新規開店! オープンしたての2店舗で最新の家系ラーメン事情を調査
ココがキニナル!
多くの店舗がしのぎを削る家系ラーメン。そんな中でも新規開店する店舗は多い。いったいどんな味や特徴で勝負しようとしているのか? ということで今回は鶴見区の「麺屋 伊新」と戸塚区の「麺's浜太郎」をご紹介
ライター:はまれぽ編集部
麺屋 伊新
最初に伺ったのは、JR京浜東北線鶴見駅、京急本線京急鶴見駅より徒歩3分ほど。駅前のバスロータリーから入った路地沿いに店舗を構える「麺屋 伊新(めんや・いしん:以下、伊新)」。オープンしたのは2017(平成29)年3月15日。この春に開店したばかりの新規店舗だ。
「麺屋 伊新」に到着
席数は11席。(カウンター7席)
ラーメンの種類が非常に豊富
券売機。平日限定の「ライスバー」がキニナル
取材に対応してくださったのは、店長の伊藤礼慈(いとう・れいじ)さんと奥様の友美子(ゆみこ)さん。お二人は同級生で共に鶴見出身だ。ちなみに友美子さんのお父さんがこの店のオーナーとのこと。
オープンまでの経緯をお伺いすると、伊藤夫妻の同級生が「介一家」の流れを組む「麺屋 だるま(以下、だるま)」の店主である土井さんという方で、その味にハマり、ほれ込んだオーナーが自らも出店を決意。
そして、店長として白羽の矢が立ったのが「介一家」、「めんりゅう」、「だるま」で修行を積んできた、生粋の家系ラーメン職人である店長の伊藤さんだった。
というわけで、以前の記事でお知らせした「取材方針」により「伊新」が「家系家系図」入りです。
店長の伊藤さん
お店の名前を書き込む
修行時のエピソードをお伺いすると「このお店を開店するまで働いていた『だるま』では、オーナーが同級生ということもあり、非常にフレンドリーに接してもらっていました。『伊新』をオープンするにあたっても多大な協力を受けています」と伊藤さん。
「だるま」と同じ丸山製麺の麺を使用している
辛さを選べるのも「介一家」、「だるま」からの伝統
おすすめのメニューは、「らーめん(790円)」に加え「魚介しょうゆらーめん(890円)」、「特製チャーシュー丼(390円)」、「ライスバー(平日限定ランチタイムのみ:120円)」とのことで、特に魚介しょうゆらーめんは大人気だという。
また、ライスバーはごはんが食べ放題になるだけでなく、刻みチャーシュー、刻みネギ、キムチ、お新香を自由にトッピングすることができる超お得なメニュー。
ライスバー
遠慮なくトッピングさせていただいた
実食レポート
実食するのは、この記事と同じ面々。今回は「らーめん」と「ライスバー」を試食せていただくことにした。
着丼
スープ
麺をリフトアップ
ライスバーでいろいろトッピングしたライス
それではいただきます!
編・大日方:ラーメンは、とてもすっきりしたスープだと思います。クセまったく感じないので、するすると食べ進めることができます。
マーコ氏:店長が修行してきたラーメン店と比べると「伊新」のスープのトロミ感は強いと思います。でも、スープが強いので相対的にしょうゆ味は薄めに感じられます。もうちょっとしょうゆ感は欲しいところ。
らーめんをいただきます
編・広瀬:私も、しょうゆの味があまり感じられませんでした。鶏油(チーユ)の味もどこ? という印象です。個人的にはハッキリとした味が好みなので、余計にそう感じたのかもしれません。
編・広瀬:ライスバーは、お得感が半端じゃないです! タレが少し甘めで好みの味でした。キムチをアクセントに、ネギとチャーシューを多めにいれて、お新香で口休めというバランスが個人的にいいと思います(チャーシュー4、ねぎ3、キムチ2、お新香1で、タレはちょっと多めに!)
編・大日方:腹ペコの学生さんだったら毎日通うレベルの神サービスですね。自分が学生の頃にこんなメニューがあったら通い詰めたでしょうね。好きなラーメンと一緒にガッツリと"飯をカッ喰らう"幸せって何物にも代えがたいですよね。
いろいろトッピングしたライス
マーコ氏:最近では家系ラーメン店で、ライスバーはそれほど珍しくなくなってきていますが、チャーシューやキムチなどをトッピングできるというのは新しいと思います。このようなサービスは今後ほかのお店にも広がるかもしれませんね。
実食を終え、店長に今後の夢について伺うと、「まずはこのお店を軌道に乗せて、ゆくゆくは新店舗も出店してみたいです。『だるま』とも協力しながら共に大きくなっていきたいです」と話してくれた。
店長と奥様をパチリ!
・鶏油(チーユ)の量 ★★
・しょうゆ感 ★★
・豚骨感 ★★
・麺 丸山製麺
(★=5つが最大)
・ライス 120円 大ライス 200円
・ライスバー(平日限定ランチタイム<午前11時~午後2時>のみ:120円)