「根岸七曲り下」のバス停近くの「7回折り返す」すごい階段との関係は?
ココがキニナル!
栄区の七曲りの記事がありましたが、中区根岸にも「根岸七曲り」というバス停が!こちらは現在でも本当に7回折り返して急な山道を登るという凄い階段です。歴史も古そうなので是非調査を!(sakuraさん)
はまれぽ調査結果!
七曲りの階段は、北条早雲に滅ぼされた新井城の数名が根岸に移り住み、丘の下と上を行き来するようになったことから出来た道だった。
ライター:橘 アリー
以前は別の名前のバス停だった!?
栄区の七曲バス停は、近くを通る道路が幾重にも折り曲がっていることに由来していた。
今回は中区根岸の「根岸七曲り」バス停の近くにある7回折り返し登っているという階段について。
ちなみに、バス停の正式な名前は「根岸七曲り下」というようである
横浜市営バス、54・58・99・101・103系統の路線で「根岸駅前」バス停から本牧方面へ3つ目のバス停である。
このバス通りは、国道357号線。
バス停から磯子方面を見ても
本牧方面を見ても、道路は、ほぼ直線である
まずは、バス停の名前の由来について横浜市交通局路線計画課に問い合わせてみたところ、「根岸七曲り下」のバス停が設置されたのは今から10年前の2005(平成17)年4月1日であるとのこと。
それ以前も同じ場所にバス停があったが、その時は「赤十字病院前」という名前だった。その後、赤十字病院が移転になったことから「根岸七曲り下」という名前に変わったそうだ。
病院は中区新山下に移転し「横浜市立みなと赤十字病院」となっている
なぜバス停の名前が「根岸七曲り下」になったかについては「資料としては残されていないが、近くに七曲りという歴史の古い階段があるからであろう」とのこと。
では、その七曲りの階段は、どのような様子なのだろうか。現地を確認してみることに。
本当に七曲がっている!
場所を地図で確認すると・・・
赤丸の辺り
バス通りから1本陸地側に入った道路から
住宅の間の路地を入って70~80メートルほど進んで行くと
階段の入口が見えて来る
階段の横は切りだった崖である
上って行くと、すぐに階段は折れ曲がっていく
上から見た1つ目の曲がり。ほぼ直角
1つ目を曲がり上って行くとすぐに2つ目の曲がりがあり
上から見た2つめの曲がり。ここはU字のような曲線
3つ目の曲がりも、上から見るとほぼ直角
さらに上って4つ目の曲がりにさしかかる。晴天だが階段が濡れていた
階段横、崖の壁面から、少量の水が湧き出ている
4つ目の曲がりもU字のようなカーブである。こちらは上から見た様子
この辺りまで来ると、とても眺めが良い!
さらに上って、5つ目の曲がりに
ここも上から見ると直角に近いカーブ
続いて、6つ目の曲がりまで来ると、近くの住宅が見えてくる
6つ目の曲がり。上から見るとここもU字カーブであることが分かる
最後の7つめの曲がり。下の方と違い、階段はオシャレな雰囲気が漂う
階段を上りきる手前に「ななまがり」の石柱が立っている
上りきった先は、閑静な住宅地であった
「ななまがり」の階段は、名前の通り、7回、大きく折り曲がっていた。段数は全部で159段。
では、この「ななまがり」の階段には、どのような歴史があるのだろうか。
あの一族が使っていた!?