なぜ横浜公園に北極星や北斗七星が!?
ココがキニナル!
横浜スタジアムを囲む横浜公園の出入り口に今年整備され直してから地面に変わったイルミが。北斗七星とカシオペア座に見えます。いったいどんな意味、というかなんでここにこれ?(mono_se さんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
中華街方面であることを示すために、中華街発展会からの提案があって造られたものだった!!
ライター:田中 大輔
北斗七星とカシオペヤ座は、ともにほぼ1年中日本から見られる星座。
どちらもすごく目立つ並びなので、天体に詳しくない人でも知っている有名どころだ。
そんな星座が、横浜公園の出入り口に埋め込まれているらしい。
いったい、横浜市あるいは横浜公園とどんな関係があるのだろうか。
昼はなんでもないタイルだけど・・・
そのイルミネーションがあるのは中華街側の出入り口で、関内駅から来ると一番遠い出入り口に当たる。さっそく現物を見てみようと、その場所を訪れてみたが・・・
昼間はただのタイル。奥には中華街の北門が見える
イルミの場所はこの位置にある
モザイクのタイルが貼られているが、夜空を地面に写した演出は見つからない。
ところが、このタイルをじーっと見ると、その中に丸いライトが埋め込まれているのに気付く。
本当に、よく見ないと分からないのだ。
ライトの並びを見てみると、確かに北斗七星とカシオペヤ座になっている。
もちろんこのイルミネーションが真価を発揮するのは、夜になってから。
辺りが暗くなるのを待って、改めてこの場所に来てみると・・・
夜になるとクッキリと地面に星が浮かび上がった!
なるほど確かに、カシオペヤ座と北斗七星が浮かび上がっている!
カシオペア座
北斗七星
青いライトの2つの星座の真ん中に、赤く光る星がひとつ。
どうやらこれは北極星を表しているようだ。
赤い星が北極星のようだ
では、なぜここに北の夜空を写し取ったのだろうか。
この場所が公園の北側にあるのかというと、そういうわけでもない。
通りがかった人に話を聞いてみても、「言われるまで気付かなかった」という人がほとんど。市や公園とこれらの星の関わりについても「まるで分からない」、「なにも心当たることがない」という答えばかりだった。
現地ではなんの手がかりも得られなかったので、市内の公園の管理をしている環境創造局に取材をお願いした。