店のグリーンハウスでお見かけした時は、穏やかそうなお父様が椅子に座ってレジを打ち、美江さんが笑顔で接客していた姿が印象に残っています。

  • 美江さん、突然のご訃報に驚愕しております。お店の再開を心待ちにしていたのに。。。でも、これでパパやママに会えますね!!素敵な著書を残してくださって、ありがとうございました(^^)

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