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横浜らしさがつまった限定ビール「横浜づくり」とは? 

ココがキニナル!

「一番搾り 横浜づくり」横浜工場限定醸造、どのように作られたのか?どこでいつまで売る、という決まりはあるの?(エアバスさん)「横浜づくり」が飲めるお店と、合うおつまみも教えて!(タケティーさん)

はまれぽ調査結果!

横浜発の洋食をイメージした「横浜づくり」は濃厚でホップの香りが利いてフルーティ。基本的に神奈川県内のコンビニなどで購入でき、数量限定発売

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ライター:大野 ルミコ

 

「横浜ならでは」にこだわって生まれた“地元限定の一番搾り”とは?


 
編集部の新人・関本と、京急線「生麦」駅に降り立った。その目的は・・・数量・発売場所限定と限定づくしのビール、「一番搾り 横浜づくり」横浜工場限定醸造(以下、横浜づくり)についての調査。駅徒歩10分程度の場所にある「キリンビール 横浜工場」へと向かう。

 

 生麦駅前は、近くに大きな工場があるとは思えないひっそり感
 

 ・・・が、駅の看板や商店街の旗が「キリン御膝元の街」であることを教えてくれる


今、CMなどで話題のキリン「47都道府県の一番搾り」。その地域だけの風土や気質、食文化に合わせて作られた、地域限定の一番搾りだ。

そして2016(平成28)年5月10日、横浜限定醸造「横浜づくり」が発売された。横浜の工場で、横浜をイメージし、醸造された一番搾り・・・今回、なんと! その味を生み出した横浜工場の醸造長から、直接お話を伺う機会をいただいた。

ビール好きにはたまらん取材なのだ♡

 

 キリンビール横浜工場に到着! 場内の広さにひたすら驚く
 

 よく見ると、倉庫内にズラリと樽生が並んでいた
 

 中身が全部ビールかと思うと・・・思わずテンションが上がる!

 
通常、横浜工場では「一番搾り生ビール」のこだわりの製法や、おいしさの秘密を体感する無料見学ツアーを行っているのだが、現在は改修工事のため5月9日~7月19日、そして9月1日~30日は休館中。

 
 
 工場見学では、大きなビールの「仕込釜」が見下ろせて・・・
 

 運が良ければつくり手が働いているところも見えるかも!

 
うーん、工場見学にも参加してみたかったけど・・・次回、リニューアル後に再訪しますっ。
 
今回、お話を伺ったのは、キリンビール横浜工場の総務広報担当の籠倉啓子(かごくら・けいこ)さんと、醸造長の岡田義宗(おかだ・よしむね)さん。

 

 籠倉さん(左)と岡田さん。とっても気さく!!!


「横浜づくり」は、2015(平成27)年5月に、全国9ヶ所にあるキリンビール工場の醸造家が、その土地や風土ならではの味覚に合わせて生み出し、期間限定発売した「地域限定一番搾り」の一つ。

その後、2015年12月に「冬の食卓を彩る味」にこだわり、醸造した第2弾を発表。今回、発売開始となったのは、さらに“横浜らしさ”を追究した第3弾だ。

 

 表面に海をイメージしたブルーで神奈川の地図を記載し、「地元限定」感をアピール


この「横浜づくり」の開発にあたり、岡田さんを中心とした醸造チームがまず行ったのは、「横浜の街や文化、雰囲気を改めて見つめ直す」こと。

「さまざまな文化を取り込み、昇華させてきた港町・横浜の人たちは、とても大らかで開放的。また、ナポリタンやサンマーメンなど、独自の食文化も生み出している。そんな“横浜のイメージ”から味を決めていったんです」

 

 コンセプトの設定から、「横浜づくり」の完成まで約1年を要したという


岡田さんが特にこだわったのは、「異文化の雰囲気を感じさせる香り」。通常の一番搾りに使うホップに加えて、新しく2種類のホップをプラス。華やかでフルーティな香りが楽しめるのだとか。

 

 缶の背には醸造長・岡田さんの「開発の想い」も書かれている


また、ナポリタンに代表される「味の濃い、横浜発の洋食に負けないようにしたい」と、アルコールは少し高めの6%に設定。岡田さんいわく「グビグビというよりは、料理と一緒に味わいながら飲むのがオススメ」とか。

また「アルコール度数も高めですから、あまりグビグビと飲み過ぎても・・・ねぇ」と笑う。

――気を付けましょう(笑)。

こうして誕生した「横浜づくり」は、基本的に神奈川県内のみで販売。また飲食店での提供も神奈川県内と東京都町田市のみに限られている。

そこには、籠倉さんいわく「長年、お世話になっている横浜への感謝の気持ちがある」という。

 

 横浜・野毛、川崎の「横浜づくりが飲める店」のMAPも作られた


「また今年は、横浜工場ができてちょうど90年。地元・生麦に恩返しをするためにも、街を盛り上げていきたいという気持ちが強い」とも。
 
そこで「横浜づくりが飲める店・生麦版」をキリンビールマーケティング営業担当が手づくり。
さらには駅から工場に向かう道すがら見かけたキリンビールの旗を「キリンビールマーケティングの営業と協力して、工場の従業員が総出で飾り付けた」というから驚きだ。


 手の込んだ生麦版マップ。とても「手づくり」とは思えない!

ほかにも、営業担当の立脇(たてわき)さんと工場長や従業員の皆さんが生麦商店街を一緒に回り、ポスターを貼ったりマップやチラシを配ったり・・・



 社員同士で誘い合い、地元・生麦の飲食店で「横浜づくり」を味わっているという


「“横浜づくり”をきっかけに、地元・生麦、そして横浜への想いや、感謝が強くなったように思う」と声をそろえたお二人。「ぜひ、地元の工場からお届けする、地元ならではのビールを味わってほしい!」という。その言葉にも横浜への熱い想いを感じる。