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辛すぎるのにうまい! 激辛ラーメンを提供する戸塚の2店舗に突撃!

ココがキニナル!

激辛ラーメン食べられるお店教えて、でもニンニク少な目のを探しています(ななここさん)

はまれぽ調査結果!

はまれぽきっての辛党が突撃! 花木蘭の「マーラーメン5辛」と桜花亭の「特製激辛辣香麺(げきかららーしゃんめん)」を完食

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ライター:カメイアコ

「辛いものは、割と好きです」

と、打ち合わせの際に何気なく発した言葉によって、「横浜市で食べられる激辛ラーメンを探せ」というキニナルを振られた。

 

はまれぽでは、よく激辛チャレンジやっているよね
 

辛いものが好きというだけなので、「こんなものをあれだけ食べた」、という武勇伝は持っていない。安請け合いしてしまったか・・・。
ただ話を聞けば、同行予定の編集部・オビナタは、大の辛党だというではないか。辛いタンメンで有名なラーメン店の常連だったこともあるので、何かあったら全部任せれば良いか、そうしよ。

しかし、この企画を進めるうちに、ライター・カメイの新たな一面を垣間見ようとは、この時、誰も、本人ですら知る由もなかった。



激辛ラーメンを食べられる店を探せ! ~調査前日~

今回は、ニンニク少なめという読者からの要望もあり、豚骨系やガッツリ系は調査から外し、中華料理の山椒や唐辛子で辛みを出しているお店に注目。そして、単に辛さに体当たりチャレンジというよりは、「激辛、でもおいしい」という病みつき系の一杯を探したい。

リサーチをしていると、以前はまれぽで取材したことのある「花木蘭(ファ・ムーラン)」さんが、戸塚で一番辛い!? というラーメンを完成させたとブログで発表しているではないか。
なんでも、前述した某激辛タンメンの店で、一番辛い「辛すぎてシロクマも凍りつくレベル」のラーメンが大好きな常連さんが、ようやく納得した辛さなのだとか。

この店をラスボスとすることにして、もう一店舗探すと、同じく戸塚駅に「特製激辛辣香麺(とくせいげきかららーしゃんめん)」なる唐辛子の赤色が鮮明すぎて、むしろ黒色と錯覚するほど見るからに辛いラーメンを提供するお店を発見。名前もすごく辛そう・・・。これで役者はそろったぞ、と。

明日に備えて、前日は酒類など刺激物を避けて、早めに就寝した。



激辛ラーメンと対峙! 戸塚駅へ向かう



最初に伺ったのは、戸塚駅から徒歩15分ほどの住宅街にある中華料理店。

 

2016(平成28)年4月にオープンした桜花亭(おうかてい)である
 

オーナーの桜井佑一郎(さくらい・ゆういちろう)さんは、高校卒業後に崎陽軒に入社。四川飯店、目黒雅叙園、トゥーランドッド、筑紫楼と名だたるレストランで腕を振るった経歴の持ち主だ。

 

厨房の迫力に憧れて、中華料理の道へ
 

「高校を卒業し、大きな火力に立ち向かう中華料理のコックに憧れて崎陽軒に入社しました。しかし、当時コックの人数が多くて、1年待ってほしいとホールの仕事を任されるようになりました。若かったので納得できなかったこともあり、当時お客様でいらしていたとある飲食店のオーナーさんに相談したところ『そんなにやりたいなら紹介してあげるよ』と言っていただき、四川飯店で修行することになりました」と当時を振り返る。

当時は、「見て覚えろ」という職人世界で、先輩コックの技術をじっと見てはメモをとって覚える、の繰り返し。厳しい修行を乗り越え、その輝かしい経歴を着実に歩んでいった。

 

やっと築いた「自分の城」
 

「主任、副料理長を経験し、大きな店で料理長になるという夢も果たせました。そうなると、やはり最終的には自分の城(店)を持ちたいと思うようになり、知り合いの多い戸塚に店を作りました」

これまでの経験、作ってきた味をそのまま出すのではなく、地域に住んでいる人がどんな味を求め、好んでくれるかを一から考察し、メニューはすべて桜花亭でしか食べられないものを提供している。なんていうか物凄く羨ましいよ、戸塚のみなさん

 

そんな同店で食べられる激辛ラーメンとは、どのような一杯なのか
 

ご紹介いただく「特製激辛辣香麺」は、手作りのラー油を辛さのベースにする。

 

辛さの肝になる辣(ラー)油
 

一般的な辣油の作り方とは一線を画し、「辛い、でも箸が止まらない絶対的な美味しさ」を実現する。目にパチパチくる辛さではなく、じわりと滲むような、香ばしく、濃密な刺激だ。

 

特製激辛辣香麺(900円)
 

麺は橋爪製麺のものを使用し、スープとよく絡む細麺だ。「温かいうちに食べて」との言葉に甘え、すぐに実食させていただいた。

 

いただきます

  


「どうですか・・・?」 と編・オビナタが感想を求める
 

衝撃的に旨辛い!!
 

単調になりがちな激辛というジャンルで、その辛さを押しのけるように素材の旨味が前面に出てきている。
「辛い、でも箸が進んでしまう」、という桜井さんの言葉通り、この一杯に甘味、塩味、酸味、苦味、旨味の五味が複雑に絡み合っているかのように、強烈な刺激に負けない濃密なコクを感じられるのだ。

 

刻みネギと粗びきの豚ひき肉、ご飯が欲しくなる!!
 

特製のスープと中国しょうゆをベースに、ヤーツァイという中国の漬物と豚ひき肉をしっかり炒め合わせることで、味に奥行きを持たせる。ヤーツァイの塩味と漬物特有の香りとうまみが豚肉の甘い脂と相まって、食欲が一層掻き立てられる。

 

病みつき、とは、この一杯のためにあるのでは!?
 

唐辛子が丸ごと何本も入っている
 

一応、食べてみる
 

からー!!!!!
 

水、みず
 

「唐辛子はさすがに食べる人はいません」とのこと。そりゃそうですよね・・・。

辛さに強い2人にとっては、「旨辛」だったので、スープも1滴残らず飲み干した。
たぶん、一般的には結構辛いと感じるはずだが、何よりも旨味が本当に強いので、食べやすい激辛と言えるだろう。唐辛子が何本も入っていたのに、辛いものをこんなに食べやすくさせるのは、やはり桜井さんの腕が超越しているのだと感じた。

ちなみに看板メニューは、「よだれどり(1000円)」。次に来た時はあれを食べよう、と無意識に次のことを想像していた。

 
戸塚で一番辛い!? というラーメンを実食!