「ハマザップ」は結果にコミットするのか? 横浜屈指、心臓破りの急階段を激走!
ココがキニナル!
編集部・吉田がいっこうに痩せないため今話題沸騰中の「ライザップ」に学び、それを超える「ハマザップ」で結果にコミットできるのか?(はまれぽ編集部のキニナル)
はまれぽ調査結果!
せっかく「アンスール」で猛烈に体を動かしても翌日はまたラーメンを食べ太る吉田君。業を煮やした大仏は逆転の発想で新展開「プッザマハ」を発起
ライター:永田 ミナミ
夏が終わってしまった
もともとはGWに横浜から鎌倉までハイキングコースを歩いて帰る途中、大仏が何の気なしにつぶやいた言葉から始まったハマザップ。
適度に起伏や岩場があるハイキングコースを歩く人や走る人を見て、ここに来れば自然に囲まれて結構いい運動ができるじゃないかと思って「ハマザップ」と口 をついて出ただけなのだが、編集部に戻った山岸がそれを話したら編集長・吉田が「すぐにハマザップをやれ、俺は痩せたいんだ」と言いだした。
とはいえ「ハマザップ」が何なのかぼんやりしたままなので、だめでもともと、とライザップに取材を依頼したところ何と快諾してくれ取材したのが序章。
やさしさと厳しさの絶妙なバランスで励まされ適度に自分を追い込んだ吉田君
そしてハマザップらしいことを、とこの4年間、横浜で最も急な坂として君臨し続ける瀬谷区相沢4-15の「天竺坂」を走ったのが最初のハマザップだった。
この急坂ダッシュで吉田君はそのポテンシャルを見せつけた
4本のダッシュと1本の早歩きのあとステーキを頬張った。もちろんライスはなし
続いて「ハマザップ」が生まれたハイキングコースを、短縮版にして吉田君にも歩いてもらおうと京急線・金沢文庫駅から向かったが、この日はそぼ降る小糠雨(こぬかあめ)。
まあこれくらいなら大丈夫だろうとハイキングコースへ向かったものの、ハイキングコースに入れば血に飢えた蚊の大群が血眼で襲来し、先を急げば次第に大きくなる雨粒。
能見堂あたりで豪雨レーダーを見て止み間を待ち、急いで大仏手製の弁当を食べる吉田君
季節を間違えたと撤退し、屋内で何かできないかと話していると吉田君が「前に取材したアンスールに行ってみたい」と言いだし、連絡してみると何と大歓迎。
そして三井さんにアンスールのプログラムについて話を聞き
ウオーミングアップが終わったところで紙面が尽きたのが前回
ウオーミングアップが終わったあとは、もちろん吉田君は自分の汗で溺れそうなほどたっぷり体を動かしたのだが、とても気さくな三井さんから数日後「アウトドアワークアウトにも参加しませんか?」という連絡が入り、それは面白いと吉田君は参加を表明した。
それならアンスールでのトレーニングとアウトドアワークアウトの様子を一緒にまとめようということになったが、しかしそこから吉田君に急な会議が入ったり、悪天候に見舞われたりしてみるみるうちに時間が過ぎ、気がつけば夏が終わろうとしていた。
その間も吉田君はラーメンを食べ
また別の日にはラーメンを食べ
さらにまた別の日にはラーメンを食べ
といった感じでラーメンを食べてはラーメンを食べ、体重は減るどころかどんどん増える吉田君。吉田君からの強引な依頼で始まったハマザップだがどうやら吉田君に痩せる気はないようだ。
ふだんは衆生救済を旨とする大仏も「天は自ら助くる者を助く」とは耶蘇教(やそきょう※キリスト教)もいいことを言うと思っていた夏の終わり、ついにアウトドアワークアウトに参加できる日がやってきた。
というわけでまずは夏の初めのトレーニングからどうぞ。このころは大仏もまだ吉田君に痩せる気があると多少なりとも信じていた。
ウオーミングアップの後に本当のウオーミングアップ始まる
さて、前回からだいぶ時間がたってしまったので復習しておくと、こちらがアンスールでのトレーニングにおける重要アイテム、ViPR(ヴァイパー)である。
4kg ・6kg・8kg・10kg・12kgの5種類あり選択は自由
肋骨のすぐ下あたりに装着したセンサーで
心拍数がお見通しであることも前回説明した
そしてViPRの使い方を教わりながらウオーミングアップが終わったころ
みなさんがやってきて本当のウオーミングアップが始まった
まずはぐいっと曲げることもできるラバースティックを使ってアップ
大仏は何をやっているか見えず、やがて錫杖(しゃくじょう※法具の一種)のように持ったまま動きが止まった
気がつくとみんなストレッチをしていたので慌てて大仏もひざまずくも
下を向くと何も見えず、顔を上げても目の前の床しか見えないので
まもなく見守る側にまわった
続いて床に敷いたラダー(縄ばしご)のマス目を使ってさまざまなステップ
これもまだウオーミングアップである
「結構きつい」と息を切らしながらまだまだ楽しそうな吉田君
得意の「つるつるポーズ」でおどけてみせる余裕もあった。まだこの時は
吉田君は、千尋の谷から這い上がってこなかった
ウオーミングアップが終わったところで女性インストラクター・マツモトさんが素早く準備を整え
いよいよトレーニングの開始である
上の写真を見ると、左側にViPRを持って参加者が並び、右側には黒い枕のようなものが置かれている。アンスールでは基本的にバディを組んで2人1組でト レーニングをおこない、1人がトレーニングしている間はもう1人は休憩する。休憩といっても時間はわずか60秒である。
ハードなトレーニングで最初はみんな60秒間息も絶え絶えでぐったりしていたが、しばらくすると慣れていて休憩中に談笑できるようになったので、三井さんの粋な計らいで休憩時間にも体を動かすようになったそうだ。
準備と簡単な説明が終わると、スピーカーが速いビートの音楽を充実した重低音とともに響かせた。さあ吉田君、始まるよ。
まずはバディの方のトレーニングを見てやるべきことを学び取る
そして交代して吉田君登場。三井さんも全体を見つつ時間を計りつつサポート
三井さんの声は何だかやる気を駆り立てる不思議な声量と声質である
1分間のワークアウトが終わったら休憩という名のアナザーワークアウトへ
30秒運動して30秒休憩したらまた交代してViPRとともに体を動かす
終わればまた別のタイプの休憩という名のワークアウト
30秒間だけ許された放心する汗水漬くの背中
その背中を静かに冷静に見守るモニター
ちなみに心拍数は安静時の平均が1分間に72。110~120程度がウオーミングアップで120~150が体脂肪燃焼、そしてそれ以上がハイ・インテンシ ティゾーン(強い負荷がかかっている状態)になるという。この時点で吉田君は心拍数169でバリバリのハイ・インテンシティゾーンである。
そして再び始まる6kgのViPRを持っての腹筋的ワークアウト
それが終わったら次の休憩ワークアウトはこんなことになるのを知らない吉田君
ふらふらと立ち上がりよろよろと休憩エリアへ戻ってくると
三井さんのサポートで何とか足をあげたが
次の次のワークアウトでどうやら限界を超え
動きが止まり
放心し
ギブアップしたのだった
その背中にあのラーメンの妖精の羽根はもう見えなかった
「ほら、みんなまだやっているよ」と声をかけたが
吉田君はもう、真っ白になって動かなかった
それでは真っ白になるまでの吉田君を動画でどうぞ