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ハマの番長・三浦大輔投手の独占インタビューも! 横浜DeNAベイスターズの新人自主トレの様子もレポート!

ココがキニナル!

横浜DeNAベイスターズ三浦投手が、セ・リーグ新人王の山﨑康晃選手らとともに取り組んだ自主トレの様子と投手陣の2016年の目標がキニナル。(はまれぽ編集部のキニナル)

はまれぽ調査結果!

三浦投手は、山﨑投手、三嶋投手、石田投手らと登山やダッシュなどで汗を流し、生活面での助言もしていた。目標は優勝をファンと分かち合うこと!

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ライター:山口 愛愛

親子ほど年の違う若手を引き連れ、登山へ

2015(平成27)年、前半戦は首位に立ちながらも最下位転落という悔しいシーズンを送った横浜DeNAベイスターズ。しかしながら、7カード連続勝ち越しや、球団初のリーグ30勝1番乗り、3年連続60勝達成など、明るい要素も多く、チームが確実に力をつけていることが感じられる。

投手陣では、山﨑康晃(やまさき・やすあき)投手が37セーブの活躍で新人王を獲得し、2014(平成26)年入団した石田健大(いしだ・けんた)投手や育成枠から這い上がった砂田毅樹(すなだ・よしき)投手の若きダブル左腕が台頭。2年ぶりに左の先発投手が勝利したことも大きい。
 


山﨑投手を筆頭に若手の活躍が目立った

 
若手投手が躍動した年だが、開幕に出遅れたのがベテランの三浦大輔(みうら・だいすけ)投手。しかし5月5日の自身の開幕戦で勝利を上げるとチームは単独首位に躍り出た。三浦投手は6勝を上げ、23年連続勝利を積み上げている。プロ25年目、42歳で球界最年長となったレジェンド――。コーチ兼任として3年目を迎え、若手選手を従えて自主トレに臨んだ。
 


若手からベテランまでそれぞれの持ち味が必要

 
そんな三浦投手の自主トレに1日密着し、ともにトレーニングに励んだ三嶋一輝(みしま・かずき)投手、山﨑投手、石田投手と合わせ、今年に賭ける思いを語ってもらった。その様子をお伝えしよう。

2016(平成28)年1月13日に厚木市で行われている三浦投手の自主トレ公開日には多くの報道陣が詰めかける。三浦投手の動向に注目が集まっていることはもちろん、報道陣が多いのは人望が厚い証でもあるだろう。
 


登山道に入る前から各社が密着

 
三浦投手の1日は宿泊先の温泉に浸かることから始まる。「体が目覚めるし、朝食もしっかり取れるから」と、朝風呂の習慣がない若手選手にも声を掛け、ともに入浴。

というのも、午前8時には白山(標高284メートル)の麓に移動し「ほんのウオーミングアップ」という過酷な山登りが始まるからだ。どんなトレーニングになるのか、ついて行ってみよう。
 


ハマスタのスタンドをしのぐ、急こう配の階段
 

約40人の報道陣を引き連れる三浦塾御一行様
 

「デコボコ道を歩く原始的なメニューも必要」と三浦投手
 

ときどき大きく息を吐く山﨑投手は「ちょっときついです」
 

山頂付近はさらなる急斜面

 
早歩きのペースで約40分をかけ山頂に到着。息切れをして座り込んでいる記者もいる。ついていくのがやっとの筆者も、腿の前側がパンパンに腫れている感覚だ。
 


登った人だけの特権、山頂から景色

 
ここで、厚木市街を見下ろしながら、4人それぞれが今年の抱負を語ってくれた。

三浦投手は、「最年長というのはつきまとうが、個人でもまだまだやれる。ラミレス監督が5~8勝(の計算)といっていたので、期待を裏切って2桁勝ちたい」と決意を明かした。
 


山頂に到着! 左から三浦投手、三嶋投手、山﨑投手、石田投手

 
続いて三嶋投手。「今年4年目で26才になるので若手の立場ではなく、引っ張って成績を残したい。これまでは期待を裏切っていた。勝負の年なので、キャンプから全力でいけるようにしっかり準備します」

「監督から『力のある投手というのは分かっている。1年間通して活躍し2桁勝ってほしい』という言葉をいただき、期待を感じているので、優勝できるようにローテーションを守りたい」。

ふだんは穏やかな口調の三嶋投手だが、力強いコメントで1年を通して投げ切るという固い意志が感じられた。
 


今年こそ頂点へ!

 
山崎投手は「2015(平成27)年はシーズン1年目でチームに甘えてばかりだったので、今年はさらに強いボールを投げ、もっと信頼されるようにがんばりたい。もともと体力があるほうではないので山登りもがんばり、少しでも自主トレを自分のものにできれば良いなと思っています」

「長くプロ野球をやってきた、三浦さんの生きた教科書を肌で感じたい。今年は年男なので50セーブがんばりたいです!」

これまで、セーブ数の目標は40と公言してきた山﨑投手だったが、白山の頂上からの景色が気持ちを大きくさせたのか、セ・リーグのセーブ記録46を上回る、50の数字が思わず飛び出した。これには三浦投手も「どうすんだ、この空気!」と笑ってツッコミを入れていた。
 


笑いを誘う場面も

 
最後は石田投手。「2015年シーズンはケガで出遅れてしまい、チームに迷惑をかけてしまいましたが、後半で1軍に上げてもらって投げることができた。今年につながる1年だったと思うので、結果を出したい」と強い眼差しで語った。ルーキーイヤーにプロ初勝利をつかんだ勢いをそのままに左腕のキーマンへの期待がかかる。
 


厳しいトレーニングもときに穏やかに

 
ここから歩を緩めることなく下り、厚木市営玉川野球場に移動する。
 


もちろん下山もトレーニングの一環