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京急線能見台駅近くの線路沿いに建つレンガ造りの壁の正体とは?

ココがキニナル!

能見台駅から横浜高校へ向かい歩き、さらに線路沿いを歩くと、レンガの壁の残骸?みたいなものがあります。線路下がガードになっていて、国道16号へ抜けるところです。何かの跡でしょうか?(こすけさん)

はまれぽ調査結果!

レンガ積みの壁ではなく、ブロックの壁にレンガ風タイルを貼ったもの。レンガ風にしたのは景観上の理由などで当時の工法により作られた可能性がある

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ライター:小方 サダオ

線路沿いに突然現れるレンガの壁?



金沢区には京急本線の線路沿いにレンガの壁が残された場所があるというが、歴史的な建物の痕跡か何かなのだろうか。
 


投稿にあった写真

 
まずは、現地に行って確かめてみた。
 


投稿の壁がある場所(青矢印)(Googlemapより)

 
横浜と横須賀を結ぶ国道16号線に沿うように、金沢区の一部には京急本線が通っている。
京急線能見台駅前から線路沿いの道を横浜高等学校に向かって北上すると、線路側に赤レンガが目立つ壁が姿を現す。
 


能見台駅前


横浜高等学校(左)と線路の間の道路


赤レンガの壁が立っている

 
線路際と車道の間に、10数メートルにわたって二連の壁が並んでいる。壁の奥行は50cmほどと分厚く頑丈な印象。また車道側は一直線ではなく、真ん中の壁が両側の壁より少し前方に凸型(とつがた)に出た形で並んでいるのが特徴的だ。
飛び出ている壁の側面は車がぶつからないようにするため警戒色のシートが張られている。
 


車道側の壁は真ん中が前方に出ている


真ん中の壁の両側に警戒色のシートが貼られている

 
キニナったのが、壁は上部が赤レンガになっているが、線路際のものは両端の壁だけが赤レンガになっていて、中側の壁の上部は白いブロックになっている点である。これはなぜだろうか。
 


線路際の壁は両端だけが赤レンガだ


中側の壁はブロックになっている


車道側の壁の裏側もブロックだ

 
壁と壁の間はスロープと階段になっていて、その先は線路の下をくぐる地下道になっている。地下道の向こう側は国道16号線が走っていた。
国道16号線側には先ほどのような壁はないようだ。
 


1980(昭和55)年に作られた「おおさき地下道」


線路をくぐる地下道になっている


こちらには先ほどの壁はない


交通量の多い国道16号線

 
投稿の壁の前に戻り、周りを見渡すが、この目立つ赤レンガの壁と関連しそうな建物などないので、この地下道に関係した壁である可能性が高そうだ。
 


周りには住宅地が広がっている

 
地下道の表示に「京急鉄建工業」とあったため、この壁に関して京浜急行電鉄に伺うことにした。