着工したみなとみらいのコーエーテクモゲームス新社屋、現地の様子をレポート!
ココがキニナル!
みなとみらいのコーエーテクモゲームス新社屋が着工! その様子は?(はまれぽ編集部のキニナル)
はまれぽ調査結果!
コーエーテクモゲームス新本社が入る複合施設には、約2000人収容の「Zepp」新ホールなどが併設され、2020年1月竣工予定
ライター:はまれぽ編集部
現地の様子は?
以前はまれぽでもお伝えしたみなとみらい線の新高島駅周辺で進められている再開発計画。
かつてスーパーオートバックスなどの店舗があった地域は更地になった状態で、株式会社コーエーテクモゲームスの新社屋とライブハウス型のホール、ホテルが合わさった複合施設が建設される予定だ。
取り壊しが終わり、着工を待つ敷地(11月30日撮影)
そして12月1日、ついに建設工事が着工! 新たなホールなどはどのような施設になるのか。親会社であるコーエーテクモホールディングスに話を伺った。
新ホールは「Zepp」!
コーエーテクモゲームス新本社の完成予想図
まずキニナルのがライブハウス型ホールである「(仮称)KT Zepp Yokohama」。これは収容規模約2000人の施設となる予定で、ライブハウスとしてはかなり大きな規模だ。ここではどのような催しが行われるのだろう?
管轄するコーエーテクモホールディングス総務部に問い合わせると、「開催予定のイベントなどはお答えできませんが、新本社と合わせ、みなとみらいを『コンテンツエキスパンション戦略』の拠点と位置付けています」と回答があった。
同社が掲げるコンテンツエキスパンション戦略とは、IP(知的財産)を多方面に展開して商品力の向上や新たなファンを獲得する方針だという。
これまでも女性向けゲーム『ネオロマンス』や『金色のコルダ』シリーズなどに関連して、出演声優によるリアルイベントなどを展開している。今後も豊富なIPを生かし、国際文化都市であるみなとみらいから世界に向けてコンテンツを発信していく予定だという。
過去のイベントはパシフィコ横浜国立大ホールなどで行われている
また、コンサートホールなどの運営を手掛ける株式会社Zeppホールネットワークと業務連携を結ぶことから、外部のイベント開催も活発に行われることになりそうだ。
新ホテルは約230室
完成予想図で見ると、ホールは左側の低層部分に当たり、ほかの施設が直接上層に当たる形にはならず、騒音対策がされているようだ。図の右側部分がコーエーテクモゲームスの本社となり、港北区日吉にある現在の社屋から約1600人の社員が移動する予定だ。
ひときわ目を引く中央部分がホテルとなる
そして、中央の高層部分に入居する予定なのが、株式会社東急ホテルズが運営する「東急REIホテル」。同社のみなとみらいエリアへの出店は、横浜ベイホテル東急に続き2ヶ所目だ。前述の「KT Zepp Yokohama」でのイベント出演者や来場者などの利用を見込み、オリジナルの宿泊プランなどに取り組む方針だという。
隣接する敷地では資生堂の新研究所の建設も進んでいた
横浜駅周辺はグローバル企業が多く、神奈川大学の新キャンパスの建設なども予定している。国内外からの観光客需要も見込めることから、今後も宿泊施設は求められる傾向にあるようだ。
取材を終えて
今回着工した複合施設が完成するのは2020年1月の予定。東京オリンピックの開催予定の年でもあり、日本全体が国際的に注目を集めるタイミングでもある。
一方で、みなとみらい地域では株式会社ぴあの音楽アリーナなど、複数のホール施設が竣工予定。施設間の競合や住み分け、地域に与える影響についてもキニナルところだ。
はまれぽ編集部では今後も各開発の状況を追い、完成を見守っていきたい。
―終わり―
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ドピュッと一発さん
2017年12月02日 01時44分
資生堂は隣接してなくね?